本校は、昭和46年に開校し、今年度は開校52年目を迎えました。
今年度もこれまでの伝統を受け継ぎ、「夢をはぐくみ 学びを拡げ 未来にはばたく 南っ子の育成」をキャッチフレーズに教育活動に取り組んでまいります。
令和3年度からは、学校運営協議会を設置する学校(いわゆるコミュニティ・スクール)として、新たな一歩を踏み出しました。これまで以上に地域の皆様との連携を深め、地域とともに学校が発展していくことを目標に取り組みを進めてまいります。
皆様のご理解とご支援をよろしくお願い申し上げます。
校長あいさつ
10月の朝会「芸術の秋 読書の秋」
今日はまず悲しいお知らせを一つします。みんながかわいがっていたうさぎの「とんがり」が先日亡くなりました。飼育委員会の皆さんが毎日一生懸命世話をして、かわいがってくれていたのでとても残念です。学校にはあと3羽のうさぎさんがいます。これからも、みんなでかわいがってあげてほしいと思います。
さて、先月の始業式に「文武両道」のお話をしたことを覚えていますか?勉強も運動も得意も苦手も全力でがんばって、いっぱい失敗することが大切なんですよ、というお話でした。今日は文武両道の「文」に関係するお話を2つします。
1つ目のお話です。皆さんは、「芸術の秋」という言葉を聞いたことがありますか?秋は、気候も涼しくなり、様々なことにより集中して取り組むことができる季節です。学校では今月20日、21日に音楽会があります。校長先生が校舎を回っていると、授業中だけでなく、休み時間にもみなさんが一生懸命練習している楽器の音色が聞こえてきます。
そうした姿を見ると校長先生は「努力のつぼ」を思い出します。久しぶりの「努力のつぼ」の登場ですね。「努力のつぼ」とは、毎日少しずつ努力している成果は、すぐには目に見えないほどだけど、その努力は少しずつ蓄えられ、いつか必ずツボからあふれ出し、目に見える形となる、というお話です。
まだ、なかなかうまく演奏できていない子は練習あるのみです。演奏に自信のある子も、練習をおろそかにしたら、そこで成長は止まってしまいます。新郷南小学校の皆さんの努力が、本番の音楽会であふれ出すことを楽しみにしています。
2つ目のお話です。「読書の秋」という言葉を知っていますか?秋は読書をするにもとてもいい季節です。皆さんは、毎日学校に通って勉強したり、習い事をしたりして、現実の世界の中で様々なことを学んでいますよね。それはとても大切なことです。
しかし、本の世界には、現実とは違う広い広い世界が広がっているのです。本の世界では、決して普段の生活では経験することができないワクワクする経験ができたり、今まで気づかなかった自分に気づいたりすることがあります。
もし、まだ本の世界を味わえていない人がいたら、この秋は、新しい世界に飛び込んでみてはいかがでしょうか。運命の本と出会い、続きが読みたくて仕方がなくなったら、それはもう本の世界に入り込んだ証拠です。ゲームやテレビとは違った楽しさを一人でも多くの子に味わってもらいたいと思います。皆さんが自分の世界を広げる一歩を踏み出せることを校長先生は楽しみにしています。
ちなみに、4月から9月までの半年間の図書室の本の貸し出し冊数は、8156冊です。昨年、おととしと達成できなかった年間目標15000冊の半分を超えました。これからもたくさんの本に親しんで、皆さんが本といい出会いができるのを楽しみにしています。
2学期始業式
文武両道
長い夏休みが終わり、今日からいよいよ2学期が始まりました。もしかしたら、今日は朝起きるのがつらくて学校に来るのが大変だった人もいるかと思います。そんな人も安心してください。友達と遊んだり、先生と一緒に勉強したりして、少しずつ、ゆっくりと、自分のペースで学校の生活に心と体を慣らしていきましょう。
さて、始業式のお話は「文武両道」です。簡単に言うと「文」は勉強、「武」は運動、「両道」は勉強も運動も両方とも優れている、という意味です。皆さんには、新郷南小の目指す文武両道を聞いてほしいと思います。
2学期と言えば、いろいろな行事が予定されていますが、まずは10月に「音楽会」があります。音楽は文武で言えば「文」の方ですね。そして11月には「持久走大会」があります。持久走大会は文武で言えば「武」の方ですね。それでは、両方とも優れていれば「文武両道」なのでしょうか。
音楽が得意な人もいれば、苦手な人もいます。持久走が得意な人もいれば、苦手な人もいます。また、勉強が得意な人もいれば、苦手な人もいます。運動が得意な人もいれば、苦手な人もいます。皆さんはスーパーマンではないので、苦手があったり得意があったりするのが当たり前です。
新郷南小の目指す文武両道とは、苦手も得意も 「全力で 失敗しよう!」ということです。勉強が苦手だから宿題はやらない、とか、運動は嫌いだから練習しない、そんなことをしていたらどうなるでしょうか?苦手や嫌いなことにも、チャレンジするから失敗があります。何度も何度も失敗し、そこからまた起き上がるときに人は成長するのです。
校長先生が皆さんに願うことは、運動も勉強も何でも優秀な人になることではありません。運動も勉強も何でも全力で取り組む人になってほしいということなのです。これが新郷南小の目指す「文武両道」です。皆さん、二学期は新郷南小の目指す「文武両道」を全員で目指してみようではありませんか。
1学期 終業式 「たいへんよくできました」
今日で1学期が終わります。明日からは皆さんが楽しみにしていた夏休みです。42日間という長い期間の休みですので、普段学校ではできないような体験やチャレンジをたくさんしてほしいと思います。
さて、今日は1学期最後の日ですので、このあと担任の先生から通知票をもらいます。その前に、1学期を振り返り、校長先生から皆さんにどうしても伝えておきたいことがありますので、よく聞いてください。
5月の朝会で、自分なりの精一杯の「100%のあいさつ」を目指してほしいと話しました。それから3カ月間、皆さんのあいさつはどうだったでしょうか?校長先生から見た皆さんのあいさつを評価したいと思います。「はなまる」です。通知票でいうと、「たいへんよくできました」です。4月当初と比べ、明らかに気持ちのいいあいさつができるようになりました。
最近は、校長先生があいさつをする前に、皆さんの方から元気よくあいさつをしてくれることが増えてきました。しかも、「校長先生、おはようございます」と、名前を付けてあいさつをしてくれるのです。皆さんの気持ちのいいあいさつを聞くと、「今日も一日がんばろう!」とやる気が出てきます。校長先生は、「気持ちのいいあいさつができる人に悪い人はいない」と信じています。
