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校長あいさつ

3月全校朝会「おはよう」「ありがとう」

「おはよう おはよう 新郷南」

「ありがとう ありがとう 新郷南」

  さて、今校長先生が話した言葉、どこかで聞いたことありませんか?  そうです。新郷南小学校の校歌です。「おはよう おはよう」は、校歌の1番。「ありがとう ありがとう」は、校歌の3番です。校長先生は、新郷南小学校のこの校歌が大好きです。皆さんはどうですか?

  皆さんは、新郷南小の校歌を全部覚えていますか?新型コロナウイルスの影響で、皆さんは校歌を元気よく歌う機会が少なかったと思いますが、今は元気よく歌うことができるようになりましたね。

  校長先生は、家で気が付くと無意識のうちに「おはよう~ おはよう」と口ずさんでいるときがあります。家の人から「何それ?」と聞かれ、「新郷南小の校歌。素敵でしょ。」というやり取りをしています。

  好きな理由は、「おはよう」というさわやかな挨拶から始まり、「ありがとう」という感謝の気持ちで終わっているところです。人と人が仲良く生きていくうえで、一番大切なこと、校長先生が一番大切にしていることが、新郷南小の校歌に入っているからです。

  先日、地域の方からこんなお話を聞きました。「挨拶というのは、相手より先にするものなんだよ。相手が先に挨拶してきて、その後に挨拶するのは、挨拶ではなくて「返事」なんだよ。」というお話です。それを聞いて、思わず「なるほど」と思いました。

  その方は、いつも私に会うと少し離れたところから元気に「おはようございます。」と挨拶をしてくれます。とてもいい気持ちです。校長先生はいつも先に挨拶しようと思うのですが、その方はそれより先に挨拶をしてくるので、いつも負けています。

  挨拶は勝ち負けではないけれども、相手より先に挨拶をしようという気持ちは、相手に伝わります。新郷南小の皆さんはどうですか?先に挨拶をしていますか?それとも後から返事の挨拶をしていますか?今日から友達や先生、家族と挨拶ゲームをしてみましょう。先に挨拶をできた人が勝ちです。挨拶を楽しみながら、自然と素敵な「挨拶」を身に付けられるといいですね。

  廊下を歩いていると、皆さんが校歌を歌っている元気な歌声が聞こえてきます。さわやかな「おはよう」の挨拶と、この1年間、自分を支えてくれたすべての人に対しての「ありがとう」の気持ちを、皆さんの声に乗せ、新郷南小の素敵な校歌に乗せて、たくさんの人に届けていきましょう!

2月朝会(大谷翔平選手からのグローブ)

 本校にも大谷翔平選手からのグローブが3つ届きました。大谷選手から「野球やろうぜ」のメッセージと手紙も一緒に届きました。1月31日、早速、それらを子供たちに披露し、6年生の代表児童にグローブをはめてもらい全校児童の前でキャッチボールをやって見せてもらいました。ボールを取るときのいい音を体育館に響かせ、子供たちはキラキラした目でその様子を見ていました。野球に興味がある子もない子も、夢に向かってがんばるきっかけになってくれればうれしい限りです。

2月朝会(募金活動報告)

 先日、児童会の子供たちが中心となり能登半島地震被災者のための募金活動を行いました。たくさんの保護者や地域の皆さまのご協力によりたくさんの義援金が集まりました。6日間での合計金額は、126,093円です。これだけ多くの金額が集まり、保護者、地域の皆様の気持ちが伝わってきました。子供たちに報告した際も、体育館の子供たちから「すごーい」とどよめきがおこりました。川口市を通して、被災地に責任をもって届けさせていただきます。ご理解とご協力をいただき、本当にありがとうございました。

3学期始業式「当たり前の毎日に感謝」

 皆さん、おはようございます。約2週間の冬休みでしたが、元気に過ごすことができましたか?こうして皆さんが元気に学校に戻ってきて、今日の始業式を無事に迎えることができ、とてもうれしく思います。そんなことは、当たり前のことだと思っていますよね。 

  新しい年を迎えましたが、まずは悲しいお話からしたいと思います。皆さんもすでに知っているとおり、1月1日に石川県の能登半島で大きな地震が起きました。建物が崩れたくさんの人が下敷きになり、火災で町は焼け野原になり、津波で大切な家やものが全て流されてしまいました。今朝の新聞によると、これまでに168人の方が亡くなられ、いまだに323人の方が行方不明であると載っていました。合計で、約500人です。新郷南小の全員の人数とほぼ同じ人数です。 

 犠牲になられた方々へ、また行方不明の方々が一刻も早く見つかりますように、新郷南小学校からお祈りをしたいと思います。皆さん立ってください。「黙祷」と言ったら、手のひらを合わせ、目を閉じ、軽く頭を下げ、お祈りをしましょう。 

「黙祷」 

皆さんは、お正月に家族で食事をしましたか。今日は朝ごはんを食べてきましたか。友達と一緒に登校しましたか。家には家族がいますか。そんな当たり前のことが、当たり前にできるということが何より幸せなことだと、このお正月は考えされされました。 

