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12月 全校朝会

当たり前のことを当たり前に 

 先週行われた持久走大会では、体調不良の子を除きすべての参加者が完走することができました。開会式でも話したとおり、持久走は自分との闘いです。皆さんは、どんなに苦しくてもあきらめなかった。最後まで粘り強くやり通した。そんな皆さんの姿から、校長先生はたくさんの感動をもらいました。

「ブラボー、みんなブラボー、新郷南小学校ブラボー」

 さて、いよいよ12月に入り、2学期も残すところ、学校に来る日は今日を入れてあと14日間となりました。12月は、勉強も生活もまとめの月です。今日は生活のまとめについてお話をします。皆さんは、生活のまとめって何をすることだと思いますか?答えは最後に出てくるので、考えながら聞いてください。

  サッカーのワールドカップでは、日本代表が大活躍をしました。試合に勝ったり負けたりすることは、もちろん楽しみの一つですが、校長先生は、試合以外のところに注目しました。

  日本の選手は使用したロッカールームをきれいに整理し、日本人サポーターは試合後の観客席のゴミ拾いをしていたことが世界でも話題となっています。試合に勝って気分がいいときだけでなく、試合に負けて悔しい思いをしているときも、他の国同士の試合の後でも、いつでも同じように行動していたということが大切なポイントです。 

 あるサポーターは「私たちは日本人です。ゴミを残すことはしません。この場所にリスペクトを持っている。」と話したそうです。世界では、公共の場所を使ったあとに自分たちで掃除をすることはほとんど見られません。

 しかし、日本では、日頃から自分たちの使った場所は自分たちで掃除をすることが当たり前であり、使わせてもらうことへの「感謝」の形として心と体に染み込んでいます。当たり前のことを当たり前にしているだけなのです。

  新郷南小学校でも、掃除の時間に校舎を回っていると、皆さんが当たり前のように一生懸命掃除をしてくれています。だから、校舎がいつもきれいに保たれているのです。

 12月の生活のまとめの話に戻りますが、「生活のまとめ」の答えは「当たり前のことを当たり前に行う」ということです。掃除に限らず、挨拶や係の仕事、友達と仲良くすることなど、2学期を振り返ってみましょう。自分のやるべきことを自分でしっかり行うことの積み重ね(努力のつぼ)が最後に必ず自分自身の力となって返ってきます。

 あと14日間、勉強も生活もしっかりまとめを行い、気持ちよく年末を迎えられるよう、みんなでがんばっていきましょう!