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2021年12月の記事一覧

令和3年度 第2学期終業式 校長式辞

 長く楽しかった2学期が今日で終わります。緊急事態宣言の中でスタートしましたが、感染者が減ったため、多くの行事などに取り組むことができました。毎日の学習に加えて、運動会、音楽会、校外学習などいろいろなことに挑戦をすることができました。

 2学期の始業式の日に、私は皆さんに努力し続けることについて話をしました。覚えているでしょうか。「できない」とあきらめてしまったらゲーム終了です。しかし、努力し続けているかぎりゲームは続いています。あきらめずに努力し続ける力を身につけようといいました。そして、今年の新郷南小のスローガンは「100点を目指すのではなく、自分の可能性を信じて100%の努力をする」ですという話をしました。皆さんは、この2学期100%の努力ができたでしょうか。あきらめずに最後まで努力し続けることができたでしょうか。振り返ってみましょう。

 今年は丑年でした。丑年は一歩一歩着実に物事を進めることが大切な年であり、エネルギーを蓄える時期であるとわれています。この一年間の取組の中で、たくさんの力を蓄えることができたことでしょう。

 来年は何年か知っていますか。来年はどんな年にしたいか、この冬休みに考えてみましょう。そして、一年の計は元旦にありといいますが、今年の目標を考えてみましょう。

 年末、年始はいろいろなところに出かけたり、多くの人に合ったりすることでしょう。感染症対策や交通安全対策などをして、3学期に元気に会えることを楽しみにしています。

令和3年度 12月朝会 校長講話

 命を大切にすること

 先週の土曜日に開校50周年記念式典を行いました。5、6年生には本校代表として式に参列してもらいました。川口市長様をはじめ多くの皆様にお祝いをしていただきました。これからも、さらに歴史と伝統を積み重ね、みんなの心のふるさとのように感じられる学校にしていきましょう。

 先日、中学生が同級生に刺されて死亡するという痛ましい事件が発生しました。まだ事件に関するすべてが明らかになってはいませんが、なんとも悲しい事件です。そして、二度と起こってはいけないことだと強く感じています。

 この事件を受けて、児童の皆さんに伝えたいことを3つ話します。

 一つ目に「命を大切にする」ということです。自分の命は大切です。同じくらいに他人の命も大切なのです。人は命の限りに生きる権利をもっています。その権利を奪うことは誰にもできないのです。

 二つ目に「考える」ということです。人は人との関わりなくして生活することはできません。そうすれば、うまくいかないことは少なからず起きるものなのです。皆さんの身近なことでいえば、友達とけんかをしてしまったり、つい傷つくことを言ってしまったりというようなことです。そういったことを少なくする努力は必要ですが、同じくらいに、そうなったときにどうすればよいかを考えることが大切なのです。最もいけないのは、感情にまかせて暴力をふるうことです。「考える」のです。どうすれば上手に解決できるかを考えるのです。

 三つ目に「相談する」ということです。自分だけでは解決できないことも少なくないのが現実です。そのようなときは「相談すればよい」のです。友達に相談するのもよいでしょう。お家の人でも、もちろん先生たちに相談してくれたらうれしいです。人は人と力を合わせて生活していくものなのです。相談するということは力を合わせる第一歩です。

 自分を大切にし、同じくらいに相手も大切にできる人に成長してくれることを心から願っています。