 能登半島では今、当たり前のことが当たり前にできず、大人も子供もみんな大変な思いをしています。当たり前だと思っているすべてのことは、実は当たり前ではなく、自分の周りのたくさんの人のおかげで成り立っているのです。家族が家にいること、友達が一緒に遊んでくれること、学校で勉強や運動ができることは当たり前ではなく、とてもありがたいことなのです。当たり前だと思っているので、そのことがありがたいと思うこともないかもしれません。だからこそ、今年は当たり前の毎日に感謝する気持ち、自分の周りのすべての人に感謝の気持ちでこの1年を過ごしてほしいと思います。 

 3学期は1年間の中で最も短い学期ですが、今の学年をしっかりまとめ、次の学年につながるとても大切な学期です。勉強や運動、生活など、当たり前だと思ってなんとなく過ごしていたらあっという間に終わってしまいます。勉強や運動ができることはありがたいことだという気持ちを忘れずに、一日一日を精一杯、全力で過ごしてほしいと思います。

 さあ皆さん、3学期もがんばりましょう!

12月の朝会「まとめの月」

 12月は、まとめの月です。2学期のまとめの月でもあり、今年1年のまとめの月でもあります。では、皆さんは何をどのようにまとめればいいと思いますか?大きく分けて、学習と生活のまとめが大切なんです。

 ではまず、学習のまとめからお話します。人は誰でも学んだことや覚えたことを忘れていく生き物です。大人も子供も、天才でも必ず忘れます。でも、何度も何度も繰り返し学ぶと、忘れなくなります。算数の九九や漢字の学習をイメージするとわかりやすいと思います。皆さんも経験がありますよね。だから、12月に、これまで学んだことをもう一度まとめることで、忘れていたことを思い出したり、より強く記憶し直したりすることが大切なんですね。

 次に、生活面はどうでしょうか?例えば、あいさつを例に考えてみましょう。人間は、ついつい楽な方に流されてしまう生き物です。だから、最初のうちは気を付けてできていても、だんだん適当になってしまったり、面倒になってやらなくなってしまったりします。でも、繰り返し行うと、習慣になります。習慣というのは、歯を磨いたり、お風呂に入ったりすることと同じで、当たり前のことが当たり前にできるようになります。この、当たり前のことが当たり前にできる力を身に付けることがなかなか難しいのですが、とても大切なことなのです。

 あいさつのポイントは3つです。①いつでも、②どこでも、③だれにでも元気よくすることです。今から校長先生が課題に感じていることを伝えます。皆さんは、①昼間、②学校内で、③先生方やお客さんに対して100点満点の気持ちいいあいさつができています。課題は、朝、学校の外で、地域の方へのあいさつがしっかりできていないところがあります。皆さん、2学期の残りの3週間、できていないことはできるように、できていることはさらにできるように、いいまとめができるようがんばっていきましょう。

 

10月の朝会「芸術の秋 読書の秋」

 

 今日はまず悲しいお知らせを一つします。みんながかわいがっていたうさぎの「とんがり」が先日亡くなりました。飼育委員会の皆さんが毎日一生懸命世話をして、かわいがってくれていたのでとても残念です。学校にはあと3羽のうさぎさんがいます。これからも、みんなでかわいがってあげてほしいと思います。

 さて、先月の始業式に「文武両道」のお話をしたことを覚えていますか?勉強も運動も得意も苦手も全力でがんばって、いっぱい失敗することが大切なんですよ、というお話でした。今日は文武両道の「文」に関係するお話を2つします。

 1つ目のお話です。皆さんは、「芸術の秋」という言葉を聞いたことがありますか?秋は、気候も涼しくなり、様々なことにより集中して取り組むことができる季節です。学校では今月20日、21日に音楽会があります。校長先生が校舎を回っていると、授業中だけでなく、休み時間にもみなさんが一生懸命練習している楽器の音色が聞こえてきます。

 そうした姿を見ると校長先生は「努力のつぼ」を思い出します。久しぶりの「努力のつぼ」の登場ですね。「努力のつぼ」とは、毎日少しずつ努力している成果は、すぐには目に見えないほどだけど、その努力は少しずつ蓄えられ、いつか必ずツボからあふれ出し、目に見える形となる、というお話です。

 まだ、なかなかうまく演奏できていない子は練習あるのみです。演奏に自信のある子も、練習をおろそかにしたら、そこで成長は止まってしまいます。新郷南小学校の皆さんの努力が、本番の音楽会であふれ出すことを楽しみにしています。

 2つ目のお話です。「読書の秋」という言葉を知っていますか?秋は読書をするにもとてもいい季節です。皆さんは、毎日学校に通って勉強したり、習い事をしたりして、現実の世界の中で様々なことを学んでいますよね。それはとても大切なことです。

 しかし、本の世界には、現実とは違う広い広い世界が広がっているのです。本の世界では、決して普段の生活では経験することができないワクワクする経験ができたり、今まで気づかなかった自分に気づいたりすることがあります。

 もし、まだ本の世界を味わえていない人がいたら、この秋は、新しい世界に飛び込んでみてはいかがでしょうか。運命の本と出会い、続きが読みたくて仕方がなくなったら、それはもう本の世界に入り込んだ証拠です。ゲームやテレビとは違った楽しさを一人でも多くの子に味わってもらいたいと思います。皆さんが自分の世界を広げる一歩を踏み出せることを校長先生は楽しみにしています。