明日からの夏休みは、特に交通事故やケガ、病気に気を付けてください。2学期にまた元気な皆さんと会えるのを楽しみにしています。そして、皆さんとまた元気なあいさつを交わすことができることを心の底から楽しみにしています。それでは皆さん、楽しい夏休みを過ごしてください。
7月朝会
1学期を振り返り
今月は7月、いよいよ1学期も最後の月になりました。皆さん、1学期はどうでしたか?今日はみんなで1学期を振り返ってみたいと思います。
4月の始業式の日、校長先生が今年の合言葉を発表したのを覚えていますか?(1年生はまだ入学前だったので初めて聞く内容です。)それは、「たくさん失敗しよう!」です。「わざと失敗しよう」という意味ではありません。たくさんのことにチャレンジして、一生懸命に考えて、たくさん悩んで、その結果「たくさん失敗する」ことに意味があるということでしたね。今年1年、勉強や運動など、様々なことにチャレンジし、たくさん失敗しましょう!というお話でした。
さて、皆さんはどんなチャレンジをしましたか?大きな行事では「運動会」がありました。応援団にチャレンジしたり、リレーのアンカーにチャレンジしたり、表現運動にみんなで力を合わせてチャレンジしたりしたのではないでしょうか。
それ以外にも、硬筆展覧会に向けて何度も何度も清書を書き直したり、プールで泳げるように一生懸命練習したり、シャトルランで体力の限界まで走ったりした人もいるのではないでしょうか。どれも素晴らしいチャレンジです。
でも、チャレンジはこのような行事のときだけにするものではありません。むしろ毎日の生活の中のチャレンジが一番大切だと言えます。例えば、毎日の係活動や当番活動を忘れずに、さぼらずに行うことも一つのチャレンジです。これは、自分の弱さに負けずに一つのことに責任をもって取り組むチャレンジです。
校長先生は、毎日の生活の中で、皆さんに特に大切にしてもらいたい失敗があります。それは「友達との失敗」です。友達と喧嘩したり、いじわるを言ってしまったりすることがあると思います。そんなときは、自分の悪いところを認め、自分から謝る勇気をもち、仲直りする勇気をもって行動してほしいのです。それこそ正に「チャレンジ」なのではないでしょうか。友達とのことは、誰もが悩むことですが、友達を大切に思う気持ちがあれば、きっと乗り越えられるはずです。
1学期はあと3週間しかありませんが、見方を変えれば、あと3週間もあります。1学期にやり残したチャレンジがある人は、残りの3週間でたくさんチャレンジしてください。2学期も3学期も、たくさんの失敗を経験し、その失敗を次に生かし、皆さんが一歩一歩成長していく姿を楽しみにしています。
6月朝会
1学期も早いものでもう半分が終わり折り返しの時期になりました。友達とは仲良く過ごしていますか?中には、友達とけんかをしたり、悪口を言われたりして、嫌な思いをしている人がいるのではないでしょうか。今日は「いじめ」についてお話をします。
人は、「自分は正しい」と思い込み、相手の方が「間違っている」と思い込んでしまうことがあります。その結果、偏った物の見方や間違った物の見方をしてしまうことがあります。それが「けんか」や「悪口」になり、「いじわる」につながり、最後は「いじめ」につながっていきます。
それでは、いじめをなくすためにはどうすればいいと思いますか?(考える)ヒントはある有名な詩に隠されている気がします。紹介します。
「 私と小鳥と鈴と 」 金子みすゞ
私が両手をひろげても、
お空はちっとも飛べないが
飛べる小鳥は私のように、
地面を速くは走れない。
私がからだをゆすっても、
きれいな音は出ないけど、
あの鳴る鈴は私のように
たくさんな唄は知らないよ。
鈴と、小鳥と、それから私、
みんなちがって、みんないい。
一人ひとりが自分と相手の違いを認め、違うことが当たり前だということを知る。そして、一人ひとりが相手の存在や考え方を大切にして、相手の心を傷つけるようなことはしない、言わない。一人ひとりが自分らしく生き生きと生きるためのキーワードは、「みんなちがって みんないい」です。
新郷南小学校を、いじめゼロの学校にするために、みんなで仲良く過ごしましょう!
5月朝礼
100%のあいさつ
新しい学年に進級してから約1か月が経ちました。1年生は入学してから1か月が経ちましたが、新しいクラスや生活には慣れましたか。自分のペースであわてずゆっくりと慣れていきましょう。
さて、新しい生活を気持ちよく過ごすために、皆さんに大切にしてもらいたいことをお話します。それは、「あいさつ」です。理由はシンプルです。先生方も友達も、大人も子供も、さわやかなあいさつは、みんながとてもうれしい気持ちになるからです。
この1か月間、皆さんは、とても気持ちのいいあいさつをたくさんしてくれました。ただの「おはようございます」「こんにちは」ではなく、「校長先生おはようございます」「〇〇先生こんにちは」と相手の名前を呼んで挨拶をしてくれる人がとても多くて、名前を呼ばれると、校長先生はとてもとてもうれしい気持ちになります。
ここで皆さんに考えてもらいます。目を閉じてください。この1か月間を振り返り、自分のあいさつ力に点数を付けつけるとしたら、100点満点中、何点ぐらいか心の中で考えてみてください。
目を開けてください。今、皆さんに点数を付けてもらいましたが、あいさつに点数を付けるのはあまりよくないですね。人それぞれの個性があるので、100点を目指すのではなく、100%のあいさつを目指してほしいのです。100%のあいさつとは、自分なりの精一杯の声を相手に届けることです。人と比べる必要はありません。
ポイントは、少しの勇気です。あいさつをすることは、何となく恥ずかしいときがあるかもしれません。でも、勇気をもってあいさつができたなら、相手も自分も清々しい気持ちになり、あいさつしてよかったなと思えるはずです。
先日、この4月に来たばかりの先生からこんなことを言われました。「新郷南小の子供たちはみんな素直で元気なあいさつができますね。15年間いろいろな学校で働いてきて、こんな気持ちのいい学校は初めてです。」最高の誉め言葉をいただき、校長先生はうれしくて泣いちゃいそうでした。
皆さんなら、「100%のあいさつ」きっと続けられるはずです。これからも、学校の先生や友達だけでなく、家のお父さん、お母さんにも、地域のおじさん、おばさんにも、皆さんのあいさつで、たくさんの人に元気を与えてください。
令和5年度 第1学期始業式
本日、令和5年度がスタートしました。新1年生78名を迎え、全校児童509名、20学級でのスタートです。
