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校長あいさつ

3学期 始業式

 新年あけましておめでとうございます。約2週間の冬休みでしたが、楽しく過ごすことができたでしょうか?校長先生が何よりもうれしいことは、こうして皆さんが元気に学校に戻ってきてくれて、今日の始業式を無事に迎えることができたことです。当たり前のことだと思いますが、当たり前のことが当たり前にできることが何より幸せなことなのです。

 

 さて、新しい年を迎えました。今年は何年ですか?そうです、うさぎ年ですね。うさぎは、ぴょんぴょんと跳ねることから、「飛躍の年」「成長の年」とも呼ばれています。皆さんは昨年もたくさん成長しましたが、今年もさらに成長できるようがんばってください。そのために、今日は「夢」のお話をします。

 

 突然ですが、皆さんは「夢」をもっていますか?夢というと、将来の仕事のイメージを思い浮かべる人が多いでしょう。小学生を対象にした「大人になったらなりたいもの」最新の調査では、次のような結果が出ています。

<男子>1位 会社員  2位 You Tuber  3位 サッカー選手

<女子>1位 パティシエ  2位 看護師  3位 幼稚園・保育園の先生

 

 夢というと遠い感じがしますが、「夢」は「目標」と同じと考えるとわかりやすいかもしれませんね。夢を叶えるためには、小さな目標をいくつもいくつも達成することが大切で、その積み重ねが大きな夢に近づいていきます。

 

 「一年の計は元旦にあり」という言葉を知っていますか?物事を始めるには、最初にきちんとした計画を立てることが大切です、という意味です。そこで、目標を立て、ぴょんぴょんとうさぎのように成長するためのポイントを3つ教えます。

 

 1 自分に合った目標を立てる。高すぎる目標は達成できず諦めてしまうことになります。努力をすれば達成できる目標を考えましょう。

 2 諦めない。勝負に負けてもうまくいかなくても大丈夫。諦めなければ可能性が続きます。諦めたらそこで試合終了です。

 3 自分で自分をほめてあげよう。結果よりも努力したことが何よりも価値があります。努力したかどうかは自分が一番わかっています。人がほめてくれなくても自分で自分をほめてあげよう!

 

 この1年、皆さんがうさぎになって、ぴょんぴょんと成長してくれることを期待しています。

2学期 終業式

 長く楽しかった2学期が今日で終わります。突然ですが、今年1年の世の中を表す「今年の漢字」を知っていますか?今年の漢字は「戦」です。ウクライナという国で起きている戦いや、サッカーワールドカップでの日本代表の「挑戦」などが理由だそうです。

それでは、新郷南小の漢字1文字を考えるとしたら、皆さんは何だと思いますか?校長先生が考える漢字は「新」です。今年度は、昨年度と比べ、多くの行事などに取り組むことができました。3年ぶりに復活した「しんニャン祭り」、つらくてつらくて途中でやめたくなっても最後まで諦めずに走り切った「持久走大会」。3年ぶりに全員の心を一つにしての歌声が戻ってきた「音楽会」など、いろいろなことに一生懸命に取り組んできました。どの取組もこれまでのやり方に工夫を加え、「新しい」形で取り組むことができたからです。「ニュー新郷南小学校」のスタートの年だと考えています。

 さて、2学期のことを少し振り返ってみましょう。2学期の始業式の日に、私は皆さんにお話した「成長曲線」のことを覚えているでしょうか。勉強や運動など、努力をしても努力をしてもなかなか結果が出ないとき、つらくてつらくて、もう嫌になって諦めてしまいそうになったとき、この話を思い出してください。自分の可能性を信じて、がんばってください。という話をしました。

 自分自身の成長というものは、なかなか自分ではわかりづらいものです。しかし、皆さんは着実に成長しています。先ほど話した学校行事での頑張りはもちろんのこと、日頃の勉強、あいさつ、掃除、友達と仲良く過ごすこと、友達と仲直りすることなど、様々なことで大きく成長しています。そのことについては、後で担任の先生から通知票をもらって、自分の頑張ったことを振り返ってみてください。

