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校長あいさつ

令和4年 新年の御挨拶

 新年あけましておめでとうございます。

 昨年中は感染症対策を行いながらも、様々な取組を保護者・地域の皆様の御支援をいただきながら進めることができました。今年がどのような年になるのか不安は拭えませんが、笑顔で新年をスタートさせてまいります。

 昨年の12月4日に開校50周年記念式典を無事に挙行することができ、大きな節目となりました。誠にありがとうございました。

 本校のスローガンは「夢をはぐくみ学びを拡げ未来にはばたく南っ子」です。新郷地区で育ち、新郷南小で学び、やがて社会で大きく羽ばたく児童の育成に向けて、保護者・地域の皆様と共に歩んでまいりたいと願っています。

 本年も引き続き御支援賜りますようお願い申し上げます。

令和3年度 第2学期終業式 校長式辞

 長く楽しかった2学期が今日で終わります。緊急事態宣言の中でスタートしましたが、感染者が減ったため、多くの行事などに取り組むことができました。毎日の学習に加えて、運動会、音楽会、校外学習などいろいろなことに挑戦をすることができました。

 2学期の始業式の日に、私は皆さんに努力し続けることについて話をしました。覚えているでしょうか。「できない」とあきらめてしまったらゲーム終了です。しかし、努力し続けているかぎりゲームは続いています。あきらめずに努力し続ける力を身につけようといいました。そして、今年の新郷南小のスローガンは「100点を目指すのではなく、自分の可能性を信じて100%の努力をする」ですという話をしました。皆さんは、この2学期100%の努力ができたでしょうか。あきらめずに最後まで努力し続けることができたでしょうか。振り返ってみましょう。

 今年は丑年でした。丑年は一歩一歩着実に物事を進めることが大切な年であり、エネルギーを蓄える時期であるとわれています。この一年間の取組の中で、たくさんの力を蓄えることができたことでしょう。

 来年は何年か知っていますか。来年はどんな年にしたいか、この冬休みに考えてみましょう。そして、一年の計は元旦にありといいますが、今年の目標を考えてみましょう。

 年末、年始はいろいろなところに出かけたり、多くの人に合ったりすることでしょう。感染症対策や交通安全対策などをして、3学期に元気に会えることを楽しみにしています。

令和3年度 12月朝会 校長講話

 命を大切にすること

 先週の土曜日に開校50周年記念式典を行いました。5、6年生には本校代表として式に参列してもらいました。川口市長様をはじめ多くの皆様にお祝いをしていただきました。これからも、さらに歴史と伝統を積み重ね、みんなの心のふるさとのように感じられる学校にしていきましょう。

 先日、中学生が同級生に刺されて死亡するという痛ましい事件が発生しました。まだ事件に関するすべてが明らかになってはいませんが、なんとも悲しい事件です。そして、二度と起こってはいけないことだと強く感じています。

 この事件を受けて、児童の皆さんに伝えたいことを3つ話します。

 一つ目に「命を大切にする」ということです。自分の命は大切です。同じくらいに他人の命も大切なのです。人は命の限りに生きる権利をもっています。その権利を奪うことは誰にもできないのです。

 二つ目に「考える」ということです。人は人との関わりなくして生活することはできません。そうすれば、うまくいかないことは少なからず起きるものなのです。皆さんの身近なことでいえば、友達とけんかをしてしまったり、つい傷つくことを言ってしまったりというようなことです。そういったことを少なくする努力は必要ですが、同じくらいに、そうなったときにどうすればよいかを考えることが大切なのです。最もいけないのは、感情にまかせて暴力をふるうことです。「考える」のです。どうすれば上手に解決できるかを考えるのです。

 三つ目に「相談する」ということです。自分だけでは解決できないことも少なくないのが現実です。そのようなときは「相談すればよい」のです。友達に相談するのもよいでしょう。お家の人でも、もちろん先生たちに相談してくれたらうれしいです。人は人と力を合わせて生活していくものなのです。相談するということは力を合わせる第一歩です。