いよいよ新しい年のスタートですね。皆さんも今日から始まる新しい学年のスタートにワクワク、ドキドキ、そしてやる気に満ち溢れていると思います。そこで、今年の新郷南小の合言葉を発表します。それは、「たくさん失敗しよう!」です。「えっ、校長先生、なんで失敗なの?」と思うかもしれませんね。皆さんは、いつも失敗しないように、失敗しないように一生懸命がんばっているのですから、当たり前ですよね。
校長先生が言っているのは、「わざと失敗しよう」という意味ではありません。たくさんのことにチャレンジして、一生懸命に考えて、たくさん悩んで、その結果「たくさん失敗する」ことに意味があるということです。
例えば、授業中は、たくさん悩んでほしいのです。困ってほしいのです。友達とたくさん話し合ってほしいのです。「あーでもない、こーでもない」と何度失敗しても繰り返しがんばろうとすることに価値があるのです。繰り返し努力することの大切さは、昨年度何度もお話した「努力のつぼ」を思い出してください。このことは今年もこれからの人生においてもずっと変わりありません。
話を授業中の話に戻します。正しい答えや、すばらしい結果をすぐに出す必要はありません。だって皆さんは、わからないことを考えたり、できないことをできるようにしたりするために学校にきているのですから。だから、間違えることも失敗することも何も恥ずかしいことではありません。
逆に、失敗を恐れて何もチャレンジしないのは少し寂しいことですね。チャレンジがなければ確かに失敗もしなくてすむかもしれませんが、皆さんの成長にはつながりません。たくさん失敗するためには、たくさんチャレンジすることが必要なのです。
今年1年、勉強や運動など、様々なことにチャレンジし、たくさん失敗しましょう!みなさんの積極的な失敗を楽しみにしています。
令和4年度 修了式
今日は、3年ぶりにこの体育館に全校児童が集まっての修了式となります。コロナ前までは当たり前の光景でしたが、何だかとても新鮮な気持ちがしませんか。1年生から3年生までの皆さんは、初めてのことだと思います。私は、全校児童がこうして集まり、皆さんと顔と顔を合わせて話ができることが、とってもうれしいです。
修了式の話をする前に、昨日のことをお話します。昨日、学校全体で、来年度のために机・椅子の大移動をしました。全校の皆さんも協力してくれましたが、特に4年生と5年生は、校舎の1階から4階まで何度も何度も往復し、汗びっしょりになって、一生懸命自分の役割を果たしてくれました。その姿からは、学校や人の役に立つことに誇りや喜びを感じ、これから学校の中心となってがんばろうという頼もしさを感じました。皆さん、ありがとう!
さて、ここから、修了式のお話をします。本日をもって、令和4年度のすべての学習を終了します。今日は、皆さんが1年間の学校生活を振り返る大切な節目の日です。振り返るということは、「これまでの自分」と「これからの自分」について、しっかりと考えることです。今日は、「これまでの自分」と「これからの自分」の2つの話をします。
最初に、これまでの自分についてです。全員目を閉じてください。今年1年間を頭のなかで振り返ってみます。自分自身がどんなことにがんばれたか想像してみてください。ここで大切なのは、できたかできなかったかという結果ではなく、何に努力できたかということを思い浮かべてください。
まず、勉強について、努力したことは何ですか?
次に、生活について、努力したことは何ですか?
目を開けてください。今皆さんは1年間の振り返りをしました。がんばれたこともがんばれなかったこともあったと思います。今年度がんばれたことは、これからも続けてがんばりましょう。今年度がんばれなかったことは、次の学年でまたがんばればいいのです。
次に、これからの自分についてです。
卒業式の2日前、ある6年生からお手紙をいただきました。その一つにこんなことが書いてありましたので、皆さんに紹介したいと思います。私は、この手紙を読んで、とてもうれしい気持ちになりました。私が昨年の4月から朝会などで話していた「努力のつぼ」のことを覚えてくれていて、がんばってくれたことが何よりもうれしかったです。この手紙をくれた卒業生は、自分の夢に向かってこれからも努力をしていきたいと話してくれました。
皆さん、もう一度目を閉じてください。来年度の自分について想像してみましょう
・次の学年に進級したら、どんなことを努力したいですか?
皆さんが次の学年に進級してからもいろいろなことに挑戦し、これまでと同じように、これまで以上に努力を続けてほしいと思います。努力は決してうらぎりません。
それでは、4月10日の始業式、皆さんと元気に会えることを楽しみにしています。
3月 全校朝会
今年度もいよいよあと数日で終わります。皆さんはこの1年間を振り返ってみて、どんな1年間でしたか?心も体も大きく成長した1年間であったと思います。
さて、皆さんはたくさんの人に支えられて、大きく成長することができましたが、「ありがとう」という感謝の気持ちを伝えられていますか?または、誰かに伝えたいけれどなかなか伝えられていないということはありませんか?今日は「感謝」についてのお話をします。
ここでクイズです。「感謝」の反対語は何だと思いますか?答えは、「当たり前」です。「当たり前」だと思うことには、「感謝」の気持ちが生まれにくいものです。「感謝」というと、特別なことを思い浮かべるかもしれませんが、実は「当たり前」のことが当たり前にできることはとても幸せなことで、そのことに気づいて、感謝できる人になれたらいいなあと思います。
それでは、皆さんの生活の中で「当たり前」だと思うことにはどんなことがありますか?(少し考える)
・毎日ご飯を食べたり
・学校で勉強したり
・友達と遊んだり
など、様々な当たり前がありますね。これらのことは、当たり前すぎて毎日感謝の言葉を伝えることは難しいかもしれません。だからこそ、この3月は、これまでなかなか言い出せなかった「感謝」の気持ちを伝えるのにとてもいいタイミングと言えます。これまでお世話になった相手に「ありがとう」の言葉を声に出して伝えられたら、きっとお互いによりよい関係になること間違いなしです。
校長先生も、この場を借りて皆さんに感謝の気持ちを伝えたいと思います。毎日当たり前のように学校に登校してくれてありがとう。一生懸命勉強や運動に取り組んでくれてありがとう。友達と仲良く遊んでくれてありがとう!皆さんの笑顔が校長先生にとっては一番の喜びです。
そして、最後に、毎日朝早くから夜遅くまで、当たり前のように一生懸命仕事をしてくれている先生方、心の底から「ありがとう」。
2月 全校朝会
