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校長あいさつ

5月朝礼

100%のあいさつ

  新しい学年に進級してから約1か月が経ちました。1年生は入学してから1か月が経ちましたが、新しいクラスや生活には慣れましたか。自分のペースであわてずゆっくりと慣れていきましょう。 

 さて、新しい生活を気持ちよく過ごすために、皆さんに大切にしてもらいたいことをお話します。それは、「あいさつ」です。理由はシンプルです。先生方も友達も、大人も子供も、さわやかなあいさつは、みんながとてもうれしい気持ちになるからです。

  この1か月間、皆さんは、とても気持ちのいいあいさつをたくさんしてくれました。ただの「おはようございます」「こんにちは」ではなく、「校長先生おはようございます」「〇〇先生こんにちは」と相手の名前を呼んで挨拶をしてくれる人がとても多くて、名前を呼ばれると、校長先生はとてもとてもうれしい気持ちになります。

  ここで皆さんに考えてもらいます。目を閉じてください。この1か月間を振り返り、自分のあいさつ力に点数を付けつけるとしたら、100点満点中、何点ぐらいか心の中で考えてみてください。

 目を開けてください。今、皆さんに点数を付けてもらいましたが、あいさつに点数を付けるのはあまりよくないですね。人それぞれの個性があるので、100点を目指すのではなく、100%のあいさつを目指してほしいのです。100%のあいさつとは、自分なりの精一杯の声を相手に届けることです。人と比べる必要はありません。

  ポイントは、少しの勇気です。あいさつをすることは、何となく恥ずかしいときがあるかもしれません。でも、勇気をもってあいさつができたなら、相手も自分も清々しい気持ちになり、あいさつしてよかったなと思えるはずです。

  先日、この4月に来たばかりの先生からこんなことを言われました。「新郷南小の子供たちはみんな素直で元気なあいさつができますね。15年間いろいろな学校で働いてきて、こんな気持ちのいい学校は初めてです。」最高の誉め言葉をいただき、校長先生はうれしくて泣いちゃいそうでした。

  皆さんなら、「100%のあいさつ」きっと続けられるはずです。これからも、学校の先生や友達だけでなく、家のお父さん、お母さんにも、地域のおじさん、おばさんにも、皆さんのあいさつで、たくさんの人に元気を与えてください。

令和5年度 第1学期始業式

 本日、令和5年度がスタートしました。新1年生78名を迎え、全校児童509名、20学級でのスタートです。

  いよいよ新しい年のスタートですね。皆さんも今日から始まる新しい学年のスタートにワクワク、ドキドキ、そしてやる気に満ち溢れていると思います。そこで、今年の新郷南小の合言葉を発表します。それは、「たくさん失敗しよう!」です。「えっ、校長先生、なんで失敗なの?」と思うかもしれませんね。皆さんは、いつも失敗しないように、失敗しないように一生懸命がんばっているのですから、当たり前ですよね。

  校長先生が言っているのは、「わざと失敗しよう」という意味ではありません。たくさんのことにチャレンジして、一生懸命に考えて、たくさん悩んで、その結果「たくさん失敗する」ことに意味があるということです。

  例えば、授業中は、たくさん悩んでほしいのです。困ってほしいのです。友達とたくさん話し合ってほしいのです。「あーでもない、こーでもない」と何度失敗しても繰り返しがんばろうとすることに価値があるのです。繰り返し努力することの大切さは、昨年度何度もお話した「努力のつぼ」を思い出してください。このことは今年もこれからの人生においてもずっと変わりありません。

  話を授業中の話に戻します。正しい答えや、すばらしい結果をすぐに出す必要はありません。だって皆さんは、わからないことを考えたり、できないことをできるようにしたりするために学校にきているのですから。だから、間違えることも失敗することも何も恥ずかしいことではありません。

