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3学期始業式「当たり前の毎日に感謝」

 皆さん、おはようございます。約2週間の冬休みでしたが、元気に過ごすことができましたか?こうして皆さんが元気に学校に戻ってきて、今日の始業式を無事に迎えることができ、とてもうれしく思います。そんなことは、当たり前のことだと思っていますよね。 

  新しい年を迎えましたが、まずは悲しいお話からしたいと思います。皆さんもすでに知っているとおり、1月1日に石川県の能登半島で大きな地震が起きました。建物が崩れたくさんの人が下敷きになり、火災で町は焼け野原になり、津波で大切な家やものが全て流されてしまいました。今朝の新聞によると、これまでに168人の方が亡くなられ、いまだに323人の方が行方不明であると載っていました。合計で、約500人です。新郷南小の全員の人数とほぼ同じ人数です。 

 犠牲になられた方々へ、また行方不明の方々が一刻も早く見つかりますように、新郷南小学校からお祈りをしたいと思います。皆さん立ってください。「黙祷」と言ったら、手のひらを合わせ、目を閉じ、軽く頭を下げ、お祈りをしましょう。 

「黙祷」 

皆さんは、お正月に家族で食事をしましたか。今日は朝ごはんを食べてきましたか。友達と一緒に登校しましたか。家には家族がいますか。そんな当たり前のことが、当たり前にできるということが何より幸せなことだと、このお正月は考えされされました。 

 能登半島では今、当たり前のことが当たり前にできず、大人も子供もみんな大変な思いをしています。当たり前だと思っているすべてのことは、実は当たり前ではなく、自分の周りのたくさんの人のおかげで成り立っているのです。家族が家にいること、友達が一緒に遊んでくれること、学校で勉強や運動ができることは当たり前ではなく、とてもありがたいことなのです。当たり前だと思っているので、そのことがありがたいと思うこともないかもしれません。だからこそ、今年は当たり前の毎日に感謝する気持ち、自分の周りのすべての人に感謝の気持ちでこの1年を過ごしてほしいと思います。 

 3学期は1年間の中で最も短い学期ですが、今の学年をしっかりまとめ、次の学年につながるとても大切な学期です。勉強や運動、生活など、当たり前だと思ってなんとなく過ごしていたらあっという間に終わってしまいます。勉強や運動ができることはありがたいことだという気持ちを忘れずに、一日一日を精一杯、全力で過ごしてほしいと思います。

 さあ皆さん、3学期もがんばりましょう!