早いものでもう2月に入り、今年度も残り約2か月となりました。学校に来て、今の仲間と一緒に学ぶ日数はあと何日あると思いますか。今日を入れてあと32日です。6年生は30日です。そう考えると、残された日数はとても少なく、一日一日を大切に過ごさないといけないなあと感じませんか。
さて、校長先生は、先週5年生と6年生と一緒に社会科見学に行ってきました。5年生と6年生ともに、ルールとマナーが大変立派でした。新郷南小学校の高学年として、最高学年として、胸を張って見てもらえる、かっこいい姿でした。
今日は、その「ルール」と「マナー」についてお話します。そもそもルールとマナーの違いは何だと思いますか?皆さんに10秒考えてみてください。
ルールとは、学校生活や集団生活を、一人ひとりが安心・安全な生活を送るための「約束」です。もし一人ひとりが約束を守らず、自分勝手な行動をしていたら、学校も社会も大変なことになってしまいます。
マナーとは、学校生活や集団生活を、心豊かに過ごすための「人への思いやり」のことです。ルールと違うのは、人から決められてやるものではなく、人と人が気持ちよく過ごすために自分からやった方がいいものです。もし挨拶やお礼を一切しなかったり、挨拶をされても返事をしなかったりしたら、毎日とても嫌な気持ちになってしまいますね。校長先生は、このマナー(思いやりの心)がとても大切だと考えています。
皆さんは、小学校時代にルールやマナーを学び、思いやりの心を育てているところです。その心が行動となり、毎日の行動の積み重ねが一人ひとりの「人格」を作り上げていきます。
6年生はもうすぐ卒業です。1年生から5年生は進級します。これからさらにたくさんの人との出会いが待っています。人と人とをつなぐマナーについて、皆さん、心の中で振り返ってみましょう。今から5つの質問をします。全てできている人はマナー名人です。もしできていないことがあったとしても、気持ちがあれば必ずできるようになります。
1 家族に「おはよう」「こんにちは」「ありがとう」が言えている。
2 友達に「おはよう」「こんにちは」「ありがとう」が言えている。
3 先生に「おはよう」「こんにちは」「ありがとう」が言えている。
4 地域の方に「おはよう」「こんにちは」など気持ちのいい挨拶ができる。
5 挨拶やお礼を言われたら、誰に対しても返事ができる。
皆さんの行動は心の表れです。心は行動に移さなければ人に伝わりません。その心は、自分自身ばかりではなく、たくさんの大切な人々を幸せに導いてくれることでしょう。3学期の残された日数はとても少ないですが、一人ひとりが心と心を通わせ、一日一日を大切に過ごしてほしいと願っています。
【令和2年度 第3学期 修了式 校長式辞】
一年間の振り返りを
本日、令和2年度のすべての学習を終了します。思い起こせば、今年度のスタートは6月1日でした。はじめは分散登校でした。通常授業が始まったのは6月15日からでした。始業式の日に校長先生がどんなことを話したのか覚えていますか。コロナウイルス感染症対策として、「3密」を避けること、手洗い・消毒、健康観察の3点についての話でした。あれから10か月が経ちましたが、引き続き感染対策をしなければならない状況です。そして、この状況はまだしばらくの間は続きそうです。
そのような中でも、新郷南小学校は「夢をはぐくみ学びを拡げ未来にはばたく南っ子」のキャッチフレーズのもと、様々な挑戦をしてきました。児童の皆さんは、心の中で、今年一年間でどのようなことができるようになったのか、どのような貴重な経験ができたのか、どのような感動があったのかを確認しましょう。
私がこの一年間を振り返って、嬉しかったことをお話しします。
1 皆さんがたくさんの本に親しみました。図書室の貸し出した本の数が1万3000冊を超えました。
2 皆さんが運動に親しみました。新郷オリンピック2020や川口市ふれあいなわとび大会でたくさん良い成績をあげました。
3 皆さんが健康に過ごしました。感染症対策をしっかり行いました。むし歯になった人もとても少なくなりました。
4 皆さんの挨拶の声が大きくなりました。廊下で会ったとき「こんにちは」という明るく元気な挨拶が響き渡りました。
5 皆さんが安全に過ごしました。大きな交通事故や、不審者事件などに巻き込まれずに安全に生活することができました。
新年度は新たなめあてをもって、さらに成長する一年にしていきましょう。そのために、春休みに心も体も、学習用具も新学年の準備をしっかりやりましょう。
それでは、4月8日が令和3年度の始業式です。皆さんと元気に会えることを楽しみにしています。
【3月 全校朝会 校長講話】
一歩一歩の積み重ねを
3月になり日差しが暖かく、春の訪れを感じる日が多くなってきました。今各地では梅の花がきれいに咲いています。河津桜も見頃を迎えているようです。春の訪れとともに、今年度の終わりも近づいてきました。今の学級で過ごす日々はあと18日です。6年生は卒業まで16日です。一日一日を大切に過ごしましょう。
さて、今月のお話です。10年前の平成23年3月11日に、大きな地震がありました。地震の規模を表すマグニチュードは9.0、最大震度は7.日本周辺における観測史上最大の地震でした。その後、大規模な津波が発生し、約2万2千人余りの人が亡くなったり、行方が分からなくなったりしました。この災害を「東日本大震災」といいます。津波の高さは10メートルを超えたといいますから、新郷南小学校の3階部分まで達したということになります。街が津波に飲み込まれ、多くの家が倒壊し、水道も電気も止まりました。被災地の方々の努力と、被災地を支える多くの方々の力によって、この10年で復興が進みました。今なお避難生活をされている方もいらっしゃいますが、各地で新しい街のかたちも見えてきたようです。
皆さんに想像してほしいことは、被災地の方々が、希望を捨てずに力を合わせて復興への道のりを歩んできたことです。そうして、そういった人々を支え、応援した人々がたくさんいたということです。被災当時、この先どうなるか全くわからず、不安しかなかったあの日から、一歩ずつの歩みを重ね、今日を迎えているということです。
いま私たちは、コロナウイルスと闘っています。この闘いもいつ終わるのか先が見えません。やりたいことができなかったり、楽しみにしていたことを我慢したりしなければなりません。でも、今を一歩一歩頑張り続けることで、いつかこの闘いを終わることができるはずです。
3月15日から「しんニャン大アート展」を開催します。新郷南小で初めて行う大作品展です。私もこれほど大規模な作品展は初めてです。今年度の締めくくりにみんなの力で成功させましょう。