  逆に、失敗を恐れて何もチャレンジしないのは少し寂しいことですね。チャレンジがなければ確かに失敗もしなくてすむかもしれませんが、皆さんの成長にはつながりません。たくさん失敗するためには、たくさんチャレンジすることが必要なのです。

  今年1年、勉強や運動など、様々なことにチャレンジし、たくさん失敗しましょう!みなさんの積極的な失敗を楽しみにしています。

令和4年度 修了式

 今日は、3年ぶりにこの体育館に全校児童が集まっての修了式となります。コロナ前までは当たり前の光景でしたが、何だかとても新鮮な気持ちがしませんか。1年生から3年生までの皆さんは、初めてのことだと思います。私は、全校児童がこうして集まり、皆さんと顔と顔を合わせて話ができることが、とってもうれしいです。

 修了式の話をする前に、昨日のことをお話します。昨日、学校全体で、来年度のために机・椅子の大移動をしました。全校の皆さんも協力してくれましたが、特に4年生と5年生は、校舎の1階から4階まで何度も何度も往復し、汗びっしょりになって、一生懸命自分の役割を果たしてくれました。その姿からは、学校や人の役に立つことに誇りや喜びを感じ、これから学校の中心となってがんばろうという頼もしさを感じました。皆さん、ありがとう!

 さて、ここから、修了式のお話をします。本日をもって、令和4年度のすべての学習を終了します。今日は、皆さんが1年間の学校生活を振り返る大切な節目の日です。振り返るということは、「これまでの自分」と「これからの自分」について、しっかりと考えることです。今日は、「これまでの自分」と「これからの自分」の2つの話をします。 

 最初に、これまでの自分についてです。全員目を閉じてください。今年1年間を頭のなかで振り返ってみます。自分自身がどんなことにがんばれたか想像してみてください。ここで大切なのは、できたかできなかったかという結果ではなく、何に努力できたかということを思い浮かべてください。 

 まず、勉強について、努力したことは何ですか? 

 次に、生活について、努力したことは何ですか? 

 目を開けてください。今皆さんは1年間の振り返りをしました。がんばれたこともがんばれなかったこともあったと思います。今年度がんばれたことは、これからも続けてがんばりましょう。今年度がんばれなかったことは、次の学年でまたがんばればいいのです。 

 次に、これからの自分についてです。

 卒業式の2日前、ある6年生からお手紙をいただきました。その一つにこんなことが書いてありましたので、皆さんに紹介したいと思います。私は、この手紙を読んで、とてもうれしい気持ちになりました。私が昨年の4月から朝会などで話していた「努力のつぼ」のことを覚えてくれていて、がんばってくれたことが何よりもうれしかったです。この手紙をくれた卒業生は、自分の夢に向かってこれからも努力をしていきたいと話してくれました。

  皆さん、もう一度目を閉じてください。来年度の自分について想像してみましょう

  ・次の学年に進級したら、どんなことを努力したいですか?

  皆さんが次の学年に進級してからもいろいろなことに挑戦し、これまでと同じように、これまで以上に努力を続けてほしいと思います。努力は決してうらぎりません。

  それでは、4月10日の始業式、皆さんと元気に会えることを楽しみにしています。

3月 全校朝会

 今年度もいよいよあと数日で終わります。皆さんはこの1年間を振り返ってみて、どんな1年間でしたか?心も体も大きく成長した1年間であったと思います。 

さて、皆さんはたくさんの人に支えられて、大きく成長することができましたが、「ありがとう」という感謝の気持ちを伝えられていますか?または、誰かに伝えたいけれどなかなか伝えられていないということはありませんか?今日は「感謝」についてのお話をします。 

 ここでクイズです。「感謝」の反対語は何だと思いますか?答えは、「当たり前」です。「当たり前」だと思うことには、「感謝」の気持ちが生まれにくいものです。「感謝」というと、特別なことを思い浮かべるかもしれませんが、実は「当たり前」のことが当たり前にできることはとても幸せなことで、そのことに気づいて、感謝できる人になれたらいいなあと思います。 