 ちなみに、4月から9月までの半年間の図書室の本の貸し出し冊数は、8156冊です。昨年、おととしと達成できなかった年間目標15000冊の半分を超えました。これからもたくさんの本に親しんで、皆さんが本といい出会いができるのを楽しみにしています。

2学期始業式

文武両道

  長い夏休みが終わり、今日からいよいよ2学期が始まりました。もしかしたら、今日は朝起きるのがつらくて学校に来るのが大変だった人もいるかと思います。そんな人も安心してください。友達と遊んだり、先生と一緒に勉強したりして、少しずつ、ゆっくりと、自分のペースで学校の生活に心と体を慣らしていきましょう。

  

 さて、始業式のお話は「文武両道」です。簡単に言うと「文」は勉強、「武」は運動、「両道」は勉強も運動も両方とも優れている、という意味です。皆さんには、新郷南小の目指す文武両道を聞いてほしいと思います。

 

 2学期と言えば、いろいろな行事が予定されていますが、まずは10月に「音楽会」があります。音楽は文武で言えば「文」の方ですね。そして11月には「持久走大会」があります。持久走大会は文武で言えば「武」の方ですね。それでは、両方とも優れていれば「文武両道」なのでしょうか。

 

 音楽が得意な人もいれば、苦手な人もいます。持久走が得意な人もいれば、苦手な人もいます。また、勉強が得意な人もいれば、苦手な人もいます。運動が得意な人もいれば、苦手な人もいます。皆さんはスーパーマンではないので、苦手があったり得意があったりするのが当たり前です。

 

 新郷南小の目指す文武両道とは、苦手も得意も 「全力で 失敗しよう!」ということです。勉強が苦手だから宿題はやらない、とか、運動は嫌いだから練習しない、そんなことをしていたらどうなるでしょうか?苦手や嫌いなことにも、チャレンジするから失敗があります。何度も何度も失敗し、そこからまた起き上がるときに人は成長するのです。

 

 校長先生が皆さんに願うことは、運動も勉強も何でも優秀な人になることではありません。運動も勉強も何でも全力で取り組む人になってほしいということなのです。これが新郷南小の目指す「文武両道」です。皆さん、二学期は新郷南小の目指す「文武両道」を全員で目指してみようではありませんか。

1学期 終業式 「たいへんよくできました」

 今日で1学期が終わります。明日からは皆さんが楽しみにしていた夏休みです。42日間という長い期間の休みですので、普段学校ではできないような体験やチャレンジをたくさんしてほしいと思います。

  さて、今日は1学期最後の日ですので、このあと担任の先生から通知票をもらいます。その前に、1学期を振り返り、校長先生から皆さんにどうしても伝えておきたいことがありますので、よく聞いてください。

  5月の朝会で、自分なりの精一杯の「100%のあいさつ」を目指してほしいと話しました。それから3カ月間、皆さんのあいさつはどうだったでしょうか?校長先生から見た皆さんのあいさつを評価したいと思います。「はなまる」です。通知票でいうと、「たいへんよくできました」です。4月当初と比べ、明らかに気持ちのいいあいさつができるようになりました。

 最近は、校長先生があいさつをする前に、皆さんの方から元気よくあいさつをしてくれることが増えてきました。しかも、「校長先生、おはようございます」と、名前を付けてあいさつをしてくれるのです。皆さんの気持ちのいいあいさつを聞くと、「今日も一日がんばろう!」とやる気が出てきます。校長先生は、「気持ちのいいあいさつができる人に悪い人はいない」と信じています。

  明日からの夏休みは、特に交通事故やケガ、病気に気を付けてください。2学期にまた元気な皆さんと会えるのを楽しみにしています。そして、皆さんとまた元気なあいさつを交わすことができることを心の底から楽しみにしています。それでは皆さん、楽しい夏休みを過ごしてください。

7月朝会

1学期を振り返り

 今月は7月、いよいよ1学期も最後の月になりました。皆さん、1学期はどうでしたか?今日はみんなで1学期を振り返ってみたいと思います。 

 4月の始業式の日、校長先生が今年の合言葉を発表したのを覚えていますか?(1年生はまだ入学前だったので初めて聞く内容です。)それは、「たくさん失敗しよう!」です。「わざと失敗しよう」という意味ではありません。たくさんのことにチャレンジして、一生懸命に考えて、たくさん悩んで、その結果「たくさん失敗する」ことに意味があるということでしたね。今年1年、勉強や運動など、様々なことにチャレンジし、たくさん失敗しましょう!というお話でした。

  さて、皆さんはどんなチャレンジをしましたか?大きな行事では「運動会」がありました。応援団にチャレンジしたり、リレーのアンカーにチャレンジしたり、表現運動にみんなで力を合わせてチャレンジしたりしたのではないでしょうか。

  それ以外にも、硬筆展覧会に向けて何度も何度も清書を書き直したり、プールで泳げるように一生懸命練習したり、シャトルランで体力の限界まで走ったりした人もいるのではないでしょうか。どれも素晴らしいチャレンジです。