【2月 全校朝会 校長講話】
健康な生活のために
今日は節分です。例年であれば、2月3日が節分で2月4日が立春なのですが、今年は2月2日が節分で、2月3日が立春なのです。これは、124年ぶりのことだそうです。
さて、今日は「健康」についてお話をします。皆さんは健康ですか。それでは「なぜ健康なのですか。又は、なぜ健康ではないのですか」
病気をしていないから健康だという人が多いのではないでしょうか。あるいは、けがをしていないから健康だという人も多いのではないでしょうか。ここで少し考えてみます。パラリンピックに出場するような人は、足が動かなかったり、目が見えなかったりします。そのような選手たちは健康ではないのでしょうか。そのようなことはありませんね。十分に健康ですし、もしかしたら私たちよりも充実した日々を送っているのかもしれません。つまり、健康とは体が不自由なく動くということだけではないということです。
高学年になると、体育の学習の中で「健康」について学びます。その中で健康については次のように定義されています。「健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます。(日本WHO協会)」少しわかりやすくすると、体も元気、心も元気、友達とも仲良しということです。すべてが満たされた状態というのはとらえ方が難しいのですが、「前向きに取り組める状態」と言い換えることができそうです。
次に大切なことは、健康は待っていてもだめだということです。自分から健康になる努力をすることが大切です。「早寝、早起き、朝ごはん、朝うんち」や手洗い、うがいをすること、元気に外で遊ぶこと、残さずに給食を食べることなど、日々の生活の中で取り組むことはたくさんあります。そういったことの積み重ねが「健康」に生活する秘訣なのです。
健康であればこそ、楽しい学校生活がおくれます。コロナウイルス感染症対策を引き続き行いながら、健康で充実した学校生活をおくりましょう。
【令和2年度 第3学期始業式 校長式辞】
たくましく、助け合う
新年あけましておめでとうございます。今年も「夢をはぐくみ学びを拡げ未来にはばたく南っ子」のキャッチフレーズのとおり、頑張ってまいりましょう。
さて、昨日緊急事態宣言が発令されました。これからの学校生活に不安を感じている人も多いことでしょう。コロナウイルスを正しく恐れることが大切です。2学期は感染状況がある程度おさえられていたことから、学校生活の制限を少し緩めて、活動が充実するようにしてきました。3学期のスタートは、再び感染症対策を最大限に行う必要があります。よって、6月に学校を再開した時のように、多くの制限の中、学校生活をおくらなければなりません。今は全力でコロナウイルスと闘わなければなりません。当面の間、厳しい状況が続きますが、明るい春を迎えるために、力を合わせていきましょう。そして、闘うべきはウイルスです。いつ、だれがウイルスに感染するかはわかりません。感染した人を差別したり、悪口を言ったりすることは絶対に許しません。正しく恐れ、正しく予防して、このような状況でも充実した学校生活になるよう努力しましょう。
新年にあたり、新郷南小の校章についてのお話をします。皆さん良くしている通り、本校の校章は2枚のイチョウの葉でできています。学校ができたとき、イチョウの木を学校のシンボルとしました。その上で、校章のデザインを募集したそうです。多くの案の中から、今の校章に決まったそうです。イチョウは「たくましさ」を、2枚の葉は「助け合う子供」を表しているとのことです。「一人一人がたくましく、仲間同士は助け合う」そういう願いが込められています。
3学期は、「たくましさ と 助け合いの心」で困難を乗り越え、実り多い学期にしていきましょう。
【令和2年度 第2学期終業式 校長式辞】
50年前のなわとび検定に挑戦を
本日で、2学期が終了します。感染症対策をしながらの学校生活でした。運動会や音楽会が中止になりました。例年とは少し違う2学期でしたが、その分、新郷オリンピック2020やなわとび大会など新しいチャレンジもたくさんありました。しっかりとめあてをもって、充実した学校生活がおくれました。
今年は、新郷南小学校ができてから50年目の節目の年です。先日、校長室で学校ができたときの資料を探していたところ、大発見をしました。学校ができた年に全校児童が取り組んでいた「なわとび検定カード」です。当時の検定合格証も見つけました。今と違って、担当の先生が手書きしたものでした。とても感動したので、体育担当の佐藤先生にお願いして「開校50周年記念 冬休み特別企画 50年前の なわとび検定 に挑戦しよう」を用意してもらいました。今年の冬は、50年前の新郷南小の児童と思いを重ねて、なわとびに取り組んでみましょう。
少し話が変わりますが、私は小学生の時からバスケットボールをしていました。ジャンプ力をつけたくて、皆さんと同じように、一生懸命なわとびに取組みました。そうしたら、6年生の時にはダンクシュートができるようになりました。今年の冬は、なわとびで、体力づくりを頑張りましょう。
年末年始は、大掃除やお正月などがあります。新年を迎える節目の大切な行事です。また、家族と過ごす大事な時間です。家族の中での役割をしっかりと取り組んで、気持ちの良い新年を迎えましょう。
それでは、令和3年1月8日が3学期の始業式です。皆さんと元気に会えることを楽しみにしています。
【12月 全校朝会 校長講話】
新型コロナウイルスに打ち勝つために
12月になり、めっきり冬らしい気候になりました。そのような中、新型コロナウイルスの感染者が増えています。みんなで力を合わせて、新型コロナウイルスに打ち勝たなくてはなりません。今日はそのために大切なことを3つお話しします。
1つ目は、感染予防の取組をしっかり行うことです。基本的な感染予防は「マスクの着用、手洗いと消毒、密を避ける」です。これらのことを今まで以上にしっかりと取り組みましょう。さらにもう一つ、「換気」が大切です。気温が下がってきていますが、しっかり換気を行うことは集団感染を予防するためにはとても重要です。
2つ目は、規則正しい生活をすることです。規則正しい生活や適度な運動は免疫力を高めます。「免疫力」とは、自分の体がもっている病気と戦う力のことです。この免疫力を高めることは、感染症対策にはとても重要です。夜更かしなどはもってのほかです。「早寝、早起き、朝ご飯、朝うんち」は生活の基本です。しっかり取り組みましょう。さらに、もし体調が悪いと感じたときは、無理をせずに「勇気をもって学校を休むこと」もとても重要です。
