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校長あいさつ

3月全校朝会「おはよう」「ありがとう」

「おはよう おはよう 新郷南」

「ありがとう ありがとう 新郷南」

  さて、今校長先生が話した言葉、どこかで聞いたことありませんか?  そうです。新郷南小学校の校歌です。「おはよう おはよう」は、校歌の1番。「ありがとう ありがとう」は、校歌の3番です。校長先生は、新郷南小学校のこの校歌が大好きです。皆さんはどうですか?

  皆さんは、新郷南小の校歌を全部覚えていますか?新型コロナウイルスの影響で、皆さんは校歌を元気よく歌う機会が少なかったと思いますが、今は元気よく歌うことができるようになりましたね。

  校長先生は、家で気が付くと無意識のうちに「おはよう~ おはよう」と口ずさんでいるときがあります。家の人から「何それ?」と聞かれ、「新郷南小の校歌。素敵でしょ。」というやり取りをしています。

  好きな理由は、「おはよう」というさわやかな挨拶から始まり、「ありがとう」という感謝の気持ちで終わっているところです。人と人が仲良く生きていくうえで、一番大切なこと、校長先生が一番大切にしていることが、新郷南小の校歌に入っているからです。

  先日、地域の方からこんなお話を聞きました。「挨拶というのは、相手より先にするものなんだよ。相手が先に挨拶してきて、その後に挨拶するのは、挨拶ではなくて「返事」なんだよ。」というお話です。それを聞いて、思わず「なるほど」と思いました。

  その方は、いつも私に会うと少し離れたところから元気に「おはようございます。」と挨拶をしてくれます。とてもいい気持ちです。校長先生はいつも先に挨拶しようと思うのですが、その方はそれより先に挨拶をしてくるので、いつも負けています。

  挨拶は勝ち負けではないけれども、相手より先に挨拶をしようという気持ちは、相手に伝わります。新郷南小の皆さんはどうですか?先に挨拶をしていますか?それとも後から返事の挨拶をしていますか?今日から友達や先生、家族と挨拶ゲームをしてみましょう。先に挨拶をできた人が勝ちです。挨拶を楽しみながら、自然と素敵な「挨拶」を身に付けられるといいですね。

  廊下を歩いていると、皆さんが校歌を歌っている元気な歌声が聞こえてきます。さわやかな「おはよう」の挨拶と、この1年間、自分を支えてくれたすべての人に対しての「ありがとう」の気持ちを、皆さんの声に乗せ、新郷南小の素敵な校歌に乗せて、たくさんの人に届けていきましょう!

2月朝会(大谷翔平選手からのグローブ)

 本校にも大谷翔平選手からのグローブが3つ届きました。大谷選手から「野球やろうぜ」のメッセージと手紙も一緒に届きました。1月31日、早速、それらを子供たちに披露し、6年生の代表児童にグローブをはめてもらい全校児童の前でキャッチボールをやって見せてもらいました。ボールを取るときのいい音を体育館に響かせ、子供たちはキラキラした目でその様子を見ていました。野球に興味がある子もない子も、夢に向かってがんばるきっかけになってくれればうれしい限りです。

2月朝会(募金活動報告)

 先日、児童会の子供たちが中心となり能登半島地震被災者のための募金活動を行いました。たくさんの保護者や地域の皆さまのご協力によりたくさんの義援金が集まりました。6日間での合計金額は、126,093円です。これだけ多くの金額が集まり、保護者、地域の皆様の気持ちが伝わってきました。子供たちに報告した際も、体育館の子供たちから「すごーい」とどよめきがおこりました。川口市を通して、被災地に責任をもって届けさせていただきます。ご理解とご協力をいただき、本当にありがとうございました。

3学期始業式「当たり前の毎日に感謝」

 皆さん、おはようございます。約2週間の冬休みでしたが、元気に過ごすことができましたか?こうして皆さんが元気に学校に戻ってきて、今日の始業式を無事に迎えることができ、とてもうれしく思います。そんなことは、当たり前のことだと思っていますよね。 

