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校長あいさつ

3月全校朝会「おはよう」「ありがとう」

「おはよう おはよう 新郷南」

「ありがとう ありがとう 新郷南」

  さて、今校長先生が話した言葉、どこかで聞いたことありませんか?  そうです。新郷南小学校の校歌です。「おはよう おはよう」は、校歌の1番。「ありがとう ありがとう」は、校歌の3番です。校長先生は、新郷南小学校のこの校歌が大好きです。皆さんはどうですか?

  皆さんは、新郷南小の校歌を全部覚えていますか?新型コロナウイルスの影響で、皆さんは校歌を元気よく歌う機会が少なかったと思いますが、今は元気よく歌うことができるようになりましたね。

  校長先生は、家で気が付くと無意識のうちに「おはよう~ おはよう」と口ずさんでいるときがあります。家の人から「何それ?」と聞かれ、「新郷南小の校歌。素敵でしょ。」というやり取りをしています。

  好きな理由は、「おはよう」というさわやかな挨拶から始まり、「ありがとう」という感謝の気持ちで終わっているところです。人と人が仲良く生きていくうえで、一番大切なこと、校長先生が一番大切にしていることが、新郷南小の校歌に入っているからです。

  先日、地域の方からこんなお話を聞きました。「挨拶というのは、相手より先にするものなんだよ。相手が先に挨拶してきて、その後に挨拶するのは、挨拶ではなくて「返事」なんだよ。」というお話です。それを聞いて、思わず「なるほど」と思いました。

  その方は、いつも私に会うと少し離れたところから元気に「おはようございます。」と挨拶をしてくれます。とてもいい気持ちです。校長先生はいつも先に挨拶しようと思うのですが、その方はそれより先に挨拶をしてくるので、いつも負けています。

  挨拶は勝ち負けではないけれども、相手より先に挨拶をしようという気持ちは、相手に伝わります。新郷南小の皆さんはどうですか?先に挨拶をしていますか?それとも後から返事の挨拶をしていますか?今日から友達や先生、家族と挨拶ゲームをしてみましょう。先に挨拶をできた人が勝ちです。挨拶を楽しみながら、自然と素敵な「挨拶」を身に付けられるといいですね。

  廊下を歩いていると、皆さんが校歌を歌っている元気な歌声が聞こえてきます。さわやかな「おはよう」の挨拶と、この1年間、自分を支えてくれたすべての人に対しての「ありがとう」の気持ちを、皆さんの声に乗せ、新郷南小の素敵な校歌に乗せて、たくさんの人に届けていきましょう!

2月朝会(大谷翔平選手からのグローブ)

 本校にも大谷翔平選手からのグローブが3つ届きました。大谷選手から「野球やろうぜ」のメッセージと手紙も一緒に届きました。1月31日、早速、それらを子供たちに披露し、6年生の代表児童にグローブをはめてもらい全校児童の前でキャッチボールをやって見せてもらいました。ボールを取るときのいい音を体育館に響かせ、子供たちはキラキラした目でその様子を見ていました。野球に興味がある子もない子も、夢に向かってがんばるきっかけになってくれればうれしい限りです。

2月朝会(募金活動報告)

 先日、児童会の子供たちが中心となり能登半島地震被災者のための募金活動を行いました。たくさんの保護者や地域の皆さまのご協力によりたくさんの義援金が集まりました。6日間での合計金額は、126,093円です。これだけ多くの金額が集まり、保護者、地域の皆様の気持ちが伝わってきました。子供たちに報告した際も、体育館の子供たちから「すごーい」とどよめきがおこりました。川口市を通して、被災地に責任をもって届けさせていただきます。ご理解とご協力をいただき、本当にありがとうございました。

3学期始業式「当たり前の毎日に感謝」

 皆さん、おはようございます。約2週間の冬休みでしたが、元気に過ごすことができましたか?こうして皆さんが元気に学校に戻ってきて、今日の始業式を無事に迎えることができ、とてもうれしく思います。そんなことは、当たり前のことだと思っていますよね。 

  新しい年を迎えましたが、まずは悲しいお話からしたいと思います。皆さんもすでに知っているとおり、1月1日に石川県の能登半島で大きな地震が起きました。建物が崩れたくさんの人が下敷きになり、火災で町は焼け野原になり、津波で大切な家やものが全て流されてしまいました。今朝の新聞によると、これまでに168人の方が亡くなられ、いまだに323人の方が行方不明であると載っていました。合計で、約500人です。新郷南小の全員の人数とほぼ同じ人数です。 

 犠牲になられた方々へ、また行方不明の方々が一刻も早く見つかりますように、新郷南小学校からお祈りをしたいと思います。皆さん立ってください。「黙祷」と言ったら、手のひらを合わせ、目を閉じ、軽く頭を下げ、お祈りをしましょう。 

「黙祷」 

皆さんは、お正月に家族で食事をしましたか。今日は朝ごはんを食べてきましたか。友達と一緒に登校しましたか。家には家族がいますか。そんな当たり前のことが、当たり前にできるということが何より幸せなことだと、このお正月は考えされされました。 

 能登半島では今、当たり前のことが当たり前にできず、大人も子供もみんな大変な思いをしています。当たり前だと思っているすべてのことは、実は当たり前ではなく、自分の周りのたくさんの人のおかげで成り立っているのです。家族が家にいること、友達が一緒に遊んでくれること、学校で勉強や運動ができることは当たり前ではなく、とてもありがたいことなのです。当たり前だと思っているので、そのことがありがたいと思うこともないかもしれません。だからこそ、今年は当たり前の毎日に感謝する気持ち、自分の周りのすべての人に感謝の気持ちでこの1年を過ごしてほしいと思います。 

 3学期は1年間の中で最も短い学期ですが、今の学年をしっかりまとめ、次の学年につながるとても大切な学期です。勉強や運動、生活など、当たり前だと思ってなんとなく過ごしていたらあっという間に終わってしまいます。勉強や運動ができることはありがたいことだという気持ちを忘れずに、一日一日を精一杯、全力で過ごしてほしいと思います。

 さあ皆さん、3学期もがんばりましょう!

12月の朝会「まとめの月」

 12月は、まとめの月です。2学期のまとめの月でもあり、今年1年のまとめの月でもあります。では、皆さんは何をどのようにまとめればいいと思いますか?大きく分けて、学習と生活のまとめが大切なんです。

 ではまず、学習のまとめからお話します。人は誰でも学んだことや覚えたことを忘れていく生き物です。大人も子供も、天才でも必ず忘れます。でも、何度も何度も繰り返し学ぶと、忘れなくなります。算数の九九や漢字の学習をイメージするとわかりやすいと思います。皆さんも経験がありますよね。だから、12月に、これまで学んだことをもう一度まとめることで、忘れていたことを思い出したり、より強く記憶し直したりすることが大切なんですね。

 次に、生活面はどうでしょうか?例えば、あいさつを例に考えてみましょう。人間は、ついつい楽な方に流されてしまう生き物です。だから、最初のうちは気を付けてできていても、だんだん適当になってしまったり、面倒になってやらなくなってしまったりします。でも、繰り返し行うと、習慣になります。習慣というのは、歯を磨いたり、お風呂に入ったりすることと同じで、当たり前のことが当たり前にできるようになります。この、当たり前のことが当たり前にできる力を身に付けることがなかなか難しいのですが、とても大切なことなのです。

 あいさつのポイントは3つです。①いつでも、②どこでも、③だれにでも元気よくすることです。今から校長先生が課題に感じていることを伝えます。皆さんは、①昼間、②学校内で、③先生方やお客さんに対して100点満点の気持ちいいあいさつができています。課題は、朝、学校の外で、地域の方へのあいさつがしっかりできていないところがあります。皆さん、2学期の残りの3週間、できていないことはできるように、できていることはさらにできるように、いいまとめができるようがんばっていきましょう。

 

10月の朝会「芸術の秋 読書の秋」

 

 今日はまず悲しいお知らせを一つします。みんながかわいがっていたうさぎの「とんがり」が先日亡くなりました。飼育委員会の皆さんが毎日一生懸命世話をして、かわいがってくれていたのでとても残念です。学校にはあと3羽のうさぎさんがいます。これからも、みんなでかわいがってあげてほしいと思います。

 さて、先月の始業式に「文武両道」のお話をしたことを覚えていますか?勉強も運動も得意も苦手も全力でがんばって、いっぱい失敗することが大切なんですよ、というお話でした。今日は文武両道の「文」に関係するお話を2つします。

 1つ目のお話です。皆さんは、「芸術の秋」という言葉を聞いたことがありますか?秋は、気候も涼しくなり、様々なことにより集中して取り組むことができる季節です。学校では今月20日、21日に音楽会があります。校長先生が校舎を回っていると、授業中だけでなく、休み時間にもみなさんが一生懸命練習している楽器の音色が聞こえてきます。

 そうした姿を見ると校長先生は「努力のつぼ」を思い出します。久しぶりの「努力のつぼ」の登場ですね。「努力のつぼ」とは、毎日少しずつ努力している成果は、すぐには目に見えないほどだけど、その努力は少しずつ蓄えられ、いつか必ずツボからあふれ出し、目に見える形となる、というお話です。

 まだ、なかなかうまく演奏できていない子は練習あるのみです。演奏に自信のある子も、練習をおろそかにしたら、そこで成長は止まってしまいます。新郷南小学校の皆さんの努力が、本番の音楽会であふれ出すことを楽しみにしています。

 2つ目のお話です。「読書の秋」という言葉を知っていますか?秋は読書をするにもとてもいい季節です。皆さんは、毎日学校に通って勉強したり、習い事をしたりして、現実の世界の中で様々なことを学んでいますよね。それはとても大切なことです。

 しかし、本の世界には、現実とは違う広い広い世界が広がっているのです。本の世界では、決して普段の生活では経験することができないワクワクする経験ができたり、今まで気づかなかった自分に気づいたりすることがあります。

 もし、まだ本の世界を味わえていない人がいたら、この秋は、新しい世界に飛び込んでみてはいかがでしょうか。運命の本と出会い、続きが読みたくて仕方がなくなったら、それはもう本の世界に入り込んだ証拠です。ゲームやテレビとは違った楽しさを一人でも多くの子に味わってもらいたいと思います。皆さんが自分の世界を広げる一歩を踏み出せることを校長先生は楽しみにしています。