 それでは、皆さんの生活の中で「当たり前」だと思うことにはどんなことがありますか?(少し考える)

  ・毎日ご飯を食べたり

  ・学校で勉強したり

  ・友達と遊んだり 

 など、様々な当たり前がありますね。これらのことは、当たり前すぎて毎日感謝の言葉を伝えることは難しいかもしれません。だからこそ、この3月は、これまでなかなか言い出せなかった「感謝」の気持ちを伝えるのにとてもいいタイミングと言えます。これまでお世話になった相手に「ありがとう」の言葉を声に出して伝えられたら、きっとお互いによりよい関係になること間違いなしです。 

 校長先生も、この場を借りて皆さんに感謝の気持ちを伝えたいと思います。毎日当たり前のように学校に登校してくれてありがとう。一生懸命勉強や運動に取り組んでくれてありがとう。友達と仲良く遊んでくれてありがとう!皆さんの笑顔が校長先生にとっては一番の喜びです。 

 そして、最後に、毎日朝早くから夜遅くまで、当たり前のように一生懸命仕事をしてくれている先生方、心の底から「ありがとう」。

2月 全校朝会

 早いものでもう2月に入り、今年度も残り約2か月となりました。学校に来て、今の仲間と一緒に学ぶ日数はあと何日あると思いますか。今日を入れてあと32日です。6年生は30日です。そう考えると、残された日数はとても少なく、一日一日を大切に過ごさないといけないなあと感じませんか。 

 さて、校長先生は、先週5年生と6年生と一緒に社会科見学に行ってきました。5年生と6年生ともに、ルールとマナーが大変立派でした。新郷南小学校の高学年として、最高学年として、胸を張って見てもらえる、かっこいい姿でした。 

 今日は、その「ルール」と「マナー」についてお話します。そもそもルールとマナーの違いは何だと思いますか?皆さんに10秒考えてみてください。 

 ルールとは、学校生活や集団生活を、一人ひとりが安心・安全な生活を送るための「約束」です。もし一人ひとりが約束を守らず、自分勝手な行動をしていたら、学校も社会も大変なことになってしまいます。 

 マナーとは、学校生活や集団生活を、心豊かに過ごすための「人への思いやり」のことです。ルールと違うのは、人から決められてやるものではなく、人と人が気持ちよく過ごすために自分からやった方がいいものです。もし挨拶やお礼を一切しなかったり、挨拶をされても返事をしなかったりしたら、毎日とても嫌な気持ちになってしまいますね。校長先生は、このマナー(思いやりの心)がとても大切だと考えています。 

 皆さんは、小学校時代にルールやマナーを学び、思いやりの心を育てているところです。その心が行動となり、毎日の行動の積み重ねが一人ひとりの「人格」を作り上げていきます。 

 6年生はもうすぐ卒業です。1年生から5年生は進級します。これからさらにたくさんの人との出会いが待っています。人と人とをつなぐマナーについて、皆さん、心の中で振り返ってみましょう。今から5つの質問をします。全てできている人はマナー名人です。もしできていないことがあったとしても、気持ちがあれば必ずできるようになります。

1 家族に「おはよう」「こんにちは」「ありがとう」が言えている。

2 友達に「おはよう」「こんにちは」「ありがとう」が言えている。

3 先生に「おはよう」「こんにちは」「ありがとう」が言えている。

4 地域の方に「おはよう」「こんにちは」など気持ちのいい挨拶ができる。

5 挨拶やお礼を言われたら、誰に対しても返事ができる。 

 皆さんの行動は心の表れです。心は行動に移さなければ人に伝わりません。その心は、自分自身ばかりではなく、たくさんの大切な人々を幸せに導いてくれることでしょう。3学期の残された日数はとても少ないですが、一人ひとりが心と心を通わせ、一日一日を大切に過ごしてほしいと願っています。