 自分を大切にし、同じくらいに相手も大切にできる人に成長してくれることを心から願っています。

令和3年度 11月朝会 校長講話

 本が身近にある生活を

  10月27日から11月9日までの2週間は「読書週間」です。たくさん読書を楽しみましょう。

 児童の皆さんはどのような読書の楽しみ方をしているでしょうか。学校の図書室では、様々な本の紹介をしています。今、図書室前の廊下には「SDGsコーナー」や「教科書で紹介されている本のコーナー」があります。新しい本との出会いがあるかもしれません。ぜひ立ち寄ってみましょう。

 今日は「いろいろな本に出合おう」」という話をします。本といっても色々な本があります。漫画本、絵本、物語、伝記、小説、図鑑、百科事典、辞書など、まだまだいろいろな種類がありそうです。普段何気なく読書をしていると、いつも同じような本を読んでいるということはないでしょうか。好きな作家や好きな種類の本を積極的に読むことは良いことですが、「読書週間」などの機会に、いつもはあまり読まない本との出合ってみることをお勧めします。新しい読書の楽しみ方が見つかったり、今まで気づかなかったけれども、自分はこんなことに興味があったなどという発見があったりすることでしょう。ぜひ、図書室で新たな出会いを見つけてください。

 もう一つ「いつもそばに本がある暮らし」をしてほしいと願っています。私のカバンの中にはいつも本が入っています。ちょっとした時間にすぐに本が手に取れるようにしているのです。うまくいかないことがあって気分が沈んでいるとき、疲れて頭がボーっとしているときなどに本を手に取ると、上手に気持ちが切り換えられたり、元気をもらったりします。ぜひ、そばに本がある生活を送ってほしいと願っています。たくさんの本と出会い、世界を広げて、充実した日々を送ることを期待して話を終わります。

令和3年度 10月朝会 校長講話

自分で学びとる姿を

 緊急事態宣言が解除されました。10月からはいつもの学校生活に少しずつ戻していきましょう。しかし、感染症対策は引き続きしっかりやることは忘れてはいけません。特に、マスクの着用は守りましょう。

 先月は、午前授業で午後はオンラインでの授業でした。どの学級、学年も集中して学習していました。初めは、はじめてのオンライン授業でドキドキしている様子が見えましたが、すぐに慣れて、しっかり学習に取組めていたので安心しました。

 皆さんのオンライン学習の様子を見て気づいたことがあります。それは、普段の授業に比べて、より積極的に参加しているようであるということです。友達と相談したり、先生に直接質問したりすることはできません。しかし、一人一人がとても集中しやすいようでした。また、周りの視線を気にしなしで、いつもよりたくさん発表をすることが出え来た人が多かったようです。これはとても大きな発見でした。これから、普通の授業にもどりますが、オンライン授業のときのようにたくさん発表して、楽しく学習していきましょう。

 これからの勉強の仕方で大切なことを2つお話しします。一つは、自分で自分に合った学習の内容を見つけていくことです。自分の苦手なことや、より詳しく調べたいことなどをみつけることです。二つ目は、自分に合ったやり方で学習することです。タブレットを上手に活用することもとても良い学習の仕方です。

 勉強は教わるものではなく、自分から学び取るものです。これからはそういう時代なのです。皆さんの100%のパワーで勉強に取り組む姿を期待します。

 

令和3年度 第2学期始業式 校長式辞

 夏休みは楽しめましたか。新型コロナウイルスが爆発的に感染拡大したため、緊急事態宣言の中での夏休みでした。なかなか遠くに出かけることは難しい状況ですが、貴重な体験がたくさんできたのではないでしょか。

 さて、今日から2学期をスタートしますが、厳重な感染症対策を行わなければなりません。皆さんもご存知のように、今流行しているデルタ株は、大変感染力が強いといわれています。これまでも感染症対策を行ってきましたが、今日からの2学期はさらに強い気持ちで対策をしていかなければなりません。その為に、明日から10日までの間は午後の授業はオンラインで行うことにしました。お家でタブレットを使って勉強をします。初めてのことなので少しドキドキしますが、先生にやり方をしっかり教わって、楽しく勉強ができるようにしましょう。