 最後に、来年は何年か知っていますか。来年は「うさぎ年」です。皆さんが、うさぎのようにぴょんぴょんとさらに飛躍する成長の年になることを願っています。また3学期に、元気な皆さんに会えることを楽しみにしています。

12月 全校朝会

当たり前のことを当たり前に 

 先週行われた持久走大会では、体調不良の子を除きすべての参加者が完走することができました。開会式でも話したとおり、持久走は自分との闘いです。皆さんは、どんなに苦しくてもあきらめなかった。最後まで粘り強くやり通した。そんな皆さんの姿から、校長先生はたくさんの感動をもらいました。

「ブラボー、みんなブラボー、新郷南小学校ブラボー」

 さて、いよいよ12月に入り、2学期も残すところ、学校に来る日は今日を入れてあと14日間となりました。12月は、勉強も生活もまとめの月です。今日は生活のまとめについてお話をします。皆さんは、生活のまとめって何をすることだと思いますか?答えは最後に出てくるので、考えながら聞いてください。

  サッカーのワールドカップでは、日本代表が大活躍をしました。試合に勝ったり負けたりすることは、もちろん楽しみの一つですが、校長先生は、試合以外のところに注目しました。

  日本の選手は使用したロッカールームをきれいに整理し、日本人サポーターは試合後の観客席のゴミ拾いをしていたことが世界でも話題となっています。試合に勝って気分がいいときだけでなく、試合に負けて悔しい思いをしているときも、他の国同士の試合の後でも、いつでも同じように行動していたということが大切なポイントです。 

 あるサポーターは「私たちは日本人です。ゴミを残すことはしません。この場所にリスペクトを持っている。」と話したそうです。世界では、公共の場所を使ったあとに自分たちで掃除をすることはほとんど見られません。

 しかし、日本では、日頃から自分たちの使った場所は自分たちで掃除をすることが当たり前であり、使わせてもらうことへの「感謝」の形として心と体に染み込んでいます。当たり前のことを当たり前にしているだけなのです。

  新郷南小学校でも、掃除の時間に校舎を回っていると、皆さんが当たり前のように一生懸命掃除をしてくれています。だから、校舎がいつもきれいに保たれているのです。

 12月の生活のまとめの話に戻りますが、「生活のまとめ」の答えは「当たり前のことを当たり前に行う」ということです。掃除に限らず、挨拶や係の仕事、友達と仲良くすることなど、2学期を振り返ってみましょう。自分のやるべきことを自分でしっかり行うことの積み重ね(努力のつぼ)が最後に必ず自分自身の力となって返ってきます。

 あと14日間、勉強も生活もしっかりまとめを行い、気持ちよく年末を迎えられるよう、みんなでがんばっていきましょう!

 

11月 全校朝会

あいさつ力

  今日は「あいさつ力」についてのお話をします。学校の廊下で皆さんとすれ違う時、皆さんはとても気持ちのいい挨拶をしてくれます。校長先生はとてもうれしい気持ちになります。

  ここで、挨拶について考えてみましょう。挨拶は誰のためにしているのでしょうか?相手のためでしょうか?皆さんはどう思いますか?