  でも、チャレンジはこのような行事のときだけにするものではありません。むしろ毎日の生活の中のチャレンジが一番大切だと言えます。例えば、毎日の係活動や当番活動を忘れずに、さぼらずに行うことも一つのチャレンジです。これは、自分の弱さに負けずに一つのことに責任をもって取り組むチャレンジです。

  校長先生は、毎日の生活の中で、皆さんに特に大切にしてもらいたい失敗があります。それは「友達との失敗」です。友達と喧嘩したり、いじわるを言ってしまったりすることがあると思います。そんなときは、自分の悪いところを認め、自分から謝る勇気をもち、仲直りする勇気をもって行動してほしいのです。それこそ正に「チャレンジ」なのではないでしょうか。友達とのことは、誰もが悩むことですが、友達を大切に思う気持ちがあれば、きっと乗り越えられるはずです。

  1学期はあと3週間しかありませんが、見方を変えれば、あと3週間もあります。1学期にやり残したチャレンジがある人は、残りの3週間でたくさんチャレンジしてください。2学期も3学期も、たくさんの失敗を経験し、その失敗を次に生かし、皆さんが一歩一歩成長していく姿を楽しみにしています。

6月朝会

 1学期も早いものでもう半分が終わり折り返しの時期になりました。友達とは仲良く過ごしていますか?中には、友達とけんかをしたり、悪口を言われたりして、嫌な思いをしている人がいるのではないでしょうか。今日は「いじめ」についてお話をします。

  人は、「自分は正しい」と思い込み、相手の方が「間違っている」と思い込んでしまうことがあります。その結果、偏った物の見方や間違った物の見方をしてしまうことがあります。それが「けんか」や「悪口」になり、「いじわる」につながり、最後は「いじめ」につながっていきます。

  それでは、いじめをなくすためにはどうすればいいと思いますか?(考える)ヒントはある有名な詩に隠されている気がします。紹介します。

 

「 私と小鳥と鈴と 」 金子みすゞ 

   私が両手をひろげても、

   お空はちっとも飛べないが

   飛べる小鳥は私のように、

   地面を速くは走れない。

 

   私がからだをゆすっても、

   きれいな音は出ないけど、

   あの鳴る鈴は私のように

   たくさんな唄は知らないよ。

 

   鈴と、小鳥と、それから私、

   みんなちがって、みんないい。

 

 一人ひとりが自分と相手の違いを認め、違うことが当たり前だということを知る。そして、一人ひとりが相手の存在や考え方を大切にして、相手の心を傷つけるようなことはしない、言わない。一人ひとりが自分らしく生き生きと生きるためのキーワードは、「みんなちがって みんないい」です。

 新郷南小学校を、いじめゼロの学校にするために、みんなで仲良く過ごしましょう!

5月朝礼

100%のあいさつ

  新しい学年に進級してから約1か月が経ちました。1年生は入学してから1か月が経ちましたが、新しいクラスや生活には慣れましたか。自分のペースであわてずゆっくりと慣れていきましょう。 

 さて、新しい生活を気持ちよく過ごすために、皆さんに大切にしてもらいたいことをお話します。それは、「あいさつ」です。理由はシンプルです。先生方も友達も、大人も子供も、さわやかなあいさつは、みんながとてもうれしい気持ちになるからです。

  この1か月間、皆さんは、とても気持ちのいいあいさつをたくさんしてくれました。ただの「おはようございます」「こんにちは」ではなく、「校長先生おはようございます」「〇〇先生こんにちは」と相手の名前を呼んで挨拶をしてくれる人がとても多くて、名前を呼ばれると、校長先生はとてもとてもうれしい気持ちになります。

  ここで皆さんに考えてもらいます。目を閉じてください。この1か月間を振り返り、自分のあいさつ力に点数を付けつけるとしたら、100点満点中、何点ぐらいか心の中で考えてみてください。

 目を開けてください。今、皆さんに点数を付けてもらいましたが、あいさつに点数を付けるのはあまりよくないですね。人それぞれの個性があるので、100点を目指すのではなく、100%のあいさつを目指してほしいのです。100%のあいさつとは、自分なりの精一杯の声を相手に届けることです。人と比べる必要はありません。

  ポイントは、少しの勇気です。あいさつをすることは、何となく恥ずかしいときがあるかもしれません。でも、勇気をもってあいさつができたなら、相手も自分も清々しい気持ちになり、あいさつしてよかったなと思えるはずです。

  先日、この4月に来たばかりの先生からこんなことを言われました。「新郷南小の子供たちはみんな素直で元気なあいさつができますね。15年間いろいろな学校で働いてきて、こんな気持ちのいい学校は初めてです。」最高の誉め言葉をいただき、校長先生はうれしくて泣いちゃいそうでした。

  皆さんなら、「100%のあいさつ」きっと続けられるはずです。これからも、学校の先生や友達だけでなく、家のお父さん、お母さんにも、地域のおじさん、おばさんにも、皆さんのあいさつで、たくさんの人に元気を与えてください。