 ちなみに、4月から9月までの半年間の図書室の本の貸し出し冊数は、8156冊です。昨年、おととしと達成できなかった年間目標15000冊の半分を超えました。これからもたくさんの本に親しんで、皆さんが本といい出会いができるのを楽しみにしています。

2学期始業式

文武両道

  長い夏休みが終わり、今日からいよいよ2学期が始まりました。もしかしたら、今日は朝起きるのがつらくて学校に来るのが大変だった人もいるかと思います。そんな人も安心してください。友達と遊んだり、先生と一緒に勉強したりして、少しずつ、ゆっくりと、自分のペースで学校の生活に心と体を慣らしていきましょう。

  

 さて、始業式のお話は「文武両道」です。簡単に言うと「文」は勉強、「武」は運動、「両道」は勉強も運動も両方とも優れている、という意味です。皆さんには、新郷南小の目指す文武両道を聞いてほしいと思います。

 

 2学期と言えば、いろいろな行事が予定されていますが、まずは10月に「音楽会」があります。音楽は文武で言えば「文」の方ですね。そして11月には「持久走大会」があります。持久走大会は文武で言えば「武」の方ですね。それでは、両方とも優れていれば「文武両道」なのでしょうか。

 

 音楽が得意な人もいれば、苦手な人もいます。持久走が得意な人もいれば、苦手な人もいます。また、勉強が得意な人もいれば、苦手な人もいます。運動が得意な人もいれば、苦手な人もいます。皆さんはスーパーマンではないので、苦手があったり得意があったりするのが当たり前です。

 

 新郷南小の目指す文武両道とは、苦手も得意も 「全力で 失敗しよう!」ということです。勉強が苦手だから宿題はやらない、とか、運動は嫌いだから練習しない、そんなことをしていたらどうなるでしょうか?苦手や嫌いなことにも、チャレンジするから失敗があります。何度も何度も失敗し、そこからまた起き上がるときに人は成長するのです。

 

 校長先生が皆さんに願うことは、運動も勉強も何でも優秀な人になることではありません。運動も勉強も何でも全力で取り組む人になってほしいということなのです。これが新郷南小の目指す「文武両道」です。皆さん、二学期は新郷南小の目指す「文武両道」を全員で目指してみようではありませんか。

1学期 終業式 「たいへんよくできました」

 今日で1学期が終わります。明日からは皆さんが楽しみにしていた夏休みです。42日間という長い期間の休みですので、普段学校ではできないような体験やチャレンジをたくさんしてほしいと思います。

  さて、今日は1学期最後の日ですので、このあと担任の先生から通知票をもらいます。その前に、1学期を振り返り、校長先生から皆さんにどうしても伝えておきたいことがありますので、よく聞いてください。

  5月の朝会で、自分なりの精一杯の「100%のあいさつ」を目指してほしいと話しました。それから3カ月間、皆さんのあいさつはどうだったでしょうか?校長先生から見た皆さんのあいさつを評価したいと思います。「はなまる」です。通知票でいうと、「たいへんよくできました」です。4月当初と比べ、明らかに気持ちのいいあいさつができるようになりました。

 最近は、校長先生があいさつをする前に、皆さんの方から元気よくあいさつをしてくれることが増えてきました。しかも、「校長先生、おはようございます」と、名前を付けてあいさつをしてくれるのです。皆さんの気持ちのいいあいさつを聞くと、「今日も一日がんばろう!」とやる気が出てきます。校長先生は、「気持ちのいいあいさつができる人に悪い人はいない」と信じています。

  明日からの夏休みは、特に交通事故やケガ、病気に気を付けてください。2学期にまた元気な皆さんと会えるのを楽しみにしています。そして、皆さんとまた元気なあいさつを交わすことができることを心の底から楽しみにしています。それでは皆さん、楽しい夏休みを過ごしてください。

7月朝会

1学期を振り返り

 今月は7月、いよいよ1学期も最後の月になりました。皆さん、1学期はどうでしたか?今日はみんなで1学期を振り返ってみたいと思います。 

 4月の始業式の日、校長先生が今年の合言葉を発表したのを覚えていますか?(1年生はまだ入学前だったので初めて聞く内容です。)それは、「たくさん失敗しよう!」です。「わざと失敗しよう」という意味ではありません。たくさんのことにチャレンジして、一生懸命に考えて、たくさん悩んで、その結果「たくさん失敗する」ことに意味があるということでしたね。今年1年、勉強や運動など、様々なことにチャレンジし、たくさん失敗しましょう!というお話でした。

  さて、皆さんはどんなチャレンジをしましたか?大きな行事では「運動会」がありました。応援団にチャレンジしたり、リレーのアンカーにチャレンジしたり、表現運動にみんなで力を合わせてチャレンジしたりしたのではないでしょうか。

  それ以外にも、硬筆展覧会に向けて何度も何度も清書を書き直したり、プールで泳げるように一生懸命練習したり、シャトルランで体力の限界まで走ったりした人もいるのではないでしょうか。どれも素晴らしいチャレンジです。

  でも、チャレンジはこのような行事のときだけにするものではありません。むしろ毎日の生活の中のチャレンジが一番大切だと言えます。例えば、毎日の係活動や当番活動を忘れずに、さぼらずに行うことも一つのチャレンジです。これは、自分の弱さに負けずに一つのことに責任をもって取り組むチャレンジです。

  校長先生は、毎日の生活の中で、皆さんに特に大切にしてもらいたい失敗があります。それは「友達との失敗」です。友達と喧嘩したり、いじわるを言ってしまったりすることがあると思います。そんなときは、自分の悪いところを認め、自分から謝る勇気をもち、仲直りする勇気をもって行動してほしいのです。それこそ正に「チャレンジ」なのではないでしょうか。友達とのことは、誰もが悩むことですが、友達を大切に思う気持ちがあれば、きっと乗り越えられるはずです。

  1学期はあと3週間しかありませんが、見方を変えれば、あと3週間もあります。1学期にやり残したチャレンジがある人は、残りの3週間でたくさんチャレンジしてください。2学期も3学期も、たくさんの失敗を経験し、その失敗を次に生かし、皆さんが一歩一歩成長していく姿を楽しみにしています。

6月朝会

 1学期も早いものでもう半分が終わり折り返しの時期になりました。友達とは仲良く過ごしていますか?中には、友達とけんかをしたり、悪口を言われたりして、嫌な思いをしている人がいるのではないでしょうか。今日は「いじめ」についてお話をします。

  人は、「自分は正しい」と思い込み、相手の方が「間違っている」と思い込んでしまうことがあります。その結果、偏った物の見方や間違った物の見方をしてしまうことがあります。それが「けんか」や「悪口」になり、「いじわる」につながり、最後は「いじめ」につながっていきます。

  それでは、いじめをなくすためにはどうすればいいと思いますか?(考える)ヒントはある有名な詩に隠されている気がします。紹介します。

 

「 私と小鳥と鈴と 」 金子みすゞ 

   私が両手をひろげても、

   お空はちっとも飛べないが

   飛べる小鳥は私のように、

   地面を速くは走れない。

 

   私がからだをゆすっても、

   きれいな音は出ないけど、

   あの鳴る鈴は私のように

   たくさんな唄は知らないよ。

 

   鈴と、小鳥と、それから私、

   みんなちがって、みんないい。

 

 一人ひとりが自分と相手の違いを認め、違うことが当たり前だということを知る。そして、一人ひとりが相手の存在や考え方を大切にして、相手の心を傷つけるようなことはしない、言わない。一人ひとりが自分らしく生き生きと生きるためのキーワードは、「みんなちがって みんないい」です。

 新郷南小学校を、いじめゼロの学校にするために、みんなで仲良く過ごしましょう!

5月朝礼

100%のあいさつ

  新しい学年に進級してから約1か月が経ちました。1年生は入学してから1か月が経ちましたが、新しいクラスや生活には慣れましたか。自分のペースであわてずゆっくりと慣れていきましょう。 

 さて、新しい生活を気持ちよく過ごすために、皆さんに大切にしてもらいたいことをお話します。それは、「あいさつ」です。理由はシンプルです。先生方も友達も、大人も子供も、さわやかなあいさつは、みんながとてもうれしい気持ちになるからです。

  この1か月間、皆さんは、とても気持ちのいいあいさつをたくさんしてくれました。ただの「おはようございます」「こんにちは」ではなく、「校長先生おはようございます」「〇〇先生こんにちは」と相手の名前を呼んで挨拶をしてくれる人がとても多くて、名前を呼ばれると、校長先生はとてもとてもうれしい気持ちになります。

  ここで皆さんに考えてもらいます。目を閉じてください。この1か月間を振り返り、自分のあいさつ力に点数を付けつけるとしたら、100点満点中、何点ぐらいか心の中で考えてみてください。

 目を開けてください。今、皆さんに点数を付けてもらいましたが、あいさつに点数を付けるのはあまりよくないですね。人それぞれの個性があるので、100点を目指すのではなく、100%のあいさつを目指してほしいのです。100%のあいさつとは、自分なりの精一杯の声を相手に届けることです。人と比べる必要はありません。

  ポイントは、少しの勇気です。あいさつをすることは、何となく恥ずかしいときがあるかもしれません。でも、勇気をもってあいさつができたなら、相手も自分も清々しい気持ちになり、あいさつしてよかったなと思えるはずです。

  先日、この4月に来たばかりの先生からこんなことを言われました。「新郷南小の子供たちはみんな素直で元気なあいさつができますね。15年間いろいろな学校で働いてきて、こんな気持ちのいい学校は初めてです。」最高の誉め言葉をいただき、校長先生はうれしくて泣いちゃいそうでした。

  皆さんなら、「100%のあいさつ」きっと続けられるはずです。これからも、学校の先生や友達だけでなく、家のお父さん、お母さんにも、地域のおじさん、おばさんにも、皆さんのあいさつで、たくさんの人に元気を与えてください。