3つ目は、やさしい心をもつことです。もし自分がコロナウイルスに感染したときのことを想像してみましょう。「周りの友達にうつしてしまっていないだろうか。」とか「友達から何か言われるのではないだろうか」などたくさん心配になってしまうでしょう。ウイルスとの戦いは見えない敵との戦いです。しっかり感染予防をしていても、どこからかウイルスが忍び寄ってきて感染してしまうかもしれません。いつ、だれが感染するかわからないのです。ですから、感染してしまった人に対して、優しい気持ちで接すること、元気になって安心して学校に来られるようにすることがとても重要なのです。私たちが戦っているのはウイルスであって、人ではないことを決して忘れてはいけません。みんなで力を合わせることが、今本当に求められていることをしっかりと心にとどめておきましょう。
2学期もあと残りわずかとなりました。新郷南小学校のみんなが、笑顔で新年を迎えることができるように、心を一つに頑張っていきましょう。
【11月 全校朝会 校長講話】
めあてにむかってチャレンジ
体育の学習や休み時間などに「なわとび」に取り組んでいて、とても良いことだと感じています。なぜかというと、「なわとび」に取り組むなら「今」だからです。人間の体力の発育・発達にはあるきまりがあるからです。筋力は高校生の時によく成長します。持久力は中学生です。小学生の皆さんは「調整力」が伸びる時期なのです。そして、この「調整力」は小学校を過ぎると成長しなくなってしまいます。調整力を高めるために大変有効な運動が「なわとび」です。リズミカルに、タイミングよく、正確に運動することが求められるからです。皆さんにもう一つ大切なアドバイスをします。「100回の法則」です。前まわし跳びが100回跳べると二重回し跳びが跳べるようになります。二重回し跳びが100回跳べると三重回し跳びが跳べるようになるのです。どんな種目も、100回を目指して頑張りましょう。
今日はもう一つお知らせがあります。今月「新郷オリンピック2020」という新しいイベントが開催されます。これは、新郷地区4つの小学校が一緒に行うイベントで、かけっこやなわとび、バスケットボールなどで順位を競い合うものです。新郷南小学校から、新郷地区でかけっこが1番早い人が誕生するかもしれません。詳しくは、担任の先生からお話がありますからよく教えていただきましょう。
秋は、運動に取り組むのにとても良い季節です。めあてにむかってチャレンジする皆さんの姿を楽しみにしています。
【10月 朝会 校長講話】
応援される学校に
10月に入り、今年度の半分が過ぎ、折り返し地点にきました。
今年度は、学校再開が6月でしたから、半分が過ぎたという実感があまりないのですが、その分、10月からの後半を充実した日々にしていきましょう。
さて、私たちは大変多くの方々に支えられて生活をしています。どのような人の顔が思い浮かびますか。今日は家族以外の人について考えてみることにします。どのくらい思い浮かぶか考えてみましょう。
まず、登下校の時に見守ってくださる地域の方々がいます。雨の日も、暑い日も皆さんの安全を守ってくださっています。生活科や理科の学習では地域の中村様に畑をお借りしました。放課後や休みの日には、皆さんにバスケットボールや野球などを教えてくださるコーチの皆さんがいます。町会の皆さんも皆さんのことを見守ってくださり、今年はコロナウイルスの影響でなかなか実施できませんが、様々な行事などを計画してくださいます。PTAの方々は、学校をきれいにしてくださるなど、支えていただいています。その他、読み聞かせボランティアなどいろいろな人の力をいただいて学校は進んでいます。
学校の中においても、校務員さんが学校をきれいにしてくださったり、危ないところを直してくださったりしてます。配膳員さんは、みんなが勉強しているうちに、給食を運んでくださいます。
多くの人の支えによって、私たちの学校生活ができています。そのことに感謝の気持ちをもつことは、とても大切なことです。
感謝の気持ちを伝えるにはどうしたらよいでしょうか。時にはプレゼントを渡したり、感謝の手紙を渡したりすることもよいでしょう。しかし、その前にしっかり挨拶をしたり、「いつも ありがとうございます」という気持ちを言葉にして伝えたりすることも大切です。
多くの方々に、応援していただける学校。応援したくなる学校を目指していきましょう。
【令和2年度 第2学期 始業式 校長式辞】
創意と工夫を
今日から、2学期がスタートします。めあてをもって、しっかり取り組んでいきましょう。
さて、先週は1学期の最後に、各担任の先生方から「通知表」を受け取りましたね。終業式にもお話ししましたが、大切なことは1学期の結果から、2学期のめあてを立てることです。学習に関すること、生活に関すること、係活動に関することなどについて、何をどのように頑張るのかをはっきりさせましょう。そして、めあてをもち、めあてを達成するために粘り強く取り組んでいきましょう。すぐに達成できない、なかなかたどり着けないめあては、とても良いめあてです。なぜならば、粘り強く取り組む中でしか得られない成長があるからです。あきらめないこと、積み重ねることでしか得られない経験や気持ちを大切にしてほしいと願っています。
例年であれば、2学期は多くの学校行事や校外学習などを行っています。しかし、今年度はコロナウイルスの影響ですべての行事などを中止することにしました。とても残念ですが、健康や命を守るためには仕方のない判断でした。コロナウイルスのためにつまらない学校生活だったとはしたくないと考えています。そこで、この2学期を「チャレンジの学期」にしていきましょう。この状況でもできることや、この状況だからこそできることがきっとあるはずです。児童の皆さんと一緒に悩み、考え、実行していく2学期にしていきましょう。ぜひ、各学級でどんなことができるかを話し合ってみましょう。委員会やクラブにおいても、何ができるか知恵を出し合ってみましょう。創意と工夫によって、この2学期を彩り豊かな日々にしていくことを心から期待しています。
さて、今年は新郷南小学校50歳の誕生日の年です。3か所の校門に記念の横断幕が設置されました。保護者・地域の皆様のお力をいただき、今年と来年の2年間で様々なお祝いの取組を進めていく予定です。
それでは、この2学期が充実した日々になることを期待して話を終わります。
【令和2年度 第1学期 終業式 校長式辞】
通過点
例年よりも短い夏休みを挟んで、本日1学期の終業式を迎えました。いつもなら、1学期の終業式の後に夏休みになるのですが、今年は1学期の途中に夏休みがありましたので、少し変な気持ちがしますね。そして、来週から、すぐに2学期が始まります。しっかり気持ちを切り替えながら、めあてをもって生活していきましょう。