  新しい年を迎えましたが、まずは悲しいお話からしたいと思います。皆さんもすでに知っているとおり、1月1日に石川県の能登半島で大きな地震が起きました。建物が崩れたくさんの人が下敷きになり、火災で町は焼け野原になり、津波で大切な家やものが全て流されてしまいました。今朝の新聞によると、これまでに168人の方が亡くなられ、いまだに323人の方が行方不明であると載っていました。合計で、約500人です。新郷南小の全員の人数とほぼ同じ人数です。 

 犠牲になられた方々へ、また行方不明の方々が一刻も早く見つかりますように、新郷南小学校からお祈りをしたいと思います。皆さん立ってください。「黙祷」と言ったら、手のひらを合わせ、目を閉じ、軽く頭を下げ、お祈りをしましょう。 

「黙祷」 

皆さんは、お正月に家族で食事をしましたか。今日は朝ごはんを食べてきましたか。友達と一緒に登校しましたか。家には家族がいますか。そんな当たり前のことが、当たり前にできるということが何より幸せなことだと、このお正月は考えされされました。 

 能登半島では今、当たり前のことが当たり前にできず、大人も子供もみんな大変な思いをしています。当たり前だと思っているすべてのことは、実は当たり前ではなく、自分の周りのたくさんの人のおかげで成り立っているのです。家族が家にいること、友達が一緒に遊んでくれること、学校で勉強や運動ができることは当たり前ではなく、とてもありがたいことなのです。当たり前だと思っているので、そのことがありがたいと思うこともないかもしれません。だからこそ、今年は当たり前の毎日に感謝する気持ち、自分の周りのすべての人に感謝の気持ちでこの1年を過ごしてほしいと思います。 

 3学期は1年間の中で最も短い学期ですが、今の学年をしっかりまとめ、次の学年につながるとても大切な学期です。勉強や運動、生活など、当たり前だと思ってなんとなく過ごしていたらあっという間に終わってしまいます。勉強や運動ができることはありがたいことだという気持ちを忘れずに、一日一日を精一杯、全力で過ごしてほしいと思います。

 さあ皆さん、3学期もがんばりましょう!

12月の朝会「まとめの月」

 12月は、まとめの月です。2学期のまとめの月でもあり、今年1年のまとめの月でもあります。では、皆さんは何をどのようにまとめればいいと思いますか?大きく分けて、学習と生活のまとめが大切なんです。

 ではまず、学習のまとめからお話します。人は誰でも学んだことや覚えたことを忘れていく生き物です。大人も子供も、天才でも必ず忘れます。でも、何度も何度も繰り返し学ぶと、忘れなくなります。算数の九九や漢字の学習をイメージするとわかりやすいと思います。皆さんも経験がありますよね。だから、12月に、これまで学んだことをもう一度まとめることで、忘れていたことを思い出したり、より強く記憶し直したりすることが大切なんですね。

 次に、生活面はどうでしょうか?例えば、あいさつを例に考えてみましょう。人間は、ついつい楽な方に流されてしまう生き物です。だから、最初のうちは気を付けてできていても、だんだん適当になってしまったり、面倒になってやらなくなってしまったりします。でも、繰り返し行うと、習慣になります。習慣というのは、歯を磨いたり、お風呂に入ったりすることと同じで、当たり前のことが当たり前にできるようになります。この、当たり前のことが当たり前にできる力を身に付けることがなかなか難しいのですが、とても大切なことなのです。

 あいさつのポイントは3つです。①いつでも、②どこでも、③だれにでも元気よくすることです。今から校長先生が課題に感じていることを伝えます。皆さんは、①昼間、②学校内で、③先生方やお客さんに対して100点満点の気持ちいいあいさつができています。課題は、朝、学校の外で、地域の方へのあいさつがしっかりできていないところがあります。皆さん、2学期の残りの3週間、できていないことはできるように、できていることはさらにできるように、いいまとめができるようがんばっていきましょう。