令和5年度 第1学期始業式

 本日、令和5年度がスタートしました。新1年生78名を迎え、全校児童509名、20学級でのスタートです。

  いよいよ新しい年のスタートですね。皆さんも今日から始まる新しい学年のスタートにワクワク、ドキドキ、そしてやる気に満ち溢れていると思います。そこで、今年の新郷南小の合言葉を発表します。それは、「たくさん失敗しよう!」です。「えっ、校長先生、なんで失敗なの?」と思うかもしれませんね。皆さんは、いつも失敗しないように、失敗しないように一生懸命がんばっているのですから、当たり前ですよね。

  校長先生が言っているのは、「わざと失敗しよう」という意味ではありません。たくさんのことにチャレンジして、一生懸命に考えて、たくさん悩んで、その結果「たくさん失敗する」ことに意味があるということです。

  例えば、授業中は、たくさん悩んでほしいのです。困ってほしいのです。友達とたくさん話し合ってほしいのです。「あーでもない、こーでもない」と何度失敗しても繰り返しがんばろうとすることに価値があるのです。繰り返し努力することの大切さは、昨年度何度もお話した「努力のつぼ」を思い出してください。このことは今年もこれからの人生においてもずっと変わりありません。

  話を授業中の話に戻します。正しい答えや、すばらしい結果をすぐに出す必要はありません。だって皆さんは、わからないことを考えたり、できないことをできるようにしたりするために学校にきているのですから。だから、間違えることも失敗することも何も恥ずかしいことではありません。

  逆に、失敗を恐れて何もチャレンジしないのは少し寂しいことですね。チャレンジがなければ確かに失敗もしなくてすむかもしれませんが、皆さんの成長にはつながりません。たくさん失敗するためには、たくさんチャレンジすることが必要なのです。

  今年1年、勉強や運動など、様々なことにチャレンジし、たくさん失敗しましょう!みなさんの積極的な失敗を楽しみにしています。

令和4年度 修了式

 今日は、3年ぶりにこの体育館に全校児童が集まっての修了式となります。コロナ前までは当たり前の光景でしたが、何だかとても新鮮な気持ちがしませんか。1年生から3年生までの皆さんは、初めてのことだと思います。私は、全校児童がこうして集まり、皆さんと顔と顔を合わせて話ができることが、とってもうれしいです。

 修了式の話をする前に、昨日のことをお話します。昨日、学校全体で、来年度のために机・椅子の大移動をしました。全校の皆さんも協力してくれましたが、特に4年生と5年生は、校舎の1階から4階まで何度も何度も往復し、汗びっしょりになって、一生懸命自分の役割を果たしてくれました。その姿からは、学校や人の役に立つことに誇りや喜びを感じ、これから学校の中心となってがんばろうという頼もしさを感じました。皆さん、ありがとう!

 さて、ここから、修了式のお話をします。本日をもって、令和4年度のすべての学習を終了します。今日は、皆さんが1年間の学校生活を振り返る大切な節目の日です。振り返るということは、「これまでの自分」と「これからの自分」について、しっかりと考えることです。今日は、「これまでの自分」と「これからの自分」の2つの話をします。 

 最初に、これまでの自分についてです。全員目を閉じてください。今年1年間を頭のなかで振り返ってみます。自分自身がどんなことにがんばれたか想像してみてください。ここで大切なのは、できたかできなかったかという結果ではなく、何に努力できたかということを思い浮かべてください。 

 まず、勉強について、努力したことは何ですか? 

 次に、生活について、努力したことは何ですか? 

 目を開けてください。今皆さんは1年間の振り返りをしました。がんばれたこともがんばれなかったこともあったと思います。今年度がんばれたことは、これからも続けてがんばりましょう。今年度がんばれなかったことは、次の学年でまたがんばればいいのです。 

 次に、これからの自分についてです。

 卒業式の2日前、ある6年生からお手紙をいただきました。その一つにこんなことが書いてありましたので、皆さんに紹介したいと思います。私は、この手紙を読んで、とてもうれしい気持ちになりました。私が昨年の4月から朝会などで話していた「努力のつぼ」のことを覚えてくれていて、がんばってくれたことが何よりもうれしかったです。この手紙をくれた卒業生は、自分の夢に向かってこれからも努力をしていきたいと話してくれました。

  皆さん、もう一度目を閉じてください。来年度の自分について想像してみましょう

  ・次の学年に進級したら、どんなことを努力したいですか?

  皆さんが次の学年に進級してからもいろいろなことに挑戦し、これまでと同じように、これまで以上に努力を続けてほしいと思います。努力は決してうらぎりません。

  それでは、4月10日の始業式、皆さんと元気に会えることを楽しみにしています。

3月 全校朝会

 今年度もいよいよあと数日で終わります。皆さんはこの1年間を振り返ってみて、どんな1年間でしたか?心も体も大きく成長した1年間であったと思います。 

さて、皆さんはたくさんの人に支えられて、大きく成長することができましたが、「ありがとう」という感謝の気持ちを伝えられていますか?または、誰かに伝えたいけれどなかなか伝えられていないということはありませんか?今日は「感謝」についてのお話をします。 

 ここでクイズです。「感謝」の反対語は何だと思いますか?答えは、「当たり前」です。「当たり前」だと思うことには、「感謝」の気持ちが生まれにくいものです。「感謝」というと、特別なことを思い浮かべるかもしれませんが、実は「当たり前」のことが当たり前にできることはとても幸せなことで、そのことに気づいて、感謝できる人になれたらいいなあと思います。 

 それでは、皆さんの生活の中で「当たり前」だと思うことにはどんなことがありますか?(少し考える)

  ・毎日ご飯を食べたり

  ・学校で勉強したり

  ・友達と遊んだり 

 など、様々な当たり前がありますね。これらのことは、当たり前すぎて毎日感謝の言葉を伝えることは難しいかもしれません。だからこそ、この3月は、これまでなかなか言い出せなかった「感謝」の気持ちを伝えるのにとてもいいタイミングと言えます。これまでお世話になった相手に「ありがとう」の言葉を声に出して伝えられたら、きっとお互いによりよい関係になること間違いなしです。 

 校長先生も、この場を借りて皆さんに感謝の気持ちを伝えたいと思います。毎日当たり前のように学校に登校してくれてありがとう。一生懸命勉強や運動に取り組んでくれてありがとう。友達と仲良く遊んでくれてありがとう!皆さんの笑顔が校長先生にとっては一番の喜びです。 

 そして、最後に、毎日朝早くから夜遅くまで、当たり前のように一生懸命仕事をしてくれている先生方、心の底から「ありがとう」。

2月 全校朝会

 早いものでもう2月に入り、今年度も残り約2か月となりました。学校に来て、今の仲間と一緒に学ぶ日数はあと何日あると思いますか。今日を入れてあと32日です。6年生は30日です。そう考えると、残された日数はとても少なく、一日一日を大切に過ごさないといけないなあと感じませんか。 

 さて、校長先生は、先週5年生と6年生と一緒に社会科見学に行ってきました。5年生と6年生ともに、ルールとマナーが大変立派でした。新郷南小学校の高学年として、最高学年として、胸を張って見てもらえる、かっこいい姿でした。 

 今日は、その「ルール」と「マナー」についてお話します。そもそもルールとマナーの違いは何だと思いますか?皆さんに10秒考えてみてください。 

 ルールとは、学校生活や集団生活を、一人ひとりが安心・安全な生活を送るための「約束」です。もし一人ひとりが約束を守らず、自分勝手な行動をしていたら、学校も社会も大変なことになってしまいます。 

 マナーとは、学校生活や集団生活を、心豊かに過ごすための「人への思いやり」のことです。ルールと違うのは、人から決められてやるものではなく、人と人が気持ちよく過ごすために自分からやった方がいいものです。もし挨拶やお礼を一切しなかったり、挨拶をされても返事をしなかったりしたら、毎日とても嫌な気持ちになってしまいますね。校長先生は、このマナー(思いやりの心)がとても大切だと考えています。 

 皆さんは、小学校時代にルールやマナーを学び、思いやりの心を育てているところです。その心が行動となり、毎日の行動の積み重ねが一人ひとりの「人格」を作り上げていきます。 

 6年生はもうすぐ卒業です。1年生から5年生は進級します。これからさらにたくさんの人との出会いが待っています。人と人とをつなぐマナーについて、皆さん、心の中で振り返ってみましょう。今から5つの質問をします。全てできている人はマナー名人です。もしできていないことがあったとしても、気持ちがあれば必ずできるようになります。

1 家族に「おはよう」「こんにちは」「ありがとう」が言えている。

2 友達に「おはよう」「こんにちは」「ありがとう」が言えている。

3 先生に「おはよう」「こんにちは」「ありがとう」が言えている。

4 地域の方に「おはよう」「こんにちは」など気持ちのいい挨拶ができる。

5 挨拶やお礼を言われたら、誰に対しても返事ができる。 

 皆さんの行動は心の表れです。心は行動に移さなければ人に伝わりません。その心は、自分自身ばかりではなく、たくさんの大切な人々を幸せに導いてくれることでしょう。3学期の残された日数はとても少ないですが、一人ひとりが心と心を通わせ、一日一日を大切に過ごしてほしいと願っています。

3学期 始業式

 新年あけましておめでとうございます。約2週間の冬休みでしたが、楽しく過ごすことができたでしょうか?校長先生が何よりもうれしいことは、こうして皆さんが元気に学校に戻ってきてくれて、今日の始業式を無事に迎えることができたことです。当たり前のことだと思いますが、当たり前のことが当たり前にできることが何より幸せなことなのです。

 

 さて、新しい年を迎えました。今年は何年ですか?そうです、うさぎ年ですね。うさぎは、ぴょんぴょんと跳ねることから、「飛躍の年」「成長の年」とも呼ばれています。皆さんは昨年もたくさん成長しましたが、今年もさらに成長できるようがんばってください。そのために、今日は「夢」のお話をします。

 

 突然ですが、皆さんは「夢」をもっていますか?夢というと、将来の仕事のイメージを思い浮かべる人が多いでしょう。小学生を対象にした「大人になったらなりたいもの」最新の調査では、次のような結果が出ています。

<男子>1位 会社員  2位 You Tuber  3位 サッカー選手

<女子>1位 パティシエ  2位 看護師  3位 幼稚園・保育園の先生

 

 夢というと遠い感じがしますが、「夢」は「目標」と同じと考えるとわかりやすいかもしれませんね。夢を叶えるためには、小さな目標をいくつもいくつも達成することが大切で、その積み重ねが大きな夢に近づいていきます。

 

 「一年の計は元旦にあり」という言葉を知っていますか?物事を始めるには、最初にきちんとした計画を立てることが大切です、という意味です。そこで、目標を立て、ぴょんぴょんとうさぎのように成長するためのポイントを3つ教えます。

 

 1 自分に合った目標を立てる。高すぎる目標は達成できず諦めてしまうことになります。努力をすれば達成できる目標を考えましょう。

 2 諦めない。勝負に負けてもうまくいかなくても大丈夫。諦めなければ可能性が続きます。諦めたらそこで試合終了です。

 3 自分で自分をほめてあげよう。結果よりも努力したことが何よりも価値があります。努力したかどうかは自分が一番わかっています。人がほめてくれなくても自分で自分をほめてあげよう!

