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2023年10月の記事一覧

10月の朝会「芸術の秋 読書の秋」

 

 今日はまず悲しいお知らせを一つします。みんながかわいがっていたうさぎの「とんがり」が先日亡くなりました。飼育委員会の皆さんが毎日一生懸命世話をして、かわいがってくれていたのでとても残念です。学校にはあと3羽のうさぎさんがいます。これからも、みんなでかわいがってあげてほしいと思います。

 さて、先月の始業式に「文武両道」のお話をしたことを覚えていますか?勉強も運動も得意も苦手も全力でがんばって、いっぱい失敗することが大切なんですよ、というお話でした。今日は文武両道の「文」に関係するお話を2つします。

 1つ目のお話です。皆さんは、「芸術の秋」という言葉を聞いたことがありますか?秋は、気候も涼しくなり、様々なことにより集中して取り組むことができる季節です。学校では今月20日、21日に音楽会があります。校長先生が校舎を回っていると、授業中だけでなく、休み時間にもみなさんが一生懸命練習している楽器の音色が聞こえてきます。

 そうした姿を見ると校長先生は「努力のつぼ」を思い出します。久しぶりの「努力のつぼ」の登場ですね。「努力のつぼ」とは、毎日少しずつ努力している成果は、すぐには目に見えないほどだけど、その努力は少しずつ蓄えられ、いつか必ずツボからあふれ出し、目に見える形となる、というお話です。

 まだ、なかなかうまく演奏できていない子は練習あるのみです。演奏に自信のある子も、練習をおろそかにしたら、そこで成長は止まってしまいます。新郷南小学校の皆さんの努力が、本番の音楽会であふれ出すことを楽しみにしています。

 2つ目のお話です。「読書の秋」という言葉を知っていますか?秋は読書をするにもとてもいい季節です。皆さんは、毎日学校に通って勉強したり、習い事をしたりして、現実の世界の中で様々なことを学んでいますよね。それはとても大切なことです。

 しかし、本の世界には、現実とは違う広い広い世界が広がっているのです。本の世界では、決して普段の生活では経験することができないワクワクする経験ができたり、今まで気づかなかった自分に気づいたりすることがあります。

 もし、まだ本の世界を味わえていない人がいたら、この秋は、新しい世界に飛び込んでみてはいかがでしょうか。運命の本と出会い、続きが読みたくて仕方がなくなったら、それはもう本の世界に入り込んだ証拠です。ゲームやテレビとは違った楽しさを一人でも多くの子に味わってもらいたいと思います。皆さんが自分の世界を広げる一歩を踏み出せることを校長先生は楽しみにしています。

 ちなみに、4月から9月までの半年間の図書室の本の貸し出し冊数は、8156冊です。昨年、おととしと達成できなかった年間目標15000冊の半分を超えました。これからもたくさんの本に親しんで、皆さんが本といい出会いができるのを楽しみにしています。