令和5年度 第1学期始業式

 本日、令和5年度がスタートしました。新1年生78名を迎え、全校児童509名、20学級でのスタートです。

  いよいよ新しい年のスタートですね。皆さんも今日から始まる新しい学年のスタートにワクワク、ドキドキ、そしてやる気に満ち溢れていると思います。そこで、今年の新郷南小の合言葉を発表します。それは、「たくさん失敗しよう!」です。「えっ、校長先生、なんで失敗なの?」と思うかもしれませんね。皆さんは、いつも失敗しないように、失敗しないように一生懸命がんばっているのですから、当たり前ですよね。

  校長先生が言っているのは、「わざと失敗しよう」という意味ではありません。たくさんのことにチャレンジして、一生懸命に考えて、たくさん悩んで、その結果「たくさん失敗する」ことに意味があるということです。

  例えば、授業中は、たくさん悩んでほしいのです。困ってほしいのです。友達とたくさん話し合ってほしいのです。「あーでもない、こーでもない」と何度失敗しても繰り返しがんばろうとすることに価値があるのです。繰り返し努力することの大切さは、昨年度何度もお話した「努力のつぼ」を思い出してください。このことは今年もこれからの人生においてもずっと変わりありません。

  話を授業中の話に戻します。正しい答えや、すばらしい結果をすぐに出す必要はありません。だって皆さんは、わからないことを考えたり、できないことをできるようにしたりするために学校にきているのですから。だから、間違えることも失敗することも何も恥ずかしいことではありません。

  逆に、失敗を恐れて何もチャレンジしないのは少し寂しいことですね。チャレンジがなければ確かに失敗もしなくてすむかもしれませんが、皆さんの成長にはつながりません。たくさん失敗するためには、たくさんチャレンジすることが必要なのです。

  今年1年、勉強や運動など、様々なことにチャレンジし、たくさん失敗しましょう!みなさんの積極的な失敗を楽しみにしています。

令和4年度 修了式

 今日は、3年ぶりにこの体育館に全校児童が集まっての修了式となります。コロナ前までは当たり前の光景でしたが、何だかとても新鮮な気持ちがしませんか。1年生から3年生までの皆さんは、初めてのことだと思います。私は、全校児童がこうして集まり、皆さんと顔と顔を合わせて話ができることが、とってもうれしいです。

 修了式の話をする前に、昨日のことをお話します。昨日、学校全体で、来年度のために机・椅子の大移動をしました。全校の皆さんも協力してくれましたが、特に4年生と5年生は、校舎の1階から4階まで何度も何度も往復し、汗びっしょりになって、一生懸命自分の役割を果たしてくれました。その姿からは、学校や人の役に立つことに誇りや喜びを感じ、これから学校の中心となってがんばろうという頼もしさを感じました。皆さん、ありがとう!

 さて、ここから、修了式のお話をします。本日をもって、令和4年度のすべての学習を終了します。今日は、皆さんが1年間の学校生活を振り返る大切な節目の日です。振り返るということは、「これまでの自分」と「これからの自分」について、しっかりと考えることです。今日は、「これまでの自分」と「これからの自分」の2つの話をします。 

 最初に、これまでの自分についてです。全員目を閉じてください。今年1年間を頭のなかで振り返ってみます。自分自身がどんなことにがんばれたか想像してみてください。ここで大切なのは、できたかできなかったかという結果ではなく、何に努力できたかということを思い浮かべてください。 

 まず、勉強について、努力したことは何ですか? 

 次に、生活について、努力したことは何ですか? 

 目を開けてください。今皆さんは1年間の振り返りをしました。がんばれたこともがんばれなかったこともあったと思います。今年度がんばれたことは、これからも続けてがんばりましょう。今年度がんばれなかったことは、次の学年でまたがんばればいいのです。 

 次に、これからの自分についてです。

 卒業式の2日前、ある6年生からお手紙をいただきました。その一つにこんなことが書いてありましたので、皆さんに紹介したいと思います。私は、この手紙を読んで、とてもうれしい気持ちになりました。私が昨年の4月から朝会などで話していた「努力のつぼ」のことを覚えてくれていて、がんばってくれたことが何よりもうれしかったです。この手紙をくれた卒業生は、自分の夢に向かってこれからも努力をしていきたいと話してくれました。

  皆さん、もう一度目を閉じてください。来年度の自分について想像してみましょう

  ・次の学年に進級したら、どんなことを努力したいですか?

  皆さんが次の学年に進級してからもいろいろなことに挑戦し、これまでと同じように、これまで以上に努力を続けてほしいと思います。努力は決してうらぎりません。

  それでは、4月10日の始業式、皆さんと元気に会えることを楽しみにしています。

3月 全校朝会

 今年度もいよいよあと数日で終わります。皆さんはこの1年間を振り返ってみて、どんな1年間でしたか?心も体も大きく成長した1年間であったと思います。 

さて、皆さんはたくさんの人に支えられて、大きく成長することができましたが、「ありがとう」という感謝の気持ちを伝えられていますか?または、誰かに伝えたいけれどなかなか伝えられていないということはありませんか?今日は「感謝」についてのお話をします。 

 ここでクイズです。「感謝」の反対語は何だと思いますか?答えは、「当たり前」です。「当たり前」だと思うことには、「感謝」の気持ちが生まれにくいものです。「感謝」というと、特別なことを思い浮かべるかもしれませんが、実は「当たり前」のことが当たり前にできることはとても幸せなことで、そのことに気づいて、感謝できる人になれたらいいなあと思います。 

