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2022年12月の記事一覧

2学期 終業式

 長く楽しかった2学期が今日で終わります。突然ですが、今年1年の世の中を表す「今年の漢字」を知っていますか?今年の漢字は「戦」です。ウクライナという国で起きている戦いや、サッカーワールドカップでの日本代表の「挑戦」などが理由だそうです。

それでは、新郷南小の漢字1文字を考えるとしたら、皆さんは何だと思いますか?校長先生が考える漢字は「新」です。今年度は、昨年度と比べ、多くの行事などに取り組むことができました。3年ぶりに復活した「しんニャン祭り」、つらくてつらくて途中でやめたくなっても最後まで諦めずに走り切った「持久走大会」。3年ぶりに全員の心を一つにしての歌声が戻ってきた「音楽会」など、いろいろなことに一生懸命に取り組んできました。どの取組もこれまでのやり方に工夫を加え、「新しい」形で取り組むことができたからです。「ニュー新郷南小学校」のスタートの年だと考えています。

 さて、2学期のことを少し振り返ってみましょう。2学期の始業式の日に、私は皆さんにお話した「成長曲線」のことを覚えているでしょうか。勉強や運動など、努力をしても努力をしてもなかなか結果が出ないとき、つらくてつらくて、もう嫌になって諦めてしまいそうになったとき、この話を思い出してください。自分の可能性を信じて、がんばってください。という話をしました。

 自分自身の成長というものは、なかなか自分ではわかりづらいものです。しかし、皆さんは着実に成長しています。先ほど話した学校行事での頑張りはもちろんのこと、日頃の勉強、あいさつ、掃除、友達と仲良く過ごすこと、友達と仲直りすることなど、様々なことで大きく成長しています。そのことについては、後で担任の先生から通知票をもらって、自分の頑張ったことを振り返ってみてください。

 最後に、来年は何年か知っていますか。来年は「うさぎ年」です。皆さんが、うさぎのようにぴょんぴょんとさらに飛躍する成長の年になることを願っています。また3学期に、元気な皆さんに会えることを楽しみにしています。

12月 全校朝会

当たり前のことを当たり前に 

 先週行われた持久走大会では、体調不良の子を除きすべての参加者が完走することができました。開会式でも話したとおり、持久走は自分との闘いです。皆さんは、どんなに苦しくてもあきらめなかった。最後まで粘り強くやり通した。そんな皆さんの姿から、校長先生はたくさんの感動をもらいました。

「ブラボー、みんなブラボー、新郷南小学校ブラボー」

 さて、いよいよ12月に入り、2学期も残すところ、学校に来る日は今日を入れてあと14日間となりました。12月は、勉強も生活もまとめの月です。今日は生活のまとめについてお話をします。皆さんは、生活のまとめって何をすることだと思いますか?答えは最後に出てくるので、考えながら聞いてください。

  サッカーのワールドカップでは、日本代表が大活躍をしました。試合に勝ったり負けたりすることは、もちろん楽しみの一つですが、校長先生は、試合以外のところに注目しました。

  日本の選手は使用したロッカールームをきれいに整理し、日本人サポーターは試合後の観客席のゴミ拾いをしていたことが世界でも話題となっています。試合に勝って気分がいいときだけでなく、試合に負けて悔しい思いをしているときも、他の国同士の試合の後でも、いつでも同じように行動していたということが大切なポイントです。 

 あるサポーターは「私たちは日本人です。ゴミを残すことはしません。この場所にリスペクトを持っている。」と話したそうです。世界では、公共の場所を使ったあとに自分たちで掃除をすることはほとんど見られません。

 しかし、日本では、日頃から自分たちの使った場所は自分たちで掃除をすることが当たり前であり、使わせてもらうことへの「感謝」の形として心と体に染み込んでいます。当たり前のことを当たり前にしているだけなのです。

  新郷南小学校でも、掃除の時間に校舎を回っていると、皆さんが当たり前のように一生懸命掃除をしてくれています。だから、校舎がいつもきれいに保たれているのです。

 12月の生活のまとめの話に戻りますが、「生活のまとめ」の答えは「当たり前のことを当たり前に行う」ということです。掃除に限らず、挨拶や係の仕事、友達と仲良くすることなど、2学期を振り返ってみましょう。自分のやるべきことを自分でしっかり行うことの積み重ね(努力のつぼ)が最後に必ず自分自身の力となって返ってきます。

 あと14日間、勉強も生活もしっかりまとめを行い、気持ちよく年末を迎えられるよう、みんなでがんばっていきましょう!

 

11月 全校朝会

あいさつ力

  今日は「あいさつ力」についてのお話をします。学校の廊下で皆さんとすれ違う時、皆さんはとても気持ちのいい挨拶をしてくれます。校長先生はとてもうれしい気持ちになります。

  ここで、挨拶について考えてみましょう。挨拶は誰のためにしているのでしょうか?相手のためでしょうか?皆さんはどう思いますか?

 挨拶は、とても短い言葉で相手の気分を一瞬で幸せにできる「魔法のことば」でもあります。相手のためでもありますが、校長先生は、挨拶は自分のためになるものだと思っています。

  気持ちのいい挨拶は、相手だけでなく自分自身も気持ちがいいものです。挨拶をすることが身に付くと、自分自身に自信がもてるようになります。あなたの挨拶は、必ず誰かが見ていてくれて、気がついて、認めてくれます。そして、そんな気持ちのいいあなたには、自然と幸運が近づいてくるはずです。

  しかし、挨拶は急にはできないのです。いつでも、どこでも、誰とでも挨拶ができるようになるためには、努力が必要です。そうです。毎日コツコツ「努力のツボ」です。努力があふれ出したとき、いつでも、どこでも、誰とでも気持ちのいい挨拶ができる力が身に付くのです。この力を「あいさつ力」と呼びます。小学生時代に身に付けた「あいさつ力」は、必ず皆さんの一生の財産になると約束します。

  校長先生から皆さんに、1つだけお願いがあります。皆さんは、学校内でとても気持ちのいい挨拶ができています。 しかし、学校の外ではどうでしょうか?特に登下校のときに皆さんの安全を見守ってくれている地域の方に対して、気持ちのいい挨拶ができているでしょうか?

  皆さんの安全をいつも見守ってくれている方々は、このような服装で旗を持っています。いつも当たり前のように立ってくれているので、皆さんも当たり前と思っているかもしれませんが、地域の方々は、どんなに忙しい中でも皆さんの安全を思って、朝も帰りも立ってくれているのです。

  今日の帰り道、明日の朝の登校で、地域の方にあったときにこの話を思い出し、勇気を振り絞って行動してほしいと思います。きっとお互いにうれしい気持ちになれるはずです。

  最後に、元メジャーリーガーで国民栄誉賞を受賞した松井秀喜選手が座右の銘としていた有名な言葉を皆さんに贈ります。 

心が変われば 行動が変わる。

行動が変われば 習慣が変わる。

習慣が変われば 人格が変わる。

人格が変われば 運命が変わる。 

 心のもち方次第で行動は変わります。行動が変われば皆さんの運命も必ず変わります。