さて、夏休みに入る前に校長先生がお話をした3つことに、しっかり取組めたか確認をします。
一つ目は、「新型コロナウイルス感染症予防を引き続きおこないましょう」でした。しっかりできましたか。できた人は黙って手を上げましょう。
二つ目は、「何かに挑戦することです。」でした。しっかりできましたか。できた人は黙って手を上げましょう。
三つ目は、「事故に注意しましょう。」でした。しっかりできましたか。できた人は黙って手を上げましょう。
今日はこれから通知表が渡されます。1学期の間の学習の様子や生活の様子をまとめたものです。それぞれの先生方からお褒めの言葉や励ましの言葉がありますから、しっかりと受け止めてくれることを期待します。良い成績の人や、ちょっと残念な成績の人など様々でしょう。ここで、大切なことをお話します。今日いただいた「通知表」は通過点であるということです。まだ途中経過です。皆さんの学校生活はまだまだ続きます。今回の結果を受け止めて、次のめあてをたてることこそが、最も大切なことです。1学期よりも2学期、2学期よりも3学期と、着実に成長することを期待しています。
2学期は来週の火曜日、9月1日に始まります。2学期はさらに充実した日々になることを期待して、話を終わります。
【夏期休業前 臨時朝会 校長講話】
充実した夏休みに
新型コロナウイルス感染症の影響により、6月スタートとなった今学期でしたが、いよいよ明日からの夏休みを迎えることになりました。4月と5月は先生方が皆さんの家まで課題を配達し、皆さんは自分で一生懸命に課題に取り組みました。6月から分散登校が始まり、通常授業が始まったのは6月15日からでした。それからは、新型コロナウイルス感染症予防等の新しい生活様式の中、学校生活を送ってきました。皆さんは、先生方の話をよく聞き、ルールやマナーを守って生活をすることが出来ました。また、様々な制限がある中、学習にも努力をしてきました。
さて、いよいよ明日から夏休みになりますが、今年は3週間という少し短めの夏休みになります。短くとも、充実した夏休みにするために、3つの話をします。
一つ目は、新型コロナウイルス感染症予防を引き続きおこないましょう。手洗いや消毒、マスクの着用、3つの密を避けることなど、自分でできることをしっかり取り組むことが大切です。このことは、自分を守るだけでなく、自分の大切な人を守ることにもつながることを心にとどめて生活をしましょう。
二つ目は、何かに挑戦することです。短い休みだからこそ、しっかりと計画を立てて取り組むことが大切です。夏休みが終わった時に、「今年の夏休みは○○を頑張った。やり遂げた。」と言えるようにしましょう。何に取り組むかを自分で決められる、そして計画し、やり遂げられる児童に育ってくれることを期待しています。
三つ目は、事故に注意しましょう。交通事故、水難事故、不審者による事故等いつどんな事故にあってしまうかわかりません。この後、担当の先生から詳しい話があります。また、各担任の先生からも話がありますから、しっかりルールやマナーを守り、事故のない安全な生活を送りましょう。
今度、皆さんに会うのは、8月24日(月)です。全員と笑顔で会えることを楽しみしています。
【7月全校朝会 校長講話】
はじめに、九州地方で大雨が続いています。多くの大切な命が失われ、避難を余儀なくされている人々がいらっしゃいます。御冥福をお祈りするとともに、心からお見舞いを申し上げます。
今月の「学校だより」に「すすんで 目を見て さわやかに」という題で、あいさつの大切さについて書きました。御家庭で話題にしてくださったようで、翌日からしっかりとした挨拶をする児童が増えました。とてもうれしかったです。
そこで、今日は「挨拶の大切さ」について、改めて考えてみます。
挨拶をすることの大切さを、今日は3つお話します。
1つ目は、挨拶をすると、常識のある人という評価を得られます。簡単に言えば、きちんとした人だと思われるということです。挨拶をすることは正しい行為であるということは、誰もが知っています。それをできるということは、きちんとしているということです。もちろん、知らない人に対して警戒せずに挨拶をするということではありません。
2つ目は、相手からの印象が良くなります。挨拶をされて気分の悪い人はいないのが普通です。逆に、挨拶をしなければ、自分のことを無視されたと感じる人もいるでしょう。印象は悪くなります。前の日に喧嘩をしてしまって挨拶がしにくいこともあるかもしれません。しかし、そんな時こそ挨拶をして仲直りの第一歩を踏み出すことができる人が、良い人間関係を作れる人です。
3つ目は、挨拶は会話のきっかけになります。知り合いでも、あってすぐに言いたいことをいうなどということはあまりないでしょう。まずは挨拶から始まるのがコミュニケーションです。「おはようございます。今日も暑いですね」といった会話から始まるということです。
みなさんには、しっかりとした大人に育ってほしいと願っています。挨拶ができない大人はいません。小学生のころから、自然とあいさつができるように心がけていくことは、皆さんが成長していくうえで、とても重要なことです。さらに、挨拶には「大きな声でする挨拶」の他に「目とお辞儀でする会釈という挨拶」もあります。高学年では、状況に応じた挨拶を使い分けられるようになると素敵です。
「すすんで 目を見て さわやかに」という挨拶があふれる学校を皆さんとつくっていきましょう。
【開校記念日 放送朝会 校長講話】
さて、今日は川口市立新郷南小学校の開校記念日です。学校が生まれた昭和46年を1歳とすると、今年は50歳になる記念の年です。
そこで、今日は新郷南小学校が生まれたときのことを少しお話してみます。
当時、新郷小学校の児童数が1500人を超えたため、新郷南小学校を新設することになりました。昭和46年4月1日に川口市立新郷南小学校が開校、当時の児童数は398名、教職員数18名でした。校舎は建設中で、仮設のプレハブ校舎での開校だったようです。その後、現在の教室棟が昭和46年9月17日に完成しました。昭和47年2月10日に学校の木を「イチョウ」と定めました。現在の正門の左右に大きなイチョウの木があります。本校のシンボルツリーです。昭和47年6月12日に校旗と校歌が作られました。そして、この日を開校記念日と定められました。