 それでは、皆さんの生活の中で「当たり前」だと思うことにはどんなことがありますか?(少し考える)

  ・毎日ご飯を食べたり

  ・学校で勉強したり

  ・友達と遊んだり 

 など、様々な当たり前がありますね。これらのことは、当たり前すぎて毎日感謝の言葉を伝えることは難しいかもしれません。だからこそ、この3月は、これまでなかなか言い出せなかった「感謝」の気持ちを伝えるのにとてもいいタイミングと言えます。これまでお世話になった相手に「ありがとう」の言葉を声に出して伝えられたら、きっとお互いによりよい関係になること間違いなしです。 

 校長先生も、この場を借りて皆さんに感謝の気持ちを伝えたいと思います。毎日当たり前のように学校に登校してくれてありがとう。一生懸命勉強や運動に取り組んでくれてありがとう。友達と仲良く遊んでくれてありがとう!皆さんの笑顔が校長先生にとっては一番の喜びです。 

 そして、最後に、毎日朝早くから夜遅くまで、当たり前のように一生懸命仕事をしてくれている先生方、心の底から「ありがとう」。

2月 全校朝会

 早いものでもう2月に入り、今年度も残り約2か月となりました。学校に来て、今の仲間と一緒に学ぶ日数はあと何日あると思いますか。今日を入れてあと32日です。6年生は30日です。そう考えると、残された日数はとても少なく、一日一日を大切に過ごさないといけないなあと感じませんか。 

 さて、校長先生は、先週5年生と6年生と一緒に社会科見学に行ってきました。5年生と6年生ともに、ルールとマナーが大変立派でした。新郷南小学校の高学年として、最高学年として、胸を張って見てもらえる、かっこいい姿でした。 

 今日は、その「ルール」と「マナー」についてお話します。そもそもルールとマナーの違いは何だと思いますか?皆さんに10秒考えてみてください。 

 ルールとは、学校生活や集団生活を、一人ひとりが安心・安全な生活を送るための「約束」です。もし一人ひとりが約束を守らず、自分勝手な行動をしていたら、学校も社会も大変なことになってしまいます。 

 マナーとは、学校生活や集団生活を、心豊かに過ごすための「人への思いやり」のことです。ルールと違うのは、人から決められてやるものではなく、人と人が気持ちよく過ごすために自分からやった方がいいものです。もし挨拶やお礼を一切しなかったり、挨拶をされても返事をしなかったりしたら、毎日とても嫌な気持ちになってしまいますね。校長先生は、このマナー(思いやりの心)がとても大切だと考えています。 

 皆さんは、小学校時代にルールやマナーを学び、思いやりの心を育てているところです。その心が行動となり、毎日の行動の積み重ねが一人ひとりの「人格」を作り上げていきます。 

 6年生はもうすぐ卒業です。1年生から5年生は進級します。これからさらにたくさんの人との出会いが待っています。人と人とをつなぐマナーについて、皆さん、心の中で振り返ってみましょう。今から5つの質問をします。全てできている人はマナー名人です。もしできていないことがあったとしても、気持ちがあれば必ずできるようになります。

1 家族に「おはよう」「こんにちは」「ありがとう」が言えている。

2 友達に「おはよう」「こんにちは」「ありがとう」が言えている。

3 先生に「おはよう」「こんにちは」「ありがとう」が言えている。

4 地域の方に「おはよう」「こんにちは」など気持ちのいい挨拶ができる。

5 挨拶やお礼を言われたら、誰に対しても返事ができる。 

 皆さんの行動は心の表れです。心は行動に移さなければ人に伝わりません。その心は、自分自身ばかりではなく、たくさんの大切な人々を幸せに導いてくれることでしょう。3学期の残された日数はとても少ないですが、一人ひとりが心と心を通わせ、一日一日を大切に過ごしてほしいと願っています。

3学期 始業式

 新年あけましておめでとうございます。約2週間の冬休みでしたが、楽しく過ごすことができたでしょうか?校長先生が何よりもうれしいことは、こうして皆さんが元気に学校に戻ってきてくれて、今日の始業式を無事に迎えることができたことです。当たり前のことだと思いますが、当たり前のことが当たり前にできることが何より幸せなことなのです。

 

 さて、新しい年を迎えました。今年は何年ですか?そうです、うさぎ年ですね。うさぎは、ぴょんぴょんと跳ねることから、「飛躍の年」「成長の年」とも呼ばれています。皆さんは昨年もたくさん成長しましたが、今年もさらに成長できるようがんばってください。そのために、今日は「夢」のお話をします。

 

 突然ですが、皆さんは「夢」をもっていますか?夢というと、将来の仕事のイメージを思い浮かべる人が多いでしょう。小学生を対象にした「大人になったらなりたいもの」最新の調査では、次のような結果が出ています。

<男子>1位 会社員  2位 You Tuber  3位 サッカー選手

<女子>1位 パティシエ  2位 看護師  3位 幼稚園・保育園の先生

 