 

 この1年、皆さんがうさぎになって、ぴょんぴょんと成長してくれることを期待しています。

2学期 終業式

 長く楽しかった2学期が今日で終わります。突然ですが、今年1年の世の中を表す「今年の漢字」を知っていますか?今年の漢字は「戦」です。ウクライナという国で起きている戦いや、サッカーワールドカップでの日本代表の「挑戦」などが理由だそうです。

それでは、新郷南小の漢字1文字を考えるとしたら、皆さんは何だと思いますか?校長先生が考える漢字は「新」です。今年度は、昨年度と比べ、多くの行事などに取り組むことができました。3年ぶりに復活した「しんニャン祭り」、つらくてつらくて途中でやめたくなっても最後まで諦めずに走り切った「持久走大会」。3年ぶりに全員の心を一つにしての歌声が戻ってきた「音楽会」など、いろいろなことに一生懸命に取り組んできました。どの取組もこれまでのやり方に工夫を加え、「新しい」形で取り組むことができたからです。「ニュー新郷南小学校」のスタートの年だと考えています。

 さて、2学期のことを少し振り返ってみましょう。2学期の始業式の日に、私は皆さんにお話した「成長曲線」のことを覚えているでしょうか。勉強や運動など、努力をしても努力をしてもなかなか結果が出ないとき、つらくてつらくて、もう嫌になって諦めてしまいそうになったとき、この話を思い出してください。自分の可能性を信じて、がんばってください。という話をしました。

 自分自身の成長というものは、なかなか自分ではわかりづらいものです。しかし、皆さんは着実に成長しています。先ほど話した学校行事での頑張りはもちろんのこと、日頃の勉強、あいさつ、掃除、友達と仲良く過ごすこと、友達と仲直りすることなど、様々なことで大きく成長しています。そのことについては、後で担任の先生から通知票をもらって、自分の頑張ったことを振り返ってみてください。

 最後に、来年は何年か知っていますか。来年は「うさぎ年」です。皆さんが、うさぎのようにぴょんぴょんとさらに飛躍する成長の年になることを願っています。また3学期に、元気な皆さんに会えることを楽しみにしています。

12月 全校朝会

当たり前のことを当たり前に 

 先週行われた持久走大会では、体調不良の子を除きすべての参加者が完走することができました。開会式でも話したとおり、持久走は自分との闘いです。皆さんは、どんなに苦しくてもあきらめなかった。最後まで粘り強くやり通した。そんな皆さんの姿から、校長先生はたくさんの感動をもらいました。

「ブラボー、みんなブラボー、新郷南小学校ブラボー」

 さて、いよいよ12月に入り、2学期も残すところ、学校に来る日は今日を入れてあと14日間となりました。12月は、勉強も生活もまとめの月です。今日は生活のまとめについてお話をします。皆さんは、生活のまとめって何をすることだと思いますか?答えは最後に出てくるので、考えながら聞いてください。

  サッカーのワールドカップでは、日本代表が大活躍をしました。試合に勝ったり負けたりすることは、もちろん楽しみの一つですが、校長先生は、試合以外のところに注目しました。

  日本の選手は使用したロッカールームをきれいに整理し、日本人サポーターは試合後の観客席のゴミ拾いをしていたことが世界でも話題となっています。試合に勝って気分がいいときだけでなく、試合に負けて悔しい思いをしているときも、他の国同士の試合の後でも、いつでも同じように行動していたということが大切なポイントです。 

 あるサポーターは「私たちは日本人です。ゴミを残すことはしません。この場所にリスペクトを持っている。」と話したそうです。世界では、公共の場所を使ったあとに自分たちで掃除をすることはほとんど見られません。

 しかし、日本では、日頃から自分たちの使った場所は自分たちで掃除をすることが当たり前であり、使わせてもらうことへの「感謝」の形として心と体に染み込んでいます。当たり前のことを当たり前にしているだけなのです。

  新郷南小学校でも、掃除の時間に校舎を回っていると、皆さんが当たり前のように一生懸命掃除をしてくれています。だから、校舎がいつもきれいに保たれているのです。

 12月の生活のまとめの話に戻りますが、「生活のまとめ」の答えは「当たり前のことを当たり前に行う」ということです。掃除に限らず、挨拶や係の仕事、友達と仲良くすることなど、2学期を振り返ってみましょう。自分のやるべきことを自分でしっかり行うことの積み重ね(努力のつぼ)が最後に必ず自分自身の力となって返ってきます。

 あと14日間、勉強も生活もしっかりまとめを行い、気持ちよく年末を迎えられるよう、みんなでがんばっていきましょう!

 

11月 全校朝会

あいさつ力

  今日は「あいさつ力」についてのお話をします。学校の廊下で皆さんとすれ違う時、皆さんはとても気持ちのいい挨拶をしてくれます。校長先生はとてもうれしい気持ちになります。

  ここで、挨拶について考えてみましょう。挨拶は誰のためにしているのでしょうか?相手のためでしょうか?皆さんはどう思いますか?

 挨拶は、とても短い言葉で相手の気分を一瞬で幸せにできる「魔法のことば」でもあります。相手のためでもありますが、校長先生は、挨拶は自分のためになるものだと思っています。

  気持ちのいい挨拶は、相手だけでなく自分自身も気持ちがいいものです。挨拶をすることが身に付くと、自分自身に自信がもてるようになります。あなたの挨拶は、必ず誰かが見ていてくれて、気がついて、認めてくれます。そして、そんな気持ちのいいあなたには、自然と幸運が近づいてくるはずです。

  しかし、挨拶は急にはできないのです。いつでも、どこでも、誰とでも挨拶ができるようになるためには、努力が必要です。そうです。毎日コツコツ「努力のツボ」です。努力があふれ出したとき、いつでも、どこでも、誰とでも気持ちのいい挨拶ができる力が身に付くのです。この力を「あいさつ力」と呼びます。小学生時代に身に付けた「あいさつ力」は、必ず皆さんの一生の財産になると約束します。

  校長先生から皆さんに、1つだけお願いがあります。皆さんは、学校内でとても気持ちのいい挨拶ができています。 しかし、学校の外ではどうでしょうか?特に登下校のときに皆さんの安全を見守ってくれている地域の方に対して、気持ちのいい挨拶ができているでしょうか?

  皆さんの安全をいつも見守ってくれている方々は、このような服装で旗を持っています。いつも当たり前のように立ってくれているので、皆さんも当たり前と思っているかもしれませんが、地域の方々は、どんなに忙しい中でも皆さんの安全を思って、朝も帰りも立ってくれているのです。

  今日の帰り道、明日の朝の登校で、地域の方にあったときにこの話を思い出し、勇気を振り絞って行動してほしいと思います。きっとお互いにうれしい気持ちになれるはずです。

  最後に、元メジャーリーガーで国民栄誉賞を受賞した松井秀喜選手が座右の銘としていた有名な言葉を皆さんに贈ります。 

心が変われば 行動が変わる。

行動が変われば 習慣が変わる。

習慣が変われば 人格が変わる。

人格が変われば 運命が変わる。 

 心のもち方次第で行動は変わります。行動が変われば皆さんの運命も必ず変わります。

 

 

10月 全校朝会

読書のすすめ 

 朝晩の気温が涼しくなり、少しずつ秋を感じる時期になりました。秋は気候がよく何をするにも取り組みやすい季節です。皆さんは、秋といえば何を思い浮かべますか?例えば、「食欲の秋」、「スポーツの秋」、「読書の秋」などが思い浮かぶと思います。

 さて、今日はその中でも「読書の秋」についてお話をします。突然ですがここでクイズです。新郷南小学校の図書室には、約何冊の本があると思いますか?

 1   1000冊(千冊)

 2   5000冊(五千冊)

 3  10000冊(一万冊)

 正解は、「3」の10000冊です。

 

 続いて第2問。今年の4月から9月までで、皆さんが借りた本は約何冊あると思いますか?

 1  1000冊(千冊)

 2  5000冊(五千冊)

 3 10000冊(一万冊)

 正解は、「2」の5000冊です。平均すると、一人あたり約10冊の本を借りている計算になります。1か月の平均にすると、一人あたり2冊です。皆さんは、1か月に2冊という数が多いと感じますか?少ないと感じますか?多いと思う人?少ないと思う人?普通だと思う人?人によって普段読んでいる冊数が違うので、感じ方も違くなります。

 ここで、「1か月に何冊くらいの本を読みますか?」というアンケートについて、新郷南小学校のある学年の結果を見てください。一番多いのは「3~4冊」です。「5冊以上」の人がこんなにたくさんいるなんて校長先生びっくりしました。新郷南小の皆さんが本の楽しさに気が付いて、本に親しんでいることがよくわかりました。逆に「1冊も読まない」という人は、これまで楽しい本との出会いがなかったり、忙しすぎて読む時間がなかったりしているのだと思います。

 

そんな皆さんには、「本に親しむためのコツ」を3つ伝授します。

1 最初は短い本から

2 自分の好きな本を見つけ

3 毎日ちょっとずつ

ポイントは毎日ちょっとずつ続けることです。無理すると読書が嫌になります。

 

 本は、実際に見たり、聞いたり、経験することのできない世界に私たちを連れて行ってくれます。あなたの知らない世界へ、「新南みんなで読もう 15000さつ」。きっとできる!