 話は大きく変わりますが、皆さんはオリンピックやパラリンピックをテレビで見ましたか。日本選手の素晴らしい活躍に興奮しました。みなさんはどの競技に興奮しましたか。私は、自分を信じて努力を重ね、力を発揮する選手の姿は輝いていました。こうした選手たちの活躍をみて、「できないこと」はないのだと改めて考えました。「できない」と言ってしまえばゲーム終了です。できないのではなく、今はまだ「苦手」なだけだと考えれば、ゲームは続いています。可能性は残っています。努力し続ければ、自分に合ったやり方が見つかり、苦手を克服する日が来るかもしれません。何事も「できない」とあきらめずに、努力する力、努力し続ける力を身につけていきましょう。

 今年の本校のスローガンは「100点を目指すのではなく、自分の可能性を信じて100%の努力をする」です。この2学期、新郷南小学校の皆さんが何事にも「100%努力する」姿を期待して、話を終わります。

令和3年度 第1学期終業式 校長式辞

 1学期の終業式を迎えました。1学期のほとんどの期間が「まん延防止等重点措置」の中でした。感染症対策をしながらでしたが、充実した1学期になりました。

 明日から夏休みです。感染症対策の為、多くの体験をすることが難しい状況ではありますが、その中でも充実した、貴重な経験を数多くできる休みにしてほしいと願っています。気を付けなければならないことを、これからお話ししますから、しっかり聞きましょう。

1 感染症対策の徹底を

 まん延防止等重点措置期間が8月22日まで延長されました。変異株が流行するなど、油断できない状況が続いています。基本的な感染症対策の徹底とともに、不要不急の外出の自粛など、感染症対策を行いましょう。

2 交通事故の防止を

 先日、小学生5人が巻き込まれる交通事故がありました。一瞬の出来事で命を失うこともあります。交通事故には細心の注意をしましょう。また、自転車に乗る場合は、事故を起こさないように気を付けましょう。

3 熱中症対策を

 暑さは、時に危険を及ぼすことになります。熱中症対策をしっかり行いましょう。「熱中症警戒アラート」や「暑さ指数」等を参考にして、しっかりとした対策を行いましょう。

4 不審者に注意を

 いつどのような事件に巻き込まれるかわからないという危機感をもつことが大切です。被害にあわないように、自分の身を守りましょう。

5 困ったときは相談を

 夏休み中でも、何か心配なことがあったら学校に相談しましょう。閉庁日を除き、学校には必ずだれかがいますから、いつでも相談して大丈夫です。

 長い夏休みを有効に過ごし、様々な経験ができることを期待しています。2学期に全員の元気な笑顔に会えることを楽しみにしています。

令和3年 7月朝会 校長講話

勉強を得意になろう

  1学期の残りは10日になりました。1学期の初めに考えた目標は達成できたでしょうか。まだ達成できていないことがあったら、残りの10日ありますから、最後まで粘り強く取り組みましょう。

  さて、皆さんは勉強が得意ですか。勉強は好きですか。今日は勉強が得意になるためには、どんなことが大切なのかを考えてみます。

 漢字を覚えたり、計算が早く正しくできるようになったりすることはとても大切なことです。そういう力を身に着けるためには、一生懸命勉強することが必要です。つまり、勉強が得意になるためには、一生懸命に勉強する力が必要なのです。