 夢というと遠い感じがしますが、「夢」は「目標」と同じと考えるとわかりやすいかもしれませんね。夢を叶えるためには、小さな目標をいくつもいくつも達成することが大切で、その積み重ねが大きな夢に近づいていきます。

 

 「一年の計は元旦にあり」という言葉を知っていますか?物事を始めるには、最初にきちんとした計画を立てることが大切です、という意味です。そこで、目標を立て、ぴょんぴょんとうさぎのように成長するためのポイントを3つ教えます。

 

 1 自分に合った目標を立てる。高すぎる目標は達成できず諦めてしまうことになります。努力をすれば達成できる目標を考えましょう。

 2 諦めない。勝負に負けてもうまくいかなくても大丈夫。諦めなければ可能性が続きます。諦めたらそこで試合終了です。

 3 自分で自分をほめてあげよう。結果よりも努力したことが何よりも価値があります。努力したかどうかは自分が一番わかっています。人がほめてくれなくても自分で自分をほめてあげよう!

 

 この1年、皆さんがうさぎになって、ぴょんぴょんと成長してくれることを期待しています。

2学期 終業式

 長く楽しかった2学期が今日で終わります。突然ですが、今年1年の世の中を表す「今年の漢字」を知っていますか?今年の漢字は「戦」です。ウクライナという国で起きている戦いや、サッカーワールドカップでの日本代表の「挑戦」などが理由だそうです。

それでは、新郷南小の漢字1文字を考えるとしたら、皆さんは何だと思いますか?校長先生が考える漢字は「新」です。今年度は、昨年度と比べ、多くの行事などに取り組むことができました。3年ぶりに復活した「しんニャン祭り」、つらくてつらくて途中でやめたくなっても最後まで諦めずに走り切った「持久走大会」。3年ぶりに全員の心を一つにしての歌声が戻ってきた「音楽会」など、いろいろなことに一生懸命に取り組んできました。どの取組もこれまでのやり方に工夫を加え、「新しい」形で取り組むことができたからです。「ニュー新郷南小学校」のスタートの年だと考えています。

 さて、2学期のことを少し振り返ってみましょう。2学期の始業式の日に、私は皆さんにお話した「成長曲線」のことを覚えているでしょうか。勉強や運動など、努力をしても努力をしてもなかなか結果が出ないとき、つらくてつらくて、もう嫌になって諦めてしまいそうになったとき、この話を思い出してください。自分の可能性を信じて、がんばってください。という話をしました。

 自分自身の成長というものは、なかなか自分ではわかりづらいものです。しかし、皆さんは着実に成長しています。先ほど話した学校行事での頑張りはもちろんのこと、日頃の勉強、あいさつ、掃除、友達と仲良く過ごすこと、友達と仲直りすることなど、様々なことで大きく成長しています。そのことについては、後で担任の先生から通知票をもらって、自分の頑張ったことを振り返ってみてください。

 最後に、来年は何年か知っていますか。来年は「うさぎ年」です。皆さんが、うさぎのようにぴょんぴょんとさらに飛躍する成長の年になることを願っています。また3学期に、元気な皆さんに会えることを楽しみにしています。

12月 全校朝会

当たり前のことを当たり前に 

 先週行われた持久走大会では、体調不良の子を除きすべての参加者が完走することができました。開会式でも話したとおり、持久走は自分との闘いです。皆さんは、どんなに苦しくてもあきらめなかった。最後まで粘り強くやり通した。そんな皆さんの姿から、校長先生はたくさんの感動をもらいました。

「ブラボー、みんなブラボー、新郷南小学校ブラボー」

 さて、いよいよ12月に入り、2学期も残すところ、学校に来る日は今日を入れてあと14日間となりました。12月は、勉強も生活もまとめの月です。今日は生活のまとめについてお話をします。皆さんは、生活のまとめって何をすることだと思いますか?答えは最後に出てくるので、考えながら聞いてください。

  サッカーのワールドカップでは、日本代表が大活躍をしました。試合に勝ったり負けたりすることは、もちろん楽しみの一つですが、校長先生は、試合以外のところに注目しました。

  日本の選手は使用したロッカールームをきれいに整理し、日本人サポーターは試合後の観客席のゴミ拾いをしていたことが世界でも話題となっています。試合に勝って気分がいいときだけでなく、試合に負けて悔しい思いをしているときも、他の国同士の試合の後でも、いつでも同じように行動していたということが大切なポイントです。 

 あるサポーターは「私たちは日本人です。ゴミを残すことはしません。この場所にリスペクトを持っている。」と話したそうです。世界では、公共の場所を使ったあとに自分たちで掃除をすることはほとんど見られません。

 しかし、日本では、日頃から自分たちの使った場所は自分たちで掃除をすることが当たり前であり、使わせてもらうことへの「感謝」の形として心と体に染み込んでいます。当たり前のことを当たり前にしているだけなのです。

  新郷南小学校でも、掃除の時間に校舎を回っていると、皆さんが当たり前のように一生懸命掃除をしてくれています。だから、校舎がいつもきれいに保たれているのです。

 12月の生活のまとめの話に戻りますが、「生活のまとめ」の答えは「当たり前のことを当たり前に行う」ということです。掃除に限らず、挨拶や係の仕事、友達と仲良くすることなど、2学期を振り返ってみましょう。自分のやるべきことを自分でしっかり行うことの積み重ね(努力のつぼ)が最後に必ず自分自身の力となって返ってきます。

 あと14日間、勉強も生活もしっかりまとめを行い、気持ちよく年末を迎えられるよう、みんなでがんばっていきましょう!