9月 始業式あいさつ

 皆さんは、どんな夏休みを過ごしましたか?42日間という長い夏休みの中で、きっと学校ではできないような貴重な経験をすることができたのではないでしょうか。

 さて、今日からいよいよ2学期が始まります。2学期最初のお話は、日本一高い富士山に関するクイズです。

第1問。富士山の高さは何メートルあるか知っていますか?知っている人は手を挙げてください。答えは、3776mです。

第2問。厚さ1ミリメートルの紙を繰り返し折っていくと、何回折ったら富士山の高さを超えると思いますか?3つの中から選んでください。

1 22回

2 220回

3 2200回

 1の22回だと思う人? 2の220回だと思う人? 3の2200回だと思う人?答えは、なんと「1の22回」です。たったの22回です。ちょっとびっくりですよね。このグラフを見てください。半分の11回折ったところでは、まだ2メートルぐらいの高さで、あまり高くなっていません。しかし、20回折ったところで1000メートルを超え、21回目で2000メートル、22回目では富士山を超え4000メートルを超えます。このグラフは「成長曲線」と言います。どんなこともやり始めたときには、なかなか結果がでないけれど、努力を続けていればいつか大きな成果や力をつけることができるということをグラフにしたものです。特に、最初の方は目に見える成果はなかなか出てきません。その時期は少しずつ力を蓄えている時期です。あせらずコツコツ続けていくことで、後半にぐっと力が付いてきます。そして、あるときに急にできるようになったり、わかるようになったりして、これまで蓄えてきた力を発揮することができるようになります。

 この話、どこかで聞いたことがありませんか?そうです。1学期の始業式にお話した「努力のツボ」の話と似ていますね。2学期も、勉強や運動など、様々なことにチャレンジし、努力し、力を付けてほしいと願っています。そして、努力をしても努力をしてもなかなか結果が出ないとき、つらくてつらくて、もう嫌になって諦めてしまいそうになったとき、この話を思い出してください。皆さんの努力のツボは必ず溢れ出します。自分の可能性を信じて、がんばってください。この2学期も、先生たちは皆さんのがんばりを全力で応援しています。

 

7月 全校朝会

幸せを呼ぶ四つ葉のクローバー

 

 皆さん、おはようございます。1学期も3か月が経ち、1学期に学校に来る日は、今日を入れてあと11日となりました。もうすぐみなさんが楽しみにしている夏休みです。今月のお話は、「四つ葉のクローバー」のお話です。

 皆さんは、この1学期はどんな1学期でしたか?勉強や運動、友達との遊びや習い事など、様々なことに一生懸命取り組んだのではないでしょうか。職員室前のホワイトボードには、「勉強がわかるようになった」とか「シャトルランがたくさんできた」「友達がたくさんできた」など、この1学期にできるようになったことがたくさん書いてありました。皆さん一人ひとりの努力のツボには、確実に努力が積み重ねられているようで、校長先生はうれしく思います。

 しかし、そんながんばっている皆さんではありますが、中には友達と喧嘩をして気分が落ち込んだり、心が傷ついてしまったり、お父さんやお母さんに叱られて自信をなくしてしまったりしている人がいるかもしれません。そういう時は、何をするにもやる気が起きず、遊んでいてもつまらないことがありますよね。

 皆さんは「クローバー」を知っていますよね。クローバーの葉は普通3枚ですが、時々葉っぱが4枚のクローバーが見つかります。発生率は一万分の一といわれ、なかなか見つけられないことから、見つけると幸せがおとずれるといわれています。そんな四葉のクローバーですが、実は見つかりやすい場所があるそうです。それは、人や車がたくさん通ったりして、クローバーが踏まれたり折られたりしやすい場所だそうです。どうしてそんなところで四つ葉のクローバーがたくさん見つかるのでしょうか。クローバーの葉は、踏まれたり傷つけられたりすると、その傷を治そうとしてたくさんの栄養を出すのだそうです。そのたくさんの栄養のおかげで、普段より多くの葉を付けることができ、より丈夫に育つことができるのです。

 傷ついたクローバーが、その傷を治そうとする力で四つ葉のクローバーをつくるように、皆さんが今、落ち込んだり、元気をなくしたり、悩んだりしていることを乗り越えた先には、そこに必ず幸せが待っていると校長先生は思います。これからつらいことや苦しいことがあり、元気をなくすようなことがあると思います。そのときは、この四つ葉のクローバーの話を思い出してください。どんなに苦しいことがあっても、それを乗り越えた時、より大きなものを得ることができるはずです。しかし、困難というものは、大人でも一人で乗り越えるのがとても難しいものです。皆さんは決して一人ではありません。信頼できる家族や友達、先生たちがいます。きっと皆さんの悩みを聞いて、一緒に考え、一緒に悩み、一緒に乗り越えてくれるはずです。皆さんに必要な力は、どんな困難にも一人で乗り越える勇気をもつことではなく、信頼できる人に相談する勇気をもつことです。

新郷南小学校の子供たち一人ひとりが、幸せを呼ぶ素敵な四つ葉のクローバーに成長してくれることを願っています。

6月 全校朝会あいさつ

「いじめ」と「命」について考える 

 皆さん、おはようございます。6月から1週間が経ちました。1学期もあっという間に半分が過ぎ、折り返し地点となりました。新しいクラスや先生には慣れてきたでしょうか?今日のお話は、少し慣れてきたこの時期に皆さんに知っておいてもらいたいことをお話します。「いじめ」と「命」についてです。 

例えば、クラスの中で自分と仲のいい友達がいじめられていたとしたら、皆さんならどうしますか?この問題の答えは一つではありません。これから校長先生が4つのことを皆さんに伝えるので、自分ならどれに一番近いと思うか心の中で考えてみてください。

1 いじめている子に向かって「いじめるのはやめなよ」と言う。

2 直接は言えないけど、先生や家の人など大人に相談する。

3 いじめられている友達に優しく声をかける。

4 何もしない。

 人それぞれの考え方はありますが、校長先生が絶対に許さないことは、知らんぷりをすることです。見て見ぬふりをすることは、いじめている子と一緒になっていじめることと同じことです。皆さんには、たとえ直接注意はできなくても、自分にできることは何かを考えられる子になってほしいです。 

 さて、皆さんは、自分はいじめなんてやらないから関係ないと思っている人はいませんか?実はそう思っている人が、知らずにいじめをしていることがあります。例えば、ふざけて相手を馬鹿にしたり、体をたたいたりしたことはありませんか?相手が「嫌だ」と言わないから大丈夫だと思っていませんか?そんなとき、実は相手は嫌な気持ちを我慢しているときがあります。そういう時に、相手の気持ちに気付かずに、心や体を傷つけ、自分はいじめだと思っていなくても、相手にはいじめられていると思っているということが起こります。そう考えると、いじめはいつでも、どこでも、誰にでも起こる可能性がありますね。 

 皆さんは、いじめなんてない毎日を過ごしたいですよね。いじめが起きないようにするために一番大切なことは何だと思いますか?それは、「思いやり」の気持ちをもつことです。「思いやり」は、「友達の気持ちを想像する」ことです。友達の気持ちを想像することってすごく難しいですよね。少なくとも「自分がされて嫌なことは人にしない」ということです。いじめられた人の気持ちは、その人にしかわかりません。誰にも相談できずに悩んだり、苦しんだりしているかもしれません。いじめが原因で命を落としたという悲しいニュースを聞くことがあります。決して大げさな話ではなく、「いじめ」は「命」にかかわる大きな問題です。新郷南小の498人の皆さん一人ひとりが友達に対してほんの少しの「思いやり」をもつことができれば、新郷南小はきっと「いじめゼロ」の学校になることでしょう。

5月 全校朝会あいさつ

あいさつのキャッチボール

 

 皆さん、おはようございます。ゴールデンウィークも終わり、校長先生は皆さんに会えるのを楽しみにしていました。皆さんも友達や先生に会えるのを楽しみにしていたことと思います。新しい学年に進級してから約1か月が経ちましたが、新しいクラスには慣れましたか。ひとそれぞれのペースがありますので、あせらずゆっくり慣れていきましょう。

 

 さて、校長先生は、この1か月の皆さんと一緒に過ごしてきて、とてもうれしい気持ちになったことがあります。それは何だと思いますか。それは「あいさつ」です。今日は「あいさつ」についてのお話をします。4月の始めのころは、朝の登校時や校舎内の廊下等で皆さんに会っても、なかなかあいさつのキャッチボールができないことがありました。でも、1か月が経ち、最近では皆さんの方から先にあいさつをしてくれることが増えてきました。「おはよう」と言ったら「おはよう」と返ってくる。「こんにちは」と言ったら「こんにちは」と返ってくる。こうしたあいさつのキャッチボールができることは本当にうれしいことです。皆さんの中には、たかがあいさつくらいと思っている人がいるかもしれません。しかし、あいさつをされて嫌な気持ちになる人はいません。あいさつをされた人はみんなうれしい気持ちになります。逆に、あいさつをしても、相手が何も返してくれなかったら寂しい気持ちになります。校長先生は、なんでもないような当たり前のことを徹底して行うことが大切なことだと思います。こうした小さな努力を積み重ねられる人が、いつか努力のツボから努力があふれ出し、何か大きな結果につながっていく人なのです。4月にお話しした「努力のツボ」を覚えていますか。また、あいさつは「たった2秒の自己紹介」とも言われます。あいさつが人と人とを結びつけ、信頼関係を作っていく第一歩になるのです。ここで、気持ちのいいあいさつをするための4つのポイントを皆さんに伝えます。

 

1 あいさつの「あ」・・・「明るく」元気に

2 あいさつの「い」・・・「いつも」朝も、昼も、帰りも

3 あいさつの「さ」・・・「先に」相手の姿が見えたら自分から

4 あいさつの「つ」・・・「続けて」毎日続けてこそ本当の力となります。

 

「明るく、いつも、先に、続けて」あいさつができたらあいさつ名人です。

みなさんのたった一言のあいさつが、友達や先生方、家族や登下校の安全を見守ってくれている地域の皆さんを、校長先生が感じたのと同じように、うれしい気持ちにさせることができます。あいさつは魔法の言葉なんです。