 一生懸命に勉強する力とはどんな力なのかをお話ししますから、自分はできるかどうか考えてみましょう。

① 自分の気持ちを我慢する力

② 粘り強く取り組む力

③ 友達の気持ちを感じる力

④ 勉強の計画を立てる力

⑤ 友達と相談しながら勉強する力

⑥ わかったことを文章にまとめる力

 もうすぐ夏休みになります。夏休みの課題に取り組むときには、今お話ししたことに気を付けて取り組んでいきましょう。そうすることで、勉強が得意になるはずです。

 わかること、できることをたくさん味わうことができると、学校がもっと楽しくなります。皆さんの頑張りに期待していいます。

令和3年度 プール開き

 今日は待ちに待ったプール開きです。

 昨年はコロナウイルスの感染状況により、プールを使っての学習ができませんでした。今年は、感染諸対策を万全にしながら実施することになりました。安全で楽しいプールでの学習にしましょう。

 プールでの学習は、低学年では「水遊び」中高学年では「水泳運動」といいます。「水遊び」では「水の中を歩いたり、もぐったり、浮いたりする」ことを学習します。「水泳運動」では、中学年では「浮いて進むことや、もぐったり浮いたりする運動」を学習します。高学年では「クロールや平泳ぎ、安全な運動」について学びます。

 楽しい学習にするために大切なことをお話します。

① 水と仲良くなること。

 水が顔にかかることが怖い人もいることでしょう。私も小学校低学年の時は、水が大嫌いでした。私は、お風呂のシャンプーで特訓しました。水が顔にかかっても、口を開けたり、目を開けていられたりするようになるとよいですね。高学年の人は、水の中で力を抜くことができると、きれいな泳ぎができそうです。

② 息をすること。

 私たちは魚ではありませんから、水の中では息ができません。だから、どうやって息をすればよいかを学ぶことがとても大切です。学年に応じて息の仕方のポイントがあります。先生からしっかり教わりましょう。

③ めあてをもつこと。

 どんな学習でもいえることです。めあてをもって、めあてに向かって努力をすることが大切です。今年は、多くの回数プールに入ることはできませんが、めあてに向かってしっかり取り組みましょう。

 最後に、安全に学習することは最も大切なことです。先生の話をしっかりと聞き、理解をし、ルールとマナーをも守って、充実した学習になることを期待します。

令和3年 6月朝会 校長講話

  開校記念日に思いを寄せて

 「まん延防止等重点措置」の期間が6月20日まで延長になりました。感染者数は減少傾向にあるようですが、変異株の感染がさらに広がることをとても心配しています。これまでと同様に手洗い、うがい、消毒などの感染症対策をしっかり行いましょう。

 6月にはプールでの学習を開始する予定です。今年は、感染症対策のために、例年とは違った特別なやり方で学習を行うことを考えています。学習の約束をしっかり守って、安全で楽しい学習にしましょう。

 さて、今月の12日に学校公開を予定していました。この日は、新郷南小学校の開校記念日です。この記念日に、家庭・地域の皆さんと一緒に記念撮影をすることを計画していました。しかし、まん延防止等重点措置が延長されたことから、学校公開を中止し、土曜授業として実施することにしました。記念撮影も児童の皆さんと教職員、3月に卒業した卒業生だけで行うことにしました。とても残念です。

 校長室には昔の書類が大切に保管されています。その中に、学校ができたときの資料を集めたスクラップブックがあります。当時の学校だよりや児童の作文、写真などがたくさん残っています。新郷南小が誕生したとき、まだ校舎は作っている途中でした。完成したのは9月13日だったと記録があります。皆さんが今生活している教室です。完成から51年目の校舎です。完成当時のある児童の作文をみつけました。「この新校舎を、いつまでも、きれいにしておくにはみんなの協力がいる。新校舎が立派でもみんなが勉強をしなければ駄目だ。よその学校に負けてはいられない。さあ!みなさん ガンバロウ。」

 これまでに、5174名の先輩達が卒業していきました。5000人を超える人がこの校舎で勉強をし、給食を食べ、掃除をし、校庭や体育館で運動したり遊んだりしてきました。そして、これから先も多くの児童が、皆さんと同じようにこの学校で過ごしていきます。校舎を大事にしましょう。日々の学びを大切にしましょう。友達と過ごす時間を宝物にしていきましょう。