 

11月 全校朝会

あいさつ力

  今日は「あいさつ力」についてのお話をします。学校の廊下で皆さんとすれ違う時、皆さんはとても気持ちのいい挨拶をしてくれます。校長先生はとてもうれしい気持ちになります。

  ここで、挨拶について考えてみましょう。挨拶は誰のためにしているのでしょうか?相手のためでしょうか?皆さんはどう思いますか?

 挨拶は、とても短い言葉で相手の気分を一瞬で幸せにできる「魔法のことば」でもあります。相手のためでもありますが、校長先生は、挨拶は自分のためになるものだと思っています。

  気持ちのいい挨拶は、相手だけでなく自分自身も気持ちがいいものです。挨拶をすることが身に付くと、自分自身に自信がもてるようになります。あなたの挨拶は、必ず誰かが見ていてくれて、気がついて、認めてくれます。そして、そんな気持ちのいいあなたには、自然と幸運が近づいてくるはずです。

  しかし、挨拶は急にはできないのです。いつでも、どこでも、誰とでも挨拶ができるようになるためには、努力が必要です。そうです。毎日コツコツ「努力のツボ」です。努力があふれ出したとき、いつでも、どこでも、誰とでも気持ちのいい挨拶ができる力が身に付くのです。この力を「あいさつ力」と呼びます。小学生時代に身に付けた「あいさつ力」は、必ず皆さんの一生の財産になると約束します。

  校長先生から皆さんに、1つだけお願いがあります。皆さんは、学校内でとても気持ちのいい挨拶ができています。 しかし、学校の外ではどうでしょうか?特に登下校のときに皆さんの安全を見守ってくれている地域の方に対して、気持ちのいい挨拶ができているでしょうか?

  皆さんの安全をいつも見守ってくれている方々は、このような服装で旗を持っています。いつも当たり前のように立ってくれているので、皆さんも当たり前と思っているかもしれませんが、地域の方々は、どんなに忙しい中でも皆さんの安全を思って、朝も帰りも立ってくれているのです。

  今日の帰り道、明日の朝の登校で、地域の方にあったときにこの話を思い出し、勇気を振り絞って行動してほしいと思います。きっとお互いにうれしい気持ちになれるはずです。

  最後に、元メジャーリーガーで国民栄誉賞を受賞した松井秀喜選手が座右の銘としていた有名な言葉を皆さんに贈ります。 

心が変われば 行動が変わる。

行動が変われば 習慣が変わる。

習慣が変われば 人格が変わる。

人格が変われば 運命が変わる。 

 心のもち方次第で行動は変わります。行動が変われば皆さんの運命も必ず変わります。

 

 

10月 全校朝会

読書のすすめ 

 朝晩の気温が涼しくなり、少しずつ秋を感じる時期になりました。秋は気候がよく何をするにも取り組みやすい季節です。皆さんは、秋といえば何を思い浮かべますか?例えば、「食欲の秋」、「スポーツの秋」、「読書の秋」などが思い浮かぶと思います。

 さて、今日はその中でも「読書の秋」についてお話をします。突然ですがここでクイズです。新郷南小学校の図書室には、約何冊の本があると思いますか?

 1   1000冊(千冊)

 2   5000冊(五千冊)

 3  10000冊(一万冊)

 正解は、「3」の10000冊です。

 

 続いて第2問。今年の4月から9月までで、皆さんが借りた本は約何冊あると思いますか?

 1  1000冊(千冊)

 2  5000冊(五千冊)

 3 10000冊(一万冊)

 正解は、「2」の5000冊です。平均すると、一人あたり約10冊の本を借りている計算になります。1か月の平均にすると、一人あたり2冊です。皆さんは、1か月に2冊という数が多いと感じますか?少ないと感じますか?多いと思う人?少ないと思う人?普通だと思う人?人によって普段読んでいる冊数が違うので、感じ方も違くなります。

 ここで、「1か月に何冊くらいの本を読みますか?」というアンケートについて、新郷南小学校のある学年の結果を見てください。一番多いのは「3~4冊」です。「5冊以上」の人がこんなにたくさんいるなんて校長先生びっくりしました。新郷南小の皆さんが本の楽しさに気が付いて、本に親しんでいることがよくわかりました。逆に「1冊も読まない」という人は、これまで楽しい本との出会いがなかったり、忙しすぎて読む時間がなかったりしているのだと思います。

 

そんな皆さんには、「本に親しむためのコツ」を3つ伝授します。

1 最初は短い本から

2 自分の好きな本を見つけ

3 毎日ちょっとずつ

ポイントは毎日ちょっとずつ続けることです。無理すると読書が嫌になります。

 

 本は、実際に見たり、聞いたり、経験することのできない世界に私たちを連れて行ってくれます。あなたの知らない世界へ、「新南みんなで読もう 15000さつ」。きっとできる!