 最後に、元日本のプロ野球選手でアメリカ大リーグのスーパースターであったイチロー選手の言葉を一つ紹介します。

「小さいことを重ねることが、とんでもない所に行くただひとつの道だ」

以上で校長先生のお話を終わります。

令和4年度 第52回入学式 式辞

式 辞

 

新郷南小学校一年生の皆さん。こんにちは。入学おめでとうございます。

校長先生は、皆さんが入学してくることをとても楽しみにしていました。もちろん私だけでなく、新郷南小学校のすべての先生、2年生から6年生のお兄さん、お姉さんも、おうちの人も、地域の人も皆さんの入学を心からお祝いしています。

さて、今日から皆さんは新郷南小学校の一年生です。楽しい学校生活を送るために、校長先生から三つのお願いをします。

 

一つ目は「かしこい子」になってほしいということです。「かしこい子」とは、しっかり勉強や運動をする子です。そのためには、まず先生の話をしっかり聞くことが大切です。先生のほうをしっかり向いて話を聞きましょうね。

 

二つ目は「優しい子」になってほしいということです。友達のいいところをいっぱい見つけてください。自分がされて嫌なことはほかの子にもしません。誰とでも仲良くして、友達をたくさんつくりましょうね。

 

三つ目は「元気な子」になってほしいということです。毎日元気に学校に来てください。そして、いつでも、どこでも「明るく 元気に 笑顔で」挨拶をしましょうね。

 

 この後、皆さんのおうちの人にお話をしますので、少しの間静かに待っていましょう。しっかり待てる子は「かしこい子」です。

 保護者の皆様、本日は、お子様のご入学おめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。今日の日を迎えることを心待ちにしていらしたことと存じます。いよいよ義務教育が始まります。大切なお子様を、本日より新郷南小学校の全職員で、責任を持ってお預かりさせていただきます。

 本校は、昭和四十四年開校し、一昨年度に開校五十周年を迎えた伝統ある学校であります。「夢をはぐくみ 学びを拡げ 未来にはばたく南っ子の育成」をキャッチフレーズに教育活動を進めております。

 

学校の教育は、家庭の教育や地域の力なくして成り立ちません。これから始まる六年間の小学校生活では、さまざまなことがあると思います。

しかし、どんな時でもお子様の健やかな成長を願う心は、我々教職員一同、保護者の皆様と同じでございます。卒業の日まで、子供たちのために力を合わせ、学校での教育活動にご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 最後に、本日、新郷南小学校に入学した八十名の一年生を加えた、全校四九七名の児童の健全な育成のため、これからもご支援賜りますよう、改めてお願い申し上げます。

 

 一年生の皆さん、しっかり待っていましたね。みなさん「かしこい子」です。今日から皆さんは新郷南小学校の一員になりました。たくさん勉強をして、たくさん運動をして、たくさん友達をつくって、楽しい学校生活を送ってください。

 以上で、式辞とします。

 

令和四年四月八日

川口市立新郷南小学校長 岩井 正明

令和4年度 第1学期始業式

本日、令和4年度がスタートしました。新1年生80名を向かえ、全校児童497名、19学級でのスタートです。私は、黒澤校長先生のあとを引き継ぎました、校長の 岩井 正明 といいます。よろしくお願いします。上から読んでも「いわい」、下から読んでも「いわい」です。覚えてください。

 

年度のスタートなので、新郷南小のキャッチフレーズについてお話をします。本校のキャッチフレーズは「夢をはぐくみ 学びを拡げ 未来にはばたく 南っ子の育成」です。このキャッチフレーズは本校の伝統の一つです。

 

ここで、みなさんに聞きます。将来の夢をもっている人はいますか?心の中で返事をしてください。まだ見つかっていない人もこれから見つかりますので心配はいりません。では、夢をかなえるためにはどうしたらいいと思いますか?そうです、一生懸命努力することが必要ですね。今日は「夢をはぐくみ 学びを拡げ 未来にはばたく 南っ子」のために、ここから努力の話をします。

 

ここに一つのツボがあります。これは努力のツボです。このツボは目に見えますが、皆さんの中にも目に見えない努力のツボが存在しています。努力というものは、目に見えないため、結果が出ないと途中で嫌になって努力をすることをあきらめてしまうことがあります。しかし、コツコツと積み重ねた努力は、決して無駄にはなっていません。目には見えなくても、(コップの水を3杯くらいツボに注ぎながら)このコップに入れた水がツボに貯まっていくのと同じように、確実に力となって皆さんの中に積み重ねられています。そして、いつか努力のツボから溢れ出し、目に見える結果となって現れます。いつ結果がでるかわからないのに努力をするのは本当に大変ですよね。だからこそ、努力することには大きな価値があるのです。だからこそ、努力をしている人はかっこいいのです。

 

今年1年、勉強や運動など、様々なことにチャレンジし、努力し、力を付けてほしいと願っています。そして、新郷南小学校の全員が、夢に向かって、未来に向かって大きく羽ばたいてほしいと願っています。皆さんの努力のツボが溢れ出すことを願い、新郷南小学校のキャッチフレーズの話を終わりにします。

令和3年度 修了式 校長式辞

 一年間の振り返りを

  本日、令和3年度のすべての学習を終了します。

 この一年間も、そのほとんどが「まん延防止等重点措置」或いは「緊急事態宣言」が発令された状況でした。そのような中、新型コロナウイルス対策をしながらも様々な学習に取り組むことができました。

 今年は「100点を目指すのではなく、自分の可能性を信じて100%努力する」ことをテーマに取り組んできました。皆さんは、どのようなことに努力をしてきたでしょうか。振り返ってみましょう。

 私がこの一年間を振り返って、嬉しかったことをお話しします。

1 皆さんがたくさんの本に親しみました。図書室の貸し出した本の数が1万2000冊を超えました。今年は物語や伝記などを読む人がとても増えました。

2 皆さんが運動に親しみました。川口市少年少女ふれあいなわとび大会や校内なわとび大会でたくさん良い成績をあげました。新体力テストの成績もとても良く、みなさんの体力が向上していることがわかりました。

3 皆さんが健康に過ごしました。むし歯になった人がとても少なくなりました。また、むし歯になっても全員が治療を終えることができました。

4 皆さんの挨拶の声が大きくなりました。廊下で会ったとき「こんにちは」という明るく元気な挨拶が響き渡りました。登下校中でもしっかり挨拶ができるようになりました。

5 皆さんが安全に過ごしました。大きな交通事故や、不審者事件などに巻き込まれずに安全に生活することができました。事故や事件、地震などの災害はいつ起こるかわかりません。これからも気をつけましょう。

新年度は新たなめあてをもって、さらに成長する一年にしていきましょう。そのために、春休みに心も体も、学習用具も新学年の準備をしっかりやりましょう。

 それでは、4月8日が令和4年度の始業式です。皆さんと元気に会えることを楽しみにしています。

令和3年度 3月朝会 校長講話

 前向きな気持ちで

 新型コロナウイルスのオミクロン株による感染者数が減少傾向になりましたが、まだ油断はできません。引き続き感染対策をしっかり行いましょう。

さて、2月は北京オリンピックに世界中が沸き上がりました。そして、今月4日からは北京パラリンピックが開催されます。みなさんは、どの競技にきょうみをもったでしょうか。今日はカーリング女子日本代表チーム「ロコ・ソラーレ」の活躍に触れてみます。カーリングというスポーツは「氷上のチェス」と呼ばれるほど、高度な戦略が求められるそうです。また、変化する氷の状態を見極め、繊細なショットを決めるという強い心が求められるスポーツです。そのようなカーリング競技の中で、ロコ・ソラーレの選手は常に笑顔と前向きなはコミュニケーションで試合を進めていました。「ナイス!」のかけ声はとても印象に残っています。常に前向きな気持ちでいることによって、自分たちのベストパフォーマンスを発揮していました

 私たちの普段の生活の中でも、前向きな気持ちでいることを心がけると、学校生活が一層楽しくなりそうです。今日皆さんはどんなことができましたか?朝いつも通りに起きることができたとか、しっかり朝ごはんを食べたとか、できていることはたくさんあります。自分のできているところ、頑張っているところに目を向けていきましょう。

 お知らせです。学校ファームに新しい看板が設置されました。開校50周年記念事業の一つです。皆さんの取組を地域へ発信していきたいと考えています。4月からの活動を楽しみにしています。

令和3年度 2月朝会 校長講話

しんニャンアート展

  新型コロナウイルスのオミクロン株による感染拡大が続いています。今までに経験のない感染力です。感染防止にしっかり取り組みましょう。マスクは正しく着用していますか。手洗いや消毒をしっかりしていますか。給食の時はおしゃべりをせずに食べていますか。毎日の体温測定や健康観察をしていますか。少しでも体の調子が悪いときは、登校しないで家でゆっくり過ごしたり、病院で診てもらったりしましょう。そして、今の状況は誰が感染しても不思議ではない状況です。感染対策をしていても感染してしまうかもしれません。私たちは感染をした人と闘っているのではありません。闘っている相手はウイルスです。みんなで力を合わせて、乗り越えていきましょう。

 昨日から、「しんニャンアート展」を開催しています。昨年度から始めたことの取組を楽しみにしていました。今年も、皆さんの努力の証が展示されています。楽しく「しんニャンアート展」に参加するためのポイントを三つお話しします。

一つ目、友達の作品の良いところを見つけましょう。そして、良いところを見つけたら、これからの自分の作品作りに生かしてみましょう。

二つ目、友達が頑張ったところを発見しましょう。どの作品も、作った人の頑張りポイントがあるはずです。そのポイントを発見しましょう。

三つ目、ほかの学年の作品も見てみましょう。自分より上の学年を見てあこがれをもち、自分より下の学年を見て当時の自分と比べてみるという楽しみ方もあります。

 どの作品にも、作った人の思いが込められています。一つ一つの作品は大切な宝物です、目で、心で楽しみ、皆で「しんニャンアート展」を成功させましょう。

令和3年度 第3学期始業式 校長式辞

 新年あけましておめでとうございます。

 皆さん、2学期の終業式でお話しした約束を守り、楽しい冬休みにすることができたでしょうか。事故などの連絡がなく、今日の始業式を無事に迎えることができて安心しています。

 さて、みなさんは「一年の計は元旦にあり」という言葉を知っていますか。今日配信する学校だよりにも書いているのですが、「物事を始めるにあたっては、最初にきちんとした計画を立てることが大切である」という意味です。今年は寅年で「頑張ることを決めて、挑戦するとよい年」と言われているそうです。今年頑張ること、この3学期に頑張ることを考えてみましょう。そして、目標達成のための計画を考えてみましょう。

 これまでに、「今年はこれを頑張ろう」と決めたけれども、すぐにあきらめてしまったり、途中で投げ出したりしたことはありませんか。そういったことを「三日坊主」といいます。残念なことではありますが、正直なところ誰にでも経験があるのではないでしょうか。

 今日は、三日坊主にならない3つの方法をお話しします。

 一つ目は、「自分に合った計画を立てる」ことです。高い目標に挑戦することは素晴らしいことですが、無理な目標はすぐにあきらめてしまうことになりそうです。ちょっと頑張れば達成できるくらいがちょうどよいでしょう。

 二つ目は、「計画は変更できる」ということです。自分でたてた計画なのですから、自分で変更してもよいはずです。自分に合ったやり方や計画に変えていくことも大切なことです。

 三つ目は、「自分をほめる」ことです。計画通りにできたらカレンダーに印をつけるなどをしてみてはどうでしょうか。自分が頑張れていることを目で確認することは、やる気を出すためにはとても良い方法です。

 「一年の計は元旦にあり」です。しっかり目標や計画を立てて、成長を実感できる一年にしましょう。

令和4年 新年の御挨拶

 新年あけましておめでとうございます。

 昨年中は感染症対策を行いながらも、様々な取組を保護者・地域の皆様の御支援をいただきながら進めることができました。今年がどのような年になるのか不安は拭えませんが、笑顔で新年をスタートさせてまいります。

 昨年の12月4日に開校50周年記念式典を無事に挙行することができ、大きな節目となりました。誠にありがとうございました。

 本校のスローガンは「夢をはぐくみ学びを拡げ未来にはばたく南っ子」です。新郷地区で育ち、新郷南小で学び、やがて社会で大きく羽ばたく児童の育成に向けて、保護者・地域の皆様と共に歩んでまいりたいと願っています。

 本年も引き続き御支援賜りますようお願い申し上げます。

令和3年度 第2学期終業式 校長式辞

 長く楽しかった2学期が今日で終わります。緊急事態宣言の中でスタートしましたが、感染者が減ったため、多くの行事などに取り組むことができました。毎日の学習に加えて、運動会、音楽会、校外学習などいろいろなことに挑戦をすることができました。

 2学期の始業式の日に、私は皆さんに努力し続けることについて話をしました。覚えているでしょうか。「できない」とあきらめてしまったらゲーム終了です。しかし、努力し続けているかぎりゲームは続いています。あきらめずに努力し続ける力を身につけようといいました。そして、今年の新郷南小のスローガンは「100点を目指すのではなく、自分の可能性を信じて100%の努力をする」ですという話をしました。皆さんは、この2学期100%の努力ができたでしょうか。あきらめずに最後まで努力し続けることができたでしょうか。振り返ってみましょう。

 今年は丑年でした。丑年は一歩一歩着実に物事を進めることが大切な年であり、エネルギーを蓄える時期であるとわれています。この一年間の取組の中で、たくさんの力を蓄えることができたことでしょう。

 来年は何年か知っていますか。来年はどんな年にしたいか、この冬休みに考えてみましょう。そして、一年の計は元旦にありといいますが、今年の目標を考えてみましょう。

 年末、年始はいろいろなところに出かけたり、多くの人に合ったりすることでしょう。感染症対策や交通安全対策などをして、3学期に元気に会えることを楽しみにしています。

令和3年度 12月朝会 校長講話

 命を大切にすること

 先週の土曜日に開校50周年記念式典を行いました。5、6年生には本校代表として式に参列してもらいました。川口市長様をはじめ多くの皆様にお祝いをしていただきました。これからも、さらに歴史と伝統を積み重ね、みんなの心のふるさとのように感じられる学校にしていきましょう。

 先日、中学生が同級生に刺されて死亡するという痛ましい事件が発生しました。まだ事件に関するすべてが明らかになってはいませんが、なんとも悲しい事件です。そして、二度と起こってはいけないことだと強く感じています。

 この事件を受けて、児童の皆さんに伝えたいことを3つ話します。

 一つ目に「命を大切にする」ということです。自分の命は大切です。同じくらいに他人の命も大切なのです。人は命の限りに生きる権利をもっています。その権利を奪うことは誰にもできないのです。

 二つ目に「考える」ということです。人は人との関わりなくして生活することはできません。そうすれば、うまくいかないことは少なからず起きるものなのです。皆さんの身近なことでいえば、友達とけんかをしてしまったり、つい傷つくことを言ってしまったりというようなことです。そういったことを少なくする努力は必要ですが、同じくらいに、そうなったときにどうすればよいかを考えることが大切なのです。最もいけないのは、感情にまかせて暴力をふるうことです。「考える」のです。どうすれば上手に解決できるかを考えるのです。

 三つ目に「相談する」ということです。自分だけでは解決できないことも少なくないのが現実です。そのようなときは「相談すればよい」のです。友達に相談するのもよいでしょう。お家の人でも、もちろん先生たちに相談してくれたらうれしいです。人は人と力を合わせて生活していくものなのです。相談するということは力を合わせる第一歩です。

 自分を大切にし、同じくらいに相手も大切にできる人に成長してくれることを心から願っています。

令和3年度 11月朝会 校長講話

 本が身近にある生活を

  10月27日から11月9日までの2週間は「読書週間」です。たくさん読書を楽しみましょう。

 児童の皆さんはどのような読書の楽しみ方をしているでしょうか。学校の図書室では、様々な本の紹介をしています。今、図書室前の廊下には「SDGsコーナー」や「教科書で紹介されている本のコーナー」があります。新しい本との出会いがあるかもしれません。ぜひ立ち寄ってみましょう。

 今日は「いろいろな本に出合おう」」という話をします。本といっても色々な本があります。漫画本、絵本、物語、伝記、小説、図鑑、百科事典、辞書など、まだまだいろいろな種類がありそうです。普段何気なく読書をしていると、いつも同じような本を読んでいるということはないでしょうか。好きな作家や好きな種類の本を積極的に読むことは良いことですが、「読書週間」などの機会に、いつもはあまり読まない本との出合ってみることをお勧めします。新しい読書の楽しみ方が見つかったり、今まで気づかなかったけれども、自分はこんなことに興味があったなどという発見があったりすることでしょう。ぜひ、図書室で新たな出会いを見つけてください。

 もう一つ「いつもそばに本がある暮らし」をしてほしいと願っています。私のカバンの中にはいつも本が入っています。ちょっとした時間にすぐに本が手に取れるようにしているのです。うまくいかないことがあって気分が沈んでいるとき、疲れて頭がボーっとしているときなどに本を手に取ると、上手に気持ちが切り換えられたり、元気をもらったりします。ぜひ、そばに本がある生活を送ってほしいと願っています。たくさんの本と出会い、世界を広げて、充実した日々を送ることを期待して話を終わります。

令和3年度 10月朝会 校長講話

自分で学びとる姿を

 緊急事態宣言が解除されました。10月からはいつもの学校生活に少しずつ戻していきましょう。しかし、感染症対策は引き続きしっかりやることは忘れてはいけません。特に、マスクの着用は守りましょう。

 先月は、午前授業で午後はオンラインでの授業でした。どの学級、学年も集中して学習していました。初めは、はじめてのオンライン授業でドキドキしている様子が見えましたが、すぐに慣れて、しっかり学習に取組めていたので安心しました。

 皆さんのオンライン学習の様子を見て気づいたことがあります。それは、普段の授業に比べて、より積極的に参加しているようであるということです。友達と相談したり、先生に直接質問したりすることはできません。しかし、一人一人がとても集中しやすいようでした。また、周りの視線を気にしなしで、いつもよりたくさん発表をすることが出え来た人が多かったようです。これはとても大きな発見でした。これから、普通の授業にもどりますが、オンライン授業のときのようにたくさん発表して、楽しく学習していきましょう。

 これからの勉強の仕方で大切なことを2つお話しします。一つは、自分で自分に合った学習の内容を見つけていくことです。自分の苦手なことや、より詳しく調べたいことなどをみつけることです。二つ目は、自分に合ったやり方で学習することです。タブレットを上手に活用することもとても良い学習の仕方です。

 勉強は教わるものではなく、自分から学び取るものです。これからはそういう時代なのです。皆さんの100%のパワーで勉強に取り組む姿を期待します。

 

令和3年度 第2学期始業式 校長式辞

 夏休みは楽しめましたか。新型コロナウイルスが爆発的に感染拡大したため、緊急事態宣言の中での夏休みでした。なかなか遠くに出かけることは難しい状況ですが、貴重な体験がたくさんできたのではないでしょか。

 さて、今日から2学期をスタートしますが、厳重な感染症対策を行わなければなりません。皆さんもご存知のように、今流行しているデルタ株は、大変感染力が強いといわれています。これまでも感染症対策を行ってきましたが、今日からの2学期はさらに強い気持ちで対策をしていかなければなりません。その為に、明日から10日までの間は午後の授業はオンラインで行うことにしました。お家でタブレットを使って勉強をします。初めてのことなので少しドキドキしますが、先生にやり方をしっかり教わって、楽しく勉強ができるようにしましょう。

 話は大きく変わりますが、皆さんはオリンピックやパラリンピックをテレビで見ましたか。日本選手の素晴らしい活躍に興奮しました。みなさんはどの競技に興奮しましたか。私は、自分を信じて努力を重ね、力を発揮する選手の姿は輝いていました。こうした選手たちの活躍をみて、「できないこと」はないのだと改めて考えました。「できない」と言ってしまえばゲーム終了です。できないのではなく、今はまだ「苦手」なだけだと考えれば、ゲームは続いています。可能性は残っています。努力し続ければ、自分に合ったやり方が見つかり、苦手を克服する日が来るかもしれません。何事も「できない」とあきらめずに、努力する力、努力し続ける力を身につけていきましょう。

 今年の本校のスローガンは「100点を目指すのではなく、自分の可能性を信じて100%の努力をする」です。この2学期、新郷南小学校の皆さんが何事にも「100%努力する」姿を期待して、話を終わります。

令和3年度 第1学期終業式 校長式辞

 1学期の終業式を迎えました。1学期のほとんどの期間が「まん延防止等重点措置」の中でした。感染症対策をしながらでしたが、充実した1学期になりました。

 明日から夏休みです。感染症対策の為、多くの体験をすることが難しい状況ではありますが、その中でも充実した、貴重な経験を数多くできる休みにしてほしいと願っています。気を付けなければならないことを、これからお話ししますから、しっかり聞きましょう。

1 感染症対策の徹底を

 まん延防止等重点措置期間が8月22日まで延長されました。変異株が流行するなど、油断できない状況が続いています。基本的な感染症対策の徹底とともに、不要不急の外出の自粛など、感染症対策を行いましょう。

2 交通事故の防止を

 先日、小学生5人が巻き込まれる交通事故がありました。一瞬の出来事で命を失うこともあります。交通事故には細心の注意をしましょう。また、自転車に乗る場合は、事故を起こさないように気を付けましょう。

3 熱中症対策を

 暑さは、時に危険を及ぼすことになります。熱中症対策をしっかり行いましょう。「熱中症警戒アラート」や「暑さ指数」等を参考にして、しっかりとした対策を行いましょう。

4 不審者に注意を

 いつどのような事件に巻き込まれるかわからないという危機感をもつことが大切です。被害にあわないように、自分の身を守りましょう。

5 困ったときは相談を

 夏休み中でも、何か心配なことがあったら学校に相談しましょう。閉庁日を除き、学校には必ずだれかがいますから、いつでも相談して大丈夫です。

 長い夏休みを有効に過ごし、様々な経験ができることを期待しています。2学期に全員の元気な笑顔に会えることを楽しみにしています。

令和3年 7月朝会 校長講話

勉強を得意になろう

  1学期の残りは10日になりました。1学期の初めに考えた目標は達成できたでしょうか。まだ達成できていないことがあったら、残りの10日ありますから、最後まで粘り強く取り組みましょう。

  さて、皆さんは勉強が得意ですか。勉強は好きですか。今日は勉強が得意になるためには、どんなことが大切なのかを考えてみます。

 漢字を覚えたり、計算が早く正しくできるようになったりすることはとても大切なことです。そういう力を身に着けるためには、一生懸命勉強することが必要です。つまり、勉強が得意になるためには、一生懸命に勉強する力が必要なのです。

 一生懸命に勉強する力とはどんな力なのかをお話ししますから、自分はできるかどうか考えてみましょう。

① 自分の気持ちを我慢する力

② 粘り強く取り組む力

③ 友達の気持ちを感じる力

④ 勉強の計画を立てる力

⑤ 友達と相談しながら勉強する力

⑥ わかったことを文章にまとめる力

 もうすぐ夏休みになります。夏休みの課題に取り組むときには、今お話ししたことに気を付けて取り組んでいきましょう。そうすることで、勉強が得意になるはずです。

 わかること、できることをたくさん味わうことができると、学校がもっと楽しくなります。皆さんの頑張りに期待していいます。

令和3年度 プール開き

 今日は待ちに待ったプール開きです。

 昨年はコロナウイルスの感染状況により、プールを使っての学習ができませんでした。今年は、感染諸対策を万全にしながら実施することになりました。安全で楽しいプールでの学習にしましょう。

 プールでの学習は、低学年では「水遊び」中高学年では「水泳運動」といいます。「水遊び」では「水の中を歩いたり、もぐったり、浮いたりする」ことを学習します。「水泳運動」では、中学年では「浮いて進むことや、もぐったり浮いたりする運動」を学習します。高学年では「クロールや平泳ぎ、安全な運動」について学びます。

 楽しい学習にするために大切なことをお話します。

① 水と仲良くなること。

 水が顔にかかることが怖い人もいることでしょう。私も小学校低学年の時は、水が大嫌いでした。私は、お風呂のシャンプーで特訓しました。水が顔にかかっても、口を開けたり、目を開けていられたりするようになるとよいですね。高学年の人は、水の中で力を抜くことができると、きれいな泳ぎができそうです。

② 息をすること。

 私たちは魚ではありませんから、水の中では息ができません。だから、どうやって息をすればよいかを学ぶことがとても大切です。学年に応じて息の仕方のポイントがあります。先生からしっかり教わりましょう。

③ めあてをもつこと。

 どんな学習でもいえることです。めあてをもって、めあてに向かって努力をすることが大切です。今年は、多くの回数プールに入ることはできませんが、めあてに向かってしっかり取り組みましょう。

 最後に、安全に学習することは最も大切なことです。先生の話をしっかりと聞き、理解をし、ルールとマナーをも守って、充実した学習になることを期待します。

令和3年 6月朝会 校長講話

  開校記念日に思いを寄せて

 「まん延防止等重点措置」の期間が6月20日まで延長になりました。感染者数は減少傾向にあるようですが、変異株の感染がさらに広がることをとても心配しています。これまでと同様に手洗い、うがい、消毒などの感染症対策をしっかり行いましょう。

 6月にはプールでの学習を開始する予定です。今年は、感染症対策のために、例年とは違った特別なやり方で学習を行うことを考えています。学習の約束をしっかり守って、安全で楽しい学習にしましょう。

 さて、今月の12日に学校公開を予定していました。この日は、新郷南小学校の開校記念日です。この記念日に、家庭・地域の皆さんと一緒に記念撮影をすることを計画していました。しかし、まん延防止等重点措置が延長されたことから、学校公開を中止し、土曜授業として実施することにしました。記念撮影も児童の皆さんと教職員、3月に卒業した卒業生だけで行うことにしました。とても残念です。

 校長室には昔の書類が大切に保管されています。その中に、学校ができたときの資料を集めたスクラップブックがあります。当時の学校だよりや児童の作文、写真などがたくさん残っています。新郷南小が誕生したとき、まだ校舎は作っている途中でした。完成したのは9月13日だったと記録があります。皆さんが今生活している教室です。完成から51年目の校舎です。完成当時のある児童の作文をみつけました。「この新校舎を、いつまでも、きれいにしておくにはみんなの協力がいる。新校舎が立派でもみんなが勉強をしなければ駄目だ。よその学校に負けてはいられない。さあ!みなさん ガンバロウ。」

 これまでに、5174名の先輩達が卒業していきました。5000人を超える人がこの校舎で勉強をし、給食を食べ、掃除をし、校庭や体育館で運動したり遊んだりしてきました。そして、これから先も多くの児童が、皆さんと同じようにこの学校で過ごしていきます。校舎を大事にしましょう。日々の学びを大切にしましょう。友達と過ごす時間を宝物にしていきましょう。

令和3年 5月朝会 校長講話

    川口市交通安全モデル推進小学校

 コロナウイルス感染症の拡大に伴って、川口市は「まん延防止重点措置」の対象になっています。変異株の感染がさらに広がることをとても心配しています。学校や家庭での手洗い、うがい、消毒などの感染症対策をしっかり行いましょう。

 さて、今年度新郷南小学校は、川口市、武南警察署、武南交通安全協会から「川口市交通安全モデル推進小学校」の指定をいただきました。交通安全は皆の願いです。今年一年間、交通安全についてたくさん学んでいきましょう。

 今日は交通安全についての勉強第1回目です。

 交通事故が起きやすい場所はどこでしょうか?交差点です。特に信号機がついていない交差点は注意が必要です。交差点では必ずいったん止まって、左右の確認をしましょう。

 道路を歩くときはどちら側を歩きますか?右側です。歩く人は道路の右端を歩きます。ガードレールがある場合は、ガードレールの内側を必ず歩きます。

 自転車はどちら側を走りますか。左側です。難しい言葉ですが、自転車は軽車両といって自動車の仲間です。ですから、自動車と同じように左側を走ります。しかし、自動車とは違って、左端を走ることに注意が必要です。

 交通安全において、大切な力はどんな力でしょうか。危険を予測する力です。廊下を歩いていた時に、曲がり角で友達をぶつかりそうになったことはありませんか。急いでいた時に、廊下を走って友達とぶつかりそうになったことはありませんか。これは、危険を予測することができていないから起きる事故です。「もしかしたら…」「ひょっとしたら…」という危険を予測する力が交通安全ではとても大切です。事故が起きてから後悔しても遅いです。危険を予測して、事故を防ぐ力を身につけていきましょう。

令和3年度 第1学期 始業式 校長式辞

 本日、令和3年度がスタートしました。新1年生77名を向かえ、全校児童504名、20学級でのスタートです。

 昨年度に引き続き、コロナウイルス感染症対策を十分に行いながらの学校生活になります。「3密を避ける」「手洗い、うがい、消毒をしっかりする」「規則正しい生活で免疫力を高める」この3つのことを継続して取り組んでいきましょう。また、誰かがコロナウイルスに感染してしまったとしても、人を傷つけるようなことは絶対にしてはいけません。私たちはコロナウイルスと闘っているのであって、感染した人と闘ってはいけないことを改めて確認しておきましょう。

  年度当初にあたり、学校教育目標についてお話をします。

 まず、本校のキャッチフレーズは「夢をはぐくみ 学びを拡げ 未来にはばたく 南っ子の育成」です。このキャッチフレーズは本校の伝統の一つです。

 学校教育目標は

〇 進んで学び深く考える子

〇 思いやりのある子

〇 健康でねばり強い子

目標は変わっていませんが、それぞれの目標について次のような具体的な姿を考えています。

・ 自分を信じ100%の努力をする子

・ 人と気持ちを通い合わせる子

・ めあてに向かって最後までやり切る子

 そして、今年度皆さんとともに目指したい学びの姿があります。それは

「100点を目指すのではなく、自分の可能性を信じて100%の努力をする児童」です。自分を信じること、100%の努力をすることは生涯にわたってとても重要なことです。これを、新郷南小の今年のテーマにします。

  新型コロナウイルス感染症対策をしながらではありますが、たくさんのチャレンジが生まれる年にしていきたいと願っています。それぞれに、今年のめあてをしっかりと立て、この一年をスタートしていきましょう。