 挨拶は、とても短い言葉で相手の気分を一瞬で幸せにできる「魔法のことば」でもあります。相手のためでもありますが、校長先生は、挨拶は自分のためになるものだと思っています。

  気持ちのいい挨拶は、相手だけでなく自分自身も気持ちがいいものです。挨拶をすることが身に付くと、自分自身に自信がもてるようになります。あなたの挨拶は、必ず誰かが見ていてくれて、気がついて、認めてくれます。そして、そんな気持ちのいいあなたには、自然と幸運が近づいてくるはずです。

  しかし、挨拶は急にはできないのです。いつでも、どこでも、誰とでも挨拶ができるようになるためには、努力が必要です。そうです。毎日コツコツ「努力のツボ」です。努力があふれ出したとき、いつでも、どこでも、誰とでも気持ちのいい挨拶ができる力が身に付くのです。この力を「あいさつ力」と呼びます。小学生時代に身に付けた「あいさつ力」は、必ず皆さんの一生の財産になると約束します。

  校長先生から皆さんに、1つだけお願いがあります。皆さんは、学校内でとても気持ちのいい挨拶ができています。 しかし、学校の外ではどうでしょうか?特に登下校のときに皆さんの安全を見守ってくれている地域の方に対して、気持ちのいい挨拶ができているでしょうか?

  皆さんの安全をいつも見守ってくれている方々は、このような服装で旗を持っています。いつも当たり前のように立ってくれているので、皆さんも当たり前と思っているかもしれませんが、地域の方々は、どんなに忙しい中でも皆さんの安全を思って、朝も帰りも立ってくれているのです。

  今日の帰り道、明日の朝の登校で、地域の方にあったときにこの話を思い出し、勇気を振り絞って行動してほしいと思います。きっとお互いにうれしい気持ちになれるはずです。

  最後に、元メジャーリーガーで国民栄誉賞を受賞した松井秀喜選手が座右の銘としていた有名な言葉を皆さんに贈ります。 

心が変われば 行動が変わる。

行動が変われば 習慣が変わる。

習慣が変われば 人格が変わる。

人格が変われば 運命が変わる。 

 心のもち方次第で行動は変わります。行動が変われば皆さんの運命も必ず変わります。

 

 

10月 全校朝会

読書のすすめ 

 朝晩の気温が涼しくなり、少しずつ秋を感じる時期になりました。秋は気候がよく何をするにも取り組みやすい季節です。皆さんは、秋といえば何を思い浮かべますか?例えば、「食欲の秋」、「スポーツの秋」、「読書の秋」などが思い浮かぶと思います。

 さて、今日はその中でも「読書の秋」についてお話をします。突然ですがここでクイズです。新郷南小学校の図書室には、約何冊の本があると思いますか?

 1   1000冊(千冊)

 2   5000冊(五千冊)

 3  10000冊(一万冊)

 正解は、「3」の10000冊です。

 

 続いて第2問。今年の4月から9月までで、皆さんが借りた本は約何冊あると思いますか?

 1  1000冊(千冊)

 2  5000冊(五千冊)

 3 10000冊(一万冊)

 正解は、「2」の5000冊です。平均すると、一人あたり約10冊の本を借りている計算になります。1か月の平均にすると、一人あたり2冊です。皆さんは、1か月に2冊という数が多いと感じますか?少ないと感じますか?多いと思う人?少ないと思う人?普通だと思う人?人によって普段読んでいる冊数が違うので、感じ方も違くなります。

 ここで、「1か月に何冊くらいの本を読みますか?」というアンケートについて、新郷南小学校のある学年の結果を見てください。一番多いのは「3~4冊」です。「5冊以上」の人がこんなにたくさんいるなんて校長先生びっくりしました。新郷南小の皆さんが本の楽しさに気が付いて、本に親しんでいることがよくわかりました。逆に「1冊も読まない」という人は、これまで楽しい本との出会いがなかったり、忙しすぎて読む時間がなかったりしているのだと思います。

 

そんな皆さんには、「本に親しむためのコツ」を3つ伝授します。

1 最初は短い本から

2 自分の好きな本を見つけ

3 毎日ちょっとずつ

ポイントは毎日ちょっとずつ続けることです。無理すると読書が嫌になります。

 

 本は、実際に見たり、聞いたり、経験することのできない世界に私たちを連れて行ってくれます。あなたの知らない世界へ、「新南みんなで読もう 15000さつ」。きっとできる!