校章は学校の木である「イチョウ」をモチーフに橋本利大さんがデザインしたものです。校歌は作詞・阪田寛夫さん、作曲・市川都志春さんによって作られました。作詞家の阪田寛夫さんは、童謡「さっちゃん」や「おなかのへるうた」「ともだち讃歌」などの作詞もされた方です。作曲家の市川都志春さんは、作曲家としてだけではなく、音楽教育家としても活躍され、多くの学校で校歌の作曲を手掛けておられる人です。
昭和46年11月26日にはカイヅカイブキ18本、サクラ10本、サツキ100本、ツツジ50本、ヒマラヤスギ20本が植樹され、これらの木々は今も皆さんの頑張っている姿を見守ってくれています。
これまでに本校を卒業していった児童数は5084名です。
長い歴史と、多くの先輩方の頑張り、そして地域の方々の支えがあって私たちの今日があります。開校記念日にあたり、これまでの長い歴史と素晴らしい伝統に思いを馳せるとともに、本校の児童であることの誇りを再確認しましょう。そして、新郷南小学校の児童として、これからも堂々と夢に向かって努力を積み重ねていきましょう。
【令和2年度 第1学期 始業式 校長式辞】
本日、令和2年度がスタートしました。明日入学する新1年生82名を向かえ、全校児童514名、19学級でのスタートです。私は、久保田校長先生のあとを引き継ぎ、本校第17代校長に就任した 黒澤 誠 といいます。よろしくお願いします。
現在、世界的に新型コロナウイルス感染拡大防止のための臨時休業を行っていたため、今年度第1学期の始業式が今日になりました。これまでの2カ月間、家庭でしかり学習に取り組みながら、学校が始まる日を待っていてくれてありがとう。いよいよ、今年度のスタートです。
しかしながら、コロナウイルスがいなくなったわけではありません。これからしばらくの間は、コロナウイルス感染予防対策をしながら、学校生活を送ることになります。ですから、昨年度までのような生活ではなく、新しい学校生活が始まります。詳しくは、担任の先生から説明があります。これからの2週間は、新しい学校生活の仕方に向けての準備期間です。少しずつ、そして確実に身に着けていきましょう。
今年度をスタートするにあたり、私から3つの話をします。
一つ目は、「めあて」をもって生活しましょう。勉強や運動など取り組むときにはいつも「めあて」をもつことが大切です。
二つ目は、「自分で計画を立てる」ことです。めあてを達成するための道筋を自分で考えることもとても大切です。
三つ目は、「最後まであきらめない」ことです。粘り強く取り組むからこそ身に着けることができる力があるのです。
この3つを心掛けて、実り多い一年にしていきましょう。
12日までの間は、分散登校を実施します。クラス全員が集まるのは15日以降を予定しています。学校生活のリズムを少しずつ取り戻していきましょう。
この後、各教室では担任の先生からのお話があります。先生方の思いをしっかり受け止めてくれることを期待して、私の話を終わります。
校長室から
クリスマスリースづくり(1年生)
朝顔のつるを使ってクリスマスリースを作っています。子供たちが種から大切に育ててきた朝顔のつるですので、お店で買ってきたものとはちがって、子供たちの気持ちがこもっています。子供たちが自宅に持ち帰ったら、家の玄関や部屋に飾るのを楽しみにしていてください。
オンライン消防署見学(3年生)
川口市内の3年生を対象に「オンライン消防署見学」を行いました。実際に自分の目で見て、触れて、感じることができるのが一番かもしれませんが、オンラインで丁寧にきちんと学ぶこともよさがあります。本校の3年生は12月に地元の消防署に見学に行く予定もあり、オンラインで学んだことを自分の目で見て確かめることができるので幸せです。「百聞は一見にしかず」です。
朝顔もいよいよ最後です!(1年生)
1年生が1学期から毎日水やりをして一生懸命育ててきた朝顔、夏にはきれいな花をさかせ、秋にはたくさんの種を実らせ、いよいよ冬を迎えようとしています。これまでたくさんのことを教えてくれた朝顔ですが、最後は「つる」を使ってリースづくりが始まるようです。どんな姿に変身するのか楽しみです。
秋の大運動会(図書)
「秋の大運動会」と銘打ち、春の運動会の3色チームで読書量を競い合いました。結果は、赤組の優勝です。白組とはなんと1冊差でした。読書は本来競い合うものではありませんが、こうして楽しみながら読書に親しむ子が一人でも多くなるといいな、と思います。
読み聞かせ(3年生から1年生へ)
朝の学習を活用して、3年生が1年生に読み聞かせを行いました。3年生の音読に1年生は集中して耳を傾けていました。1年生から見れば、2学年先輩の3年生の読み聞かせは、ものすごく上手に聞こえたことと思います。こうして上の学年と下の学年のつながりを通して、よい継承がされていくのだと思います。
PTAの皆様が花壇に花を植えてくれました!
コスモスが花壇の中央に植えられ、その回りを色とりどりの花が植えられています。PTAの皆様が季節に合わせて、定期的に花や土を植え替えてくれています。忙しい中、たくさんの方に集まっていただきありがとうございました。花壇の近くを通りきれいな花を見ると、なんだか心がホッとします。
実りの秋
校庭の田んぼでは、金色の稲穂がこうべを垂れ、収穫の時期を今か今かと待ちわびています。今週の木曜日には、5年生による稲刈りを予定しています。この後、様々な工程を経て、ようやくお米が食べられる状態になりますが、5年生は年間を通して米作りを体験し、農家の方の苦労や日本の農業について学んでいます。
また、1年生が1学期から大切に育ててきた朝顔も、きれいな花の時期を終え、今は種を実らせ次の世代への準備をしています。1年生が育てた朝顔の種は、来年の1年生へと引き継がれ、また来年きれいな朝顔を見られるのが楽しみです。
お化けたちの秋の大運動会(図書イベント)
10月16日(月)から、「お化けたちの秋の大運動会」が行われます。運動会といっても、校庭で運動するわけではなく、1学期に行われた運動会の3色のチームにわかれ、どのチームがどれだけたくさんの本を読めるかを競い合いながら楽しむイベントです。気候もかなり涼しくなり、読書をするにはとてもいい季節となりました。子供たちと一緒に私たち大人もたくさんの本と親しみたいと思います。
朝顔のお世話も終盤です!(1年生)
1学期当初に種をまいた朝顔も、全ての鉢で色とりどりの美しい花をさかせ、いよいよ種ができはじめました。子どもたちは、毎日せっせと水をやり、花が咲き終わってからも一生懸命水をやっています。きっと立派な種ができることと思います。「種」ができる姿を見たことがない子どもたちは、種のことを「たまねぎみたいなものができている」と言っていて、素晴らしい気づきとかわいい会話に、朝から